左は静岡・信越・東北の限定バージョン、右は北海道限定バージョン。
私ぁカップ入りより、袋入りの即席ラーメンの方が好きナンですヨ。流石に最近はやりませんが、一度に何食分も纏めて作って一気に喰べる。ソウ云う需要は多い様で、北海道ナンかじゃハナから二食入りのを売ってたりします。
あんなチープなモンをチビチビ食うのは如何にもミミッチく思え、豪快に喰ったって多寡は知れてると、学生の頃や前座だった時分はガバガバ喰っとったモンでございますヨ。でも栄養的には・・ですンで、今は滅多に食べ無くなった。
誰にでも馴染みのブランドは有りまして、私メの場合は断然「サッポロ一番」のみそラーメン!好みの味に違いは有れども「サッポロ一番が一番!」と云う東日本人は多いですなぁ。一方、西日本人は「出前一丁」と仰る方が多い。
上方の楽屋で以前、ナゼか即席ラーメンの話題で盛り上がった事がございます。皆さん口を揃えて「出前一丁のラー油」の想い出を語られたンですが、私ぁ知りませんヨ。だって出前一丁は関東や静岡じゃ売ってませんでしたから。
チープな塩ラーメンを、チープに作ってみました。鮭フレークだけが贅沢
私メの故郷・静岡県はヘンな即席麺の多いトコロ。徳島名物金ちゃんヌードルが一番売れてるのは、四国じゃ無く静岡だと云うのは公然の秘密ですが、マルちゃんの袋入りも以前ご紹介の「ハイラーメン」を含めて、ヘンなのばっか。
関東関西の人達は知らない「塩ラーメン」と云う袋入りのモノが売られて居りまして、ソレは静岡・長野・新潟の本州の一番幅の広いトコ三県に、東北六県と北海道だけと云う、不思議な組み合わせの地域のみで売られてる商品。
ただ本州向けと北海道向けとは殆ど一緒ですが、(ナゼか知りませんが)細かいトコが一寸違ってるらしく、苦労した結果、今回漸く比べる事が出来ました。結論は・・味は大して違わんネ。でもパッケージは確かに一寸違ってますゼ。
ナゼ変える必要が有るのか?マルちゃん自体ナゾの多過ぎる会社ですンで一朝一夕に理解出来ませんが、こんなチープなモンをお土産に持って帰って来て、「違ってる!」と歓んでる私メの事を嫁サンは理解出来ないでしょうナ。
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★明日は「なぞの金曜日 第609回/第610回放送」の記録です★
(参考リンク)
★「即席袋麺・塩ラーメン(北海道)」東洋水産HP
http://www.maruchan.co.jp/products/search/1051.html
★「即席袋麺・塩ラーメン(本州用)」東洋水産HPhttp://www.maruchan.co.jp/products/search/101.html
(関連する記事)
★「194 【スナック01】ナゼこのポテチを全国で売らないのか?」
http://rifuh.jugem.jp/?day=20100518
★「274 【麺類色々14】マルちゃんハイラーメン」
http://rifuh.jugem.jp/?day=20100802
(袋入りが五食セットばかりなのは、大量食いの需要が多いからでしょうネ)
北海道限定「こんぶしょうゆ味」。パッケージが改悪された様な気が・・
マルちゃん北海道限定「やきっぺ」。北海道じゃ至ってフツーなモノです
さて久し振りに「袋入り即席焼きそば」の出番です。「炒める」とか「焼く」と云う作業が一切無いくせに、ナゼか「焼きそば」と名乗る身分詐称な「カップ入り」と違い、「袋入り」の方は不思議なのがホント多くてネ。愛しくて涙が出る。
その不思議なのはドウ云う訳か?「マルちゃん」ブランドで知られる東洋水産の製品が殆どで、他と経営方針が違うンでしょうか?大手なのに、地域の中小会社とやってる事が大して変わらン様な気がして、実に頼もしく思えます。
