新型コロナの感染防止の為、社会的距離を保って訪ねてます
夏にご案内した八ッ場ダムを始め、群馬県北西部の吾妻川やその支流にゃダム湖が多く在りますが・・中之条町から四万(しま)川沿いに奥へと進むと、丸いアーチ構造が可愛らしい中之条ダムが
冬の寒さが近付いてる北国から南下して来そうな新型コロナ第八波を心配しつつ、拙宅の在る都内やその近県をアチコチ動き回ってる私メです。北の大地じゃそろそろ雪が降るかも知れぬとか。
北日本や日本海側の各地は何れ全てが真っ白に覆われて行くンでしょうが、関東も先月末に日光男体山や浅間山で初雪を早くも観測済みで、今冬も寒く成りそう・雪が多く降りそうナンだとか。
一時の超激ヤセから脱して体脂肪が人並みにつき、骨から震える事態は減ったとは云え、昨冬は超極暖ヒートテックをずっと着てた程に寒さに弱く成りましたンで、厳冬は勘弁して貰いたいヨ。
ま、飽くまでもコリャ予報で実際ドウ成るか判りませんし、夏の暑さと違って重ね着すれば我慢できなくも無いゾと、冬将軍を迎え撃つ体制固めの為に今秋二度目の衣類入れ替えを先日した位。
中之条ダム(四万湖)脇を通る国道353号線を更に進めば、伊香保・草津と並ぶ上州三名湯の一つ「四万温泉」が。最古のお宿は元禄四年(1691)創業の積善館で、一度泊まってみたいですナ
尤も十一月に入っても関東は小春日和が続き、真冬仕様の衣類の出番はまだまだと前回ご案内の榛名湖に持って行かず、大いに後悔した私メ・・流石に気温が一桁だとダウンを羽織りたかった!
尤も標高一千mを超える天空の湖(国内二位の高さ)に、麓がポカポカ陽気だったからと薄着で上がる方が抑々間違いで、今季初めて寒さにガタガタ震えたのは当然の報いかも・・反省してます。
なのに少しも懲りず、同じ群馬・吾妻地方のもう一つの天空の湖にも(薄着で)行っちまったンだから、我れながら愚か過ぎて呆れます・・ソレが十年ぶりに訪ねた奥四万湖で、標高は八百m弱。
国内二位の大河・利根川の支流・吾妻川のまた支流・四万川の最上流に、平成十一年(1999)に完成した四万川ダムによる人造湖で、東京から最短ルートで百五十kmほど離れた深い山の奥。
少し下流の中之条ダムが子供に思える程に大きな四万川ダムは、群馬県内で最も高い89.5mの堤を誇るダムだとか。西洋のお城風なデザインなのは、建設時期がバブル期だったからかしらん
このブログ旅日記を始める少し前・・だから十五年ほど前に成りますが、同じ群馬県北部の某温泉に度々長逗留しましたネ。但しソレは湯治じゃ無く、宿泊客に講談を読んで聞かせる営業仕事。
毎晩一席だけ務めればソレで良しと云う気楽なお役目で、お客さんに交じってお風呂に浸かっても構わないし、高座後ならお酒を呑んでても構わない。しかもお部屋と三度の食事はホテル持ち。
極端な話・・高座前にお宿に戻って来られるのなら、都内まで毎日帰ったって構わないヨと云う全く嬉しいお話で、所謂「ドサ」ですがコリャ楽しくて有難いゼと大喜びで参って居りましたネ。
コロナ禍前はこんな仕事が私メら寄席芸人にゃ時折有り、ドウせ家に居ても暇だからと営業に行きたがる奴は結構多い。その温泉地も噺家の某師匠と某師匠と某師匠と私メが順繰りだった様な。
以前参った時は下まで降りたコトも有りますが、今回は堤上から見下ろすだけにしてみましたヨ・・おぉ絶景かナ絶景かナ。周囲は赤と云うよりは黄土色っぽいけれど、紅葉が随分進んでました
と云っても温泉地なんて二日も有れば路地裏まで見終えますし、近場をハイキングして廻るにも限度が。昼から度々お湯に浸かってたら、夕方までにスッカリ茹って高座に上がるトコじゃ無い。
ならばと東京からバイクを持ち込んで群馬県北アチコチは勿論、三国峠を越えて新潟・魚沼地方辺りへ呑気に遠征し、かいた汗は大浴場で清め・・温泉旅行との違いは高座が有るか無いかだけ。
だもんで順番が回って来るのを毎回楽しみにしてましたが、東日本大震災による旅行控えで某温泉地の方針が変わってしまい、あの放埓の日々は遠い夢のお話。あのホテルはドウ成ったのやら?
そんな中で「師匠、あのダム湖はキレイらしいですヨ」とフロント氏に教えられ、バイクに跨り山を幾つか越して初めて訪ねたのが、中之条から二十kmほど奥へ入った四万川ダム・奥四万湖。
奥四万湖に流れ込む水は上越国境の三国山脈が源で、酸度が高すぎるが為にこの湖に住まう魚は居らず、汚れが少ないから?コバルトブルーの湖面に成りますが、秋は少し緑がかって大いに残念
このフロント氏には何度か担がれてましたンで、半信半疑で高々とした堤から天空のダム湖を覗き込んでみれば、今まで一度も見たコトの無い深い青い水・・コバルトブルーに染まった湖面が。
余りの美しさにスッカリ呑まれて言葉を失い、時の経つのを忘れて茫然と眺めるばかり・・なぜ写真を撮らなかった?恐らくフロント氏を信じないで、お宿にデジカメを忘れてたンでしょうネ。
コレが今ならスマホで撮れますが、携帯電話は持っててもスマホが一般的じゃ無かった十五年ほど前。ならばと何日かしてから改めてデジカメ持参で参りましたが、あの時ほどの青さじゃ無い!