さてイキナリ話は逸れますが、以前から親しくさせて戴いてる北海道・札幌の劇団が在りまして、私ぁソコから季節毎に案内状を戴いたりする。只今の「鯉風」を襲名前の「陽之助」宛てに来るのが欠点だけど、懐かしく嬉しく思う。
ソコには私メ、以前「講談教室」をやりに行った過去がございます。「一人芝居としての講談」と云うコトで呼んで貰ったンでしょうが、財団が運営してる劇団で、とかく適当に成りがちの演劇業界じゃ極めて珍しく、キッチリしてるトコ。
出来上がり。袋入り即席焼きそばは、具を入れない方が美味いし美しい
私メもまだ前座だった頃、同様に将来を夢見る東京の役者達と一緒に婚礼の司会とかしてたンですが、芸界以上に演劇界はハチャメチャな連中が多く、遊びに行くと大抵、即席ラーメンとか焼きそばの袋が積み上げられてましたナ。
明日への希望が具の代りと麺だけ啜ってた、あの連中は果たして元気ナンだろうか?まだ舞台に上がってるのか?私メ同様に夢を目指し、まだ頑張ってンのだろうか?東京でこうだから、地方の役者達はもっと大変ナンだろうネ。
ですが私メに案内状を送って来る札幌の劇団は、北海道をベースに日本だけじゃ収まらず、外国公演まで精力的にこなしてるみたいですンで、ややこしい方面は大丈夫ナンでしょうナ。懐かしい面々は舞台に汗を流して居る様です。
北海道へ行く事が有っても、中々会えないのが残念無念。代りに北海道限定品を持って来て、臥薪嘗胆。「札幌の奴らに負けねぇ」と目標めざし螺子を巻き直す、良い機会とする訳です。でも「やきっぺ」は・・一寸ローカル過ぎるネ。
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★明日も「マルちゃんの北海道限定即席麺」の試食記です★
(参考リンク)
★「商品情報・やきっぺ」東洋水産ホHP
http://www.maruchan.co.jp/products/search/445.html
★「今日の即席ラーメン・やきっぺ」温泉二号館・ブログ版
http://minkara.carview.co.jp/userid/173658/blog/10345624/
★「カツゲンで育つ道産子!!」北海道ぷっちがいどHP
http://pucchi.net/hokkaido/knowledge/katsugen.php
★「ク リ ポ」北海道栗山町観光ガイドHP
http://e-kuriyama.com/sightseeing-jp/
★「H−PAF」北海道演劇財団HP
http://www.h-paf.ne.jp/
(関連する記事)
★「目次 【やきそば】シリーズ」
http://rifuh.jugem.jp/?cid=33
(ちなみに札幌の懐かしき面々と、「やきっぺ」を啜り合った事は有りません)
こんなモンだけ買って来るからホント困っちゃう。カツゲンも北海道です
コレがご案内の「リボン・ナポリン」。オレンジ色の不思議な炭酸飲料
私メの父親はいたって堅気でございまして、不肖の倅の様な浮いた稼業からすれば地平線の彼方の、真面目な銀行員だったンでございますヨ。しかも某都市銀行でございまして、それからナゼ私みたいナノが生じたンでしょうか?
同じグループ内に沢山の有名企業が有りまして、私メは未だに出来るだけそのグループ企業製品をナンかしら使う様にして居るンですが、その一社にサッポロビールさんが有るンです。ココん所、どうも調子が良くない様ですが。
私メが真打ちに昇進致しました時のパーティーで、ホント有難い事にサッポロさんには「エビスビール」を大量に提供して戴きました。私ぁあの時の恩義を忘れちゃ居りませんヨ、手銭じゃサッポロ以外のビールは呑んで居りません。
それはさておき幼き頃の私メは、銀行の研修センターに食事に連れてって貰うのがホント大好きでございました。食事も美味しかったけれども、ソコへ行けば普段は飲ませて貰えないサイダーを、大っピラに飲ませて貰える!!
裏ラベルは北海道らしくファイターズ仕様に・・。東京ドームに返してヨ
日本にはホント多種多様なサイダーがございますナ、伝統のブランドからすぐ消えて無くなる様なモンまで。中でもビール会社が出しているのは、古くからの製品ばかり。「キリンレモン」「三ツ矢サイダー」、そして「リボンシトロン」。
その研修センターのレストランはサッポロビールさんに「依託されてた」らしく、当然出てくるのは「リボンシトロン」。極稀に飲ませて貰ってたスプライトとは明らかに違う穏やかな味わいで、懐かしい想い出の一つナンでございます。
ですが同じリボンブランドなのに、北海道には「ナポリン」と云う毒々しい色のサイダーがある事を知ったのは、私メが初めて北海道へ一人旅に行った高校一年生。あの頃のナポリンには塩が少し入ってまして、ナンか妙な味でした。
コレも明治末からの製品ナンだそうですが、ナゼか北海道のみで生き残って居りまして、十六歳の時の青過ぎた一人旅の思い出が、ナポリンを飲む度に蘇えって思わず赤面しちまう・・。そんな今日この頃の私メなんでございます。
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(参考リンク)
★「リボンシトロン」サッポロ飲料HP
http://www.sapporo-inryo.jp/product/carbon/citron/index.html
★「リボンナポリン」サッポロ飲料HP
http://www.sapporo-inryo.jp/product/carbon/napolin/index.html
★「みしまサイダーの出来るまで」八戸製氷冷蔵HP
http://www.8-seihyo.co.jp/free_9_10.html
(オレンジ色=ケチャップ=ナポリタンと云う発想で、ナポリンに成ったらしい)
これは八戸で発作的に買った「三島シトロン」「みしまバナナサイダー」
カルビーさん、どうしてこんな美味しいモノを全国で売らないンですか?
以前このブログで、私メが住まいする板橋区を代表する会社はポテトチップの「湖池屋」だと書きましたら、一部の方に大いに受けたンでございますヨ。いや湖池屋サン以外にも在るンでございます、わさビーフ「山芳製菓」サンとか。
それじゃポテチ屋だけじゃ無いかと仰るかも知れませんが、どう云う訳なのか東京二十三区北部(城北地区)には一般に良く知られたお菓子会社が沢山ございまして、どうやら切磋琢磨して居る様でございますナ。良い事良い事。
お隣りの北区(ホントは飛鳥区に成る筈だったらしい)のJR王子駅近くには、大相撲の呼び出しサンの背中でお馴染み・乾きモノの「なとり」サンがございますが、やはり北区と云えば本社赤羽の「カルビー」さんでございますねぇ。
う〜む。別に湖池屋が悪いと云う訳じゃ無いけれど、カルビー相手では一寸旗色が悪いなぁ。板橋生まれで現在住の私メとしては、湖池屋サンの肩を持つべきでしょうが、申し訳無いケドやっぱりカルビーさんの方が近しいなぁ。
昨年秋、群馬県内でこんなモンを買いました。手広くやってますねぇ。
だってカルビーは「かっぱえびせん」の会社ですヨ。私ぁアレは止められない止まらないンでございます。元々は広島市の会社だったそうですが、北区に移転して早や四十年近く。今じゃ城北地区を代表する会社でございますナ。
地元だからなノか、秋に成りますと「カルビーのジャガイモ」が近所で売られたりするンですが、ありゃポテチ用のジャガイモですかねぇ。恐らく凄まじい量のジャガイモをカルビーさんは確保して居る筈ですから、その余りかなぁ。
そのカルビーさんのポテチで有りますが、私ぁ正直言って太るからソレ程好きじゃ無いンですヨ。でも家に常備して居るポテチが有ります。それは北海道限定の「こんぶしょうゆ味」でして、私ぁコレより美味しいポテチを知らない!!