その後も(温泉営業と関係なく)何度か奥四万湖を訪ねましたが、あの青さは見られず・・強酸性ゆえに生じる光の散乱による青さで、上越国境の山々の雪解け水で湖が薄まる春に多いンだとか。
イヤ湖畔が紅葉で真っ赤だったと、十年ぶりの今回も秋に来ましたが、湖水が随分減って濃くなり過ぎてる?緑がかった青で大いに残念。ならば次は厚着して、雪解けの頃に訪ねたいモノです。
四万温泉を見付けたのは東征中の征夷大将軍・坂上田村麻呂公だとも(約千二百年前)、酒呑童子を退治した頼光四天王の一人・碓井貞光公だとも(約千年前)言われてますが、古の上越国境越えは湖の更に奥に在る木根峠が一般的だった様。余りに山が険しすぎて国道353号線はココで途切れ、未だ新潟県まで繋がってませんが・・山は紅葉が激しく燃え盛り、鮮やかな彩りに包まれ始めてましたヨ。コレで湖面がコバルトブルーだったらもっと良かったンですが、ソレは何れのお楽しみ・・榛名湖ほどじゃないけれど奥四万湖も十分以上に寒く、また出直して参りたいと存じます
★次回は「東京都千代田区皇居前」への訪問記です★
(参考リンク)
★「旅 なかのじょう」中之条町観光協会HP
★「中之条町」日本ロマンチック街道協会事務局HP
★「中之条町」上毛新聞HP
★「鉄を吸着するコケと9種類の温泉。要素が多すぎる『中之条町』の観光スポットを紹介!」SPOT HP
★「中之条ダム」ダムマニアHP
★「四万温泉」四万温泉協会HP
★「四万の歴史と現在」四万温泉協会HP
★「積善館の由来」四万温泉 積善館HP
★「四万川ダム〜地域に開かれたダム〜」群馬県庁HP
★「群馬県の奥四万湖!見る人を魅了する幻想的な『四万ブルー』を楽しもう!」RECOTRIP HP
★「四万温泉の奥にある絶景!秘境グンマーの神秘"四万ブルー"を見に行こう」群青色。ブログ
★「四万ブルー Shima Blue 四万温泉を訪れた全ての人が驚く奇跡の『青』」四万温泉柏屋旅館の仲間たちブログ
★「四万の秋」四万温泉協会HP
★「奥四万湖の紅葉」花恋人ブログ
★「うめまつ食堂」中之条町商工会HP
★「うめまつ食堂 昭和の雰囲気を残す地元民熱愛の焼そばとたい焼【中之条町伊勢町】」We love群馬HP
★「定休日に懐かしやきそば●梅松食堂(群馬県中之条)」しょうが焼きに愛してるブログ
(関連する記事)
★「151 【お肉料理04】もつ煮は上州に限る!!・・ような」
★「301 蒼く美しき、山ン中のダム湖」
★「785 【お米料理54】足利御三家と『ソースかつ丼』・・渋川」
★「1004 【やきそば75】谷間のラーメン屋と『なぞのシンゴー』‥中之条」
★「1005 【保存食品22】蒼く深い湖と『たまり漬け』‥四万温泉」
★「1007 【名物パン77】『クリームフライ』と雪山賛歌‥鹿沢温泉」
★「1143 【団子饅頭47】紅葉の奥四万湖と『春日饅頭』」
★「1145 【やきそば98】『鳥やきそば』と水沢観音‥渋川」
★「1174 【お肉料理28】今年最後の『永井食堂のもつ煮』‥渋川」
★「1520 【やきそば157】大失敗の区間整理と『とんかつ焼きそば』‥渋川」
★「1874 【お米料理141】草津温泉で『山盛りのカツ丼』を」
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★「4128 【お米料理458】榛名と伊香保温泉と『ソースカツ丼』・・渋川」
(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(秋でも日によっては四万ブルーが見られるとか・・残念ですナ)
十年ぶりに奥四万湖へ行ったコトだから、久しぶりにアソコへ行こうと向かったのは中之条駅近くの「うめまつ食堂」さん。昭和三十年(1955)の創業以来、六十年以上も街の人に深く愛されて来た焼きそば専門店で、モチモチの太麺を濃いソース味でじっくり炒めた焼きそばは、十年ぶりに食べるのに全く変わってないぞ!メニューは小・中・大・特大の焼きそばとおでん・たい焼きと実に昭和で、夏にあったかき氷は季節柄やってないのは仕方ないナ。ならばと思い切って大盛りとおでんを頼んでみましたが、お昼のピーク時は外してるのに次々お客さんが来て繁盛してるコト・・北関東三県と埼玉県北部は全国屈指の焼きそば大好きエリアで名店・迷店が方々に在りますが、うめまつさんは地域に根差した中之条の名店。またコチラへ参ったら寄ってみたいモノです