なんでコレを全国発売して呉れないンでございましょうか。仕方無いンで私ぁ渡道する時や、北海道フェアとかで偶々売ってる時に大量に確保しまして、みみっちくチビチビやってンです。せめて本社だけで売って呉れんモンかな!
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(参考リンク)
★「じゃがランド」カルビーHP
http://www.calbee.co.jp/potatochips/
★農心HP ←← つっこみ所が沢山有って面白いです
http://jp.nongshim.com/jap/main.jsp
(北海道限定だから良いってコトは、重々承知してるンですけれど・・)
ちなみにコレが東京・赤羽の白亜の殿堂「カルビー本社」で有ります!
JAきたみらい端野支所のブランド馬鈴薯「黄爵」。サラダとか煮物向け
私メの実家が現在有る静岡・磐田市の陽気な知り合い連の中に、貴族様がお一方居らっしゃるンです。ソレは「男爵様」ナンでございます。勿論仇名じゃ無いですヨ。本当にそのお父サンは、某国の正式爵位を持って居るンです。
外国人では無く、フツーの日本人です。だもんでそのお父サンを「男爵閣下」とお呼びしなきゃ成らない筈ナンですが、私ぁソレを免除して貰ってるンです。だって私ぁ男爵より四つ格上の「公爵(=講釈)」ですから‥(ナンじゃソリャ)。
そのお父サンが男爵様に成られるチョット前、皆で宴会して居た時に私メが、イギリスの沖合いに浮かぶ「シーランド公国」と云う、自称独立国家のお噺をしたと思って下さい。本当にそう云う自称独立国家が有るンです、今現在も。
一時流行の、町興し目的の独立国遊びとは違います。国連へ正式加盟申請するレベルのお話しです。ただ残念な事に無視されてますし、ココを独立国として認証する他の国は(これからも)現れませんが、本気でやってる独立国。
コレがシーランド公国の国家元首ロイ・ベーツ公の紋章。ラノベみたい
イギリスが二次大戦中に設けた海上要塞が前身でして、ソレをベーツ公がドサクサ紛れに乗っ取り独立宣言。面積はバスケコート一面程度も有って、国民は四人位も居るらしい。主要産業はプロバイダーと爵位のネット販売。
つまりそのお父サンは、ネット販売で男爵位をお買い求めに成られた訳でございますネ。教えた私も悪いケド、まさかソレに悪乗りする人が居るたぁ全く驚いた。その後テレビで紹介されたンで、日本にも貴族が増えたらしい。
ちなみにシーランド公国は、欧州各国が暗黙の承認を半ば与えた様な格好ですンで殆ど独立国ナンですが数年前、国家規模の大火災に遭いまして、速やかな国家再建を図る為に「国家全土の買い手」を募集中だそうですヨ。
さて日本国で「男爵」と云えば専ら北海道のジャガイモですが、今回「公爵」ならぬ「黄爵」と云う、中身の黄色いジャガイモを見つけました。これからはこの芋の作付けが増えるらしいンで、男爵位だけでなく黄爵位が買えますヨ。
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(参考リンク)
★「男爵芋&黄爵芋」JAきたみらいHP
http://www.jakitamirai.or.jp/toku-imo.html
★「シーランド公国」世界飛び地領土研究会HP
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/
2917/hikounin/sealand.html
★「The Principality of Sealand」シーランド公国・公式HP
http://www.sealandgov.org/
(ちなみに黄爵芋はビタミンCが豊富ナンだそうですヨ。ナンだか美味しそう)
コレがシーランド公国の全景。発電機の火災で国土全てが壊滅状態に
南部せんべいは小麦粉ですが、コレの材料はジャガイモ澱粉ナンです
北海道へ一人旅に出掛けた高校生の時、流石にお土産を買って帰らねばと怒られそうと土産モン屋さんに行きまして、私ぁ度肝を抜かれたコトが有ったンですヨ。高校生の私メにはどうしても理解出来ないモンが売ってたンです。
それは「わかさいも」。北海道に多少詳しい方なら「ハァあれネ」と云う名物ナンですが、名前は「いも」でも芋が材料じゃ無いンです。材料は洞爺産の高級大福豆でございまして、ナゼかソレで焼き芋を再現したお菓子ナンです。
なぜお豆を使ってサツマイモを表現しなくちゃ成らないノか、高校生の私にゃ理解出来ませんでした。寒冷の地北海道。暖地の作物・薩摩芋が獲れない訳じゃ無いケレド、余り獲れないンでふんだんに獲れるお豆で作ったのネ。
世間はホント広い、と私メが悟りを開いた瞬間でございました。日本のヘンなモン探しに開眼した瞬間でございましたネ。以来、その道から私ぁ抜けられ無く成ってしまったンでございます。あの時わかさいもに出会わなければ・・。
こちらは南部せんべいの中に水飴をはさんだモノ。北東北でも売ってる
師匠のおかみさんが岩手の出でして、「岩手は寒くてお米が貴重だったから南部せんべいは小麦粉から作るのヨ」と聞いてました。北海道は小麦すらも貴重だったから、ふんだんに獲れるジャガイモ澱粉でせんべいを作ったか?
こりゃ私メの全く勝手な想像ですケドも、そんな背景も有ってか上の写真の「でんぷんせんべい」が出来たンじゃねぇかと思うンです。見た目は南部せんべいにソックリですが、歯応えは・・全く違いますネ。少しも硬く無いンですヨ。
チョット硬めの「赤ちゃんせんべい」とでも言えば良いンでしょうか。サッパリとしか言い様の無いモノでして、このまま食べたり水飴を塗って食べるらしいンですが、今や北海道内でも懐かしい部類に入るお菓子の様でございますナ。
道内各地で秘かに作られて居るンだそうですが、寡聞にして私ぁ今迄知りませんでした。今回は道南長万部の松浦製菓「でんぷんせんべい」でしたが、またナニかヘンなモンに開眼してしまった・・様な気もする私メなんですヨ。
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(参考リンク)
★「名物にうまいものあり、わかさいも」わかさいも本舗HP
http://www.wakasaimo.com/
★「澱粉せんべい知ってます?」FFM北海道情報局HP
http://ffm2007.blog.shinobi.jp/Entry/561/
★「山下食品・特産品インデックス」旭川物産協会HP
http://www.asahikawa-bussan.net/goods_yamashita.html
(昔はコレが大切なお菓子だったンでしょうナ。出来るだけ残して欲しいです)
醤油・米麹・唐辛子を一升ずつ漬けた、コレも昔からのモノ。辛いよぉ
木古内駅近くの浜辺より、海峡越しに津軽半島を眺める。画面左がそう
さて木古内駅から街へと出てみたンでございますが、幸い雪は降っておらずそれ程積もっておらず、歩き易くて有難い。とは云え気を抜きますと、スッテンコロリっと華々しく転んじゃうンでございますが。ま、ソロリソロリ参りましょう。
駅前ロータリーからソロリソロリ歩いても、四〜五分で津軽海峡に出てしまいます。海の向こうに薄っすらと見えるのは、青森県の津軽半島と下北半島。この広い海峡の真下に良くぞ、あの長いトンネルを掘ったモンだ。凄い凄い。
入門前、バイクで北海道をグルグルしてた頃に私ぁこの街を確かに通ってる筈ナンですケド、ど〜しても思い出せません。コリャ忘れたと云うよりは、憶えなかったンでしょうナ。ならば今回はチャンと覚えて帰れる様に致しましょう。
地元の人に「この近所にお店は無いか?」と尋ねると、「ドコから何しに来たんだ」「東京からフラフラしに」「東京からフラフラしに!!・・咸臨丸がココに沈んでるンだぞ」「ほぉ咸臨丸が!!」。要約すると、大体こんな会話を致しました。
同じ浜辺から函館方面を。左の白い所の沖に咸臨丸が沈んでるらしい
咸臨丸と云えば幕末の頃、勝海舟サンを船長にして太平洋を渡った幕府の機帆船じゃございませんか。尤も勝海舟サンは激しい船酔いの為に、船長らしい事は殆どしなかったと聞いて居りますが・・。教科書に載ってた舟だ。
戊辰戦争の時、どうしても納得出来ない幕府方の面々を乗せて江戸沖から脱出し、清水港海戦で薩長土肥に敗退して捕獲され、その後始末を巡って山本長五郎(清水の次郎長)が知られる切欠に成った、講談とも縁の有る船。
そして新政府の徴用船として明治四年、北海道開拓に赴く旧士族を乗せて航行中に、木古内の沖であえなく沈没したンだそうですヨ。実際に咸臨丸の錨も見つかったそうでして、そうか、あの咸臨丸はココに沈んで居たのか・・。
ちなみに旭川資本の旭友(きょくゆう)と、札幌資本のラルズが有りましたンで私ぁ存分にヘンなモン捜しを楽しみましたが、最初に自分で決めたケジメとは云え、折角来たンですから、もう少し先へ行きたかった私メでございました。
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★明日は「青森県青森市」への訪問記です★
(参考リンク)
★木古内観光協会HP
http://kikonai-kankou.com/
★「我がまちづくり観光」木古内町観光協会HP
http://kikonai.hp.infoseek.co.jp/kikonai.files/frame.htm
(北海道に来たら当然の様に、私ぁ「ホッケフライ」に嵌ったンです・・大好き)
北海道の「紅しょうが」は刻んでない、丸の儘の色付け生姜ナンですヨ
特急スーパー白鳥の車内にて。一番深い所で海面下240mだそうナ
どうやら人は突然旅立ちたくなる様でございます。一体ナニが呼んで居るか判らないけれど、兎に角行かねば成らない事が有る。「止めて呉れるなお母サン、背中の銀杏が泣いて居る。男・鯉風はドコへ行く」的な衝動ですナ。
今回の私メの衝動は「青函トンネルをくぐりたい」と云う、全く不可解なモンでございます。理由はございません、只々なんとなく世界最長の青函トンネルをくぐりたく成っただけナンです。それ以上ドウにも説明の仕様ございません。
でも大抵は何らかの事情でソノ衝動は果たせないモンなんですが、折悪くこの時私メは激しく暇でして、当然「ソンならイッチョ行ってくんべぇ」と成った訳でございます。「そうだ、男・鯉風は北へ旅立つのだ」ナンかイイですなぁ。
でも幾ら私メが暇だと云っても、青函トンネルをくぐって北の果て稚内まで行く訳には参りませんので、「青函トンネルをくぐって最初の停車駅で引き返そう」と自分自身のケジメを決めた訳でございます。さぁ切符の手配だ、旅仕度だ。
JR北海道・津軽海峡線の木古内駅。数年後には新幹線も停まるらしい
特急スーパー白鳥1号は青森駅で進行方向を変え、津軽海峡へ向けて突っ走ります。が、車内はナカナカ大騒ぎ。ナンでも前夜の札幌行き寝台特急が大雪で途中で打ち切りに成ったらしく、大勢がこの特急に流れて来たらしい。
この先の手配について、車掌サンは平身低頭丁寧な言葉で説明するのに忙しく、見ててナンとも気の毒でございました。天候に逆らえないと判ってても、寝台特急の乗客の積もり積もった鬱憤をブツける先は可哀相な車掌サン。
それでも合間に青函トンネルの説明を車内放送で行い、他の乗客を楽しませて呉れた車掌サン、ホントお疲れ様でした。こう云う人の懸命な勤勉により、世界に誇る日本の鉄道は維持されてンですなぁ。真面目さを見習わねば・・。
さて特急は何事もなくトンネルを高速でくぐり抜け、はるばる来たぞ北海道。と云っても一番南の木古内(きこない)駅ナンですが。どうやら結構停まる便だったらしく、函館に行きたかったなぁ。でもコレから木古内散歩が始るのヨ。
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★明日も「北海道木古内町」への訪問記です★
(参考リンク)
★「青函トンネル」JR北海道函館支店HP
http://jr.hakodate.jp/train/tunnel/default.htm
★青函トンネル記念館・公式HP
http://seikan-tunnel-museum.com/
(寝台特急のお客サンもホント災難でしたなぁ。冬の北への旅は大変です)
青函トンネルへの突入寸前、特急の車内から北海道・渡島半島を望む
「フライパンでいためてお召しあがりください」と書いてありますが・・
某TV番組の影響か?これまで地方で埋もれていた/その地方の人以外は誰も知らなかったという食べ物が、喧伝されて居りますねぇ。「そんなモン食べるの」「そんなモン知らなかった」的な物が、続々日の目を見ています。
私ぁドコにいっても有名観光地よりは、まず地元資本のスーパーに足が向くというヘンな嗜好の持ち主でございまして、あの番組は参考に成ると同時に、私ぁ「そんなモンとっくのとうに知ってらぁ」と優越感に浸れるノも多いンです。
今から二十年程前、私ぁバイクに乗って国中をフ〜ラフラしてたンですが、私ぁ子供ン頃から前述の嗜好を持ってたんで、ドコに行ってもフシギなモンばかし見つけて歓ぶという、イヤなガキだったンです。未だにそうなンですが。
私ぁ大体が頭ン中の容量が大きく無いモンですから、入門して懸命に講談の修行してる内に、忘れたンじゃぁないンですが思い出せなくなったンですよ。私ぁ「ナニかを思いだすキッカケ」を、どうにも思い出せなくなったンですな。
袋から出してみました。さぁ喰らいませう。このまま喰らいつきませう。
だもンでネ、あの番組が「ナニかを思いだすキッカケ」になって呉れたようで私ぁ「コレ知ってらぁ」というのが多いンですが、と同時に頼ンでもないのに甦ってきやがるンですよ。二日酔いのように苦々しい、蒼かった日々の事が。
私ぁ過ぎ去りし昔日ですから、美しい思い出にしようと緑化努力してますが思い出すのはあの長旅中、「ドコでテントを張って寝た」的なのばっかし・・。私ぁ「ナニかを思いだすキッカケ」で思い出せるのは、ロクなモンじゃない!
この北海道美唄市の「角屋の焼きそば」も、あの長〜い旅の途中で確実に私ぁ食べた記憶があるンです。だけど見事に忘れてましたねぇ。確か夕方か何かで「値引きになってた」のを買って食べた様な気がするンですけども・・。
ココの焼きそばは焼く必要がないの!そのままパクつくの!今回久し振りに食べてみて、ナンだか「焼きそばパン」の中の焼きそばみたいだなぁと、私ぁ二日酔いの朝のような蒼かった日々の苦〜い記憶に涙するのですよ。
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★次回は「三重県四日市市」への訪問記です★
(参考リンク)
★北海道雑学百科ぷっちがいどHP
http://pucchi.net/hokkaido/foods/bibai_yakisoba.php
★美唄ファンポータル「PiPa」HP
http://www.pipaoi.jp/
(関連する記事)
★「目次 【やきそば】シリーズ」
http://rifuh.jugem.jp/?cid=33
(ホント人気みたいで、角屋サンは設備を増強して全国に売り出してますナ)
新潟県で発見!角屋のより味が濃く、正に焼きそばパンの中身でした