新型コロナウイルスの感染防止の為、社会的距離を保って訪ねてます
前回ご案内の川崎大師さんから海に向かい、京浜工業地帯の石油化学コンビナートの中を東へ東へ。途中の千鳥町辺りは戦時中に軍需工場建設の為に遠浅の海を埋め立てたトコですが、大きな工場が途切れず繋がって・・千鳥舞い遊ぶ寄洲だった面影は全く無し。海はドコに?
殺風景な昼間と違い、コンビナートが光り輝く夜景は絶品・・一度ゆっくり見物したいと思いつつ、未だ果たせてない念願ですナ。そんな千鳥町から海底トンネルで京浜運河を潜り抜け、一番海側の埋立地・東扇島に聳える展望台「川崎マリエン」へ。ココに来るのは何年ぶりかナ
千鳥町と同じく戦時中から埋め立てが始まったのに、完成は高度成長期と随分遅れた東扇島は巨大な倉庫が並ぶ物流基地。地上51mのマリエン展望台から目の前の東京湾を眺めると、貨物船が行き交う様は見えますが・・対岸の房総半島は?霞に隠れて今イチ判りませんネ
埋立地でマリエンより高いのは煙突だけで、展望台からは四方の風景が良く見下ろせますが・・雲一つないのは川崎港の上空だけで、西の横浜方面もこんな感じ。快晴だったら横浜ランドマークタワーや富士山が見える様ですが、行き交う船を沢山見られただけで良しとしましょか
黄昏まで展望台に居て暮れ行く夜景を眺めたいモノですが、まだ何時間も有りますし・・遮るモノが無い分だけ陽射しが強くて温室みたいで暑くて堪らンしで、下界に降りて潮風に吹かれて涼みましょと、首都高速・湾岸線の川崎航路トンネル入口の上に広がる「東扇島東公園」へ
物流倉庫だらけの東扇島で一般が海沿いに出られるのは、公共つり場の西公園と潮風デッキが心地良い東公園だけ。航路トンネル(右手の建物はその換気塔)の上を通って京浜運河に出入りする船や、トンネルの少し先の羽田空港に離発着する飛行機を眺めながらボンヤリと
同じ都内でも海沿いの城南エリアに住んでりゃ珍しくないかも知れませんが、私ぁ少し内陸の城北住民だから・・大小さまざまな船が行き交う姿を見ると楽しくて堪りませんナ。タグボードに押されながら通り過ぎたのはコンビナートに石油を運ぶタンカー?遠い外国から来たのかナ
そして東扇島東公園と云えば「かわさきの浜」。もちろん人工海浜で元からあった訳は無いですが、平成二十年(2008)の開園時に「川崎に半世紀ぶりに砂浜が復活した」と話題に成りましたネ。残念ながら海水浴は禁止でも、「一人2kgまで」の制限付きで潮干狩りは出来るとか
埋立地だから出来る土地の贅沢遣いと思えるココですが、直下型地震等の大災害が首都圏で発生した時に、世界中から集まる救援物資を一旦受け入れ、被災地ごとに必要物資を分配・配送する「東京湾臨海部基幹的広域防災拠点」として国が整備した場所ナンだとか。島全体が首都圏の物流の一大拠点だからソレは元々得意でしょうし、陸上交通が分断されても耐震岸壁が用意されてるココなら船が使える!因みに砂浜は荒川や隅田川沿いへ人や物資を運ぶ川船(屋形船とか?)の発着場に成るらしく、潮干狩りの為だけに整備された訳じゃない様です
★次回は「東京都豊島区東池袋」への訪問記です★
(参考リンク)
★「川崎日和り」川崎市観光協会HP
★「川崎のイベント&ご近所情報」レアリア川崎HP
★「【川崎】海の見える公園へ!夜景も綺麗な海沿いおすすめスポット4選」aumo HP
★「川崎港」国土交通省関東地方整備局京浜港湾事務所HP
★「川崎港の歴史〜江戸時代から続く埋立ての大成〜」川崎市役所HP
★「『灰色の工業地帯』というイメージは過去のもの。『工場萌え』する人々を続発させる川崎市の絶景"工場夜景"」ZEKKEI japan HP
★「川崎マリエン」川崎港振興協会HP
★「無料で楽しめる展望台、『日本夜景遺産』川崎マリエンの魅力をレポート」ヨコヨコ情報局HP
★「川崎マリエン 展望室」落ち着いた大人になろう!ブログ
★「東扇島東公園」川崎市役所HP
★「とにかく広い!?『東扇島東公園』を遊びつくそう!!」かなっぺ横浜・川崎版HP
★「海浜工業地帯に出現したオアシス『かわさきの浜』 川崎・東扇島東公園」産経ニュースHP
★「首都圏臨海防災センター」国土交通省関東地方整備局HP
★「川崎のソウルフード ニュータンタンメン」元祖ニュータンタンメン本舗HP
★「元祖ニュータンタンメン本舗」イソゲンファンクラブHP
★「【外めし】 元祖ニュータンタンメン本舗 京町店 @神奈川県川崎市川崎区」ボブ店長のくいしん坊H!万才!ブログ
(関連する記事)
★「324 【関東三大師01】初詣は混むから、川崎大師に今行こう!」
★「854 【名物パン63】川崎の人工ビーチと『アメリカンなランチ』」
★「1153 【国内で海外旅行08】チャイナとコリアとアメリカと‥川崎」
★「1679 【麺類色々121】川崎発祥『ニュータンタンメン』と川崎駅前」
★「1836 【調味料類24】海に面した駅と『あんだんすー』・・鶴見」
★「1893 【やきそば201】デパートの無い百万都市と『川崎の焼きそば』」
★「1894 【お肉料理59】人食い鮫と『鯨の竜田揚げ』・・川崎東扇島」
★「3255 【麺類色々318】百五十万都市の賑わいと『まぜタン』・・川崎区」
★「3285 【スイーツ280】芸道復活願いの川崎大師で『くずもちサンデー』を」
★「3622 【呑みモン135】DASH海岸の先の先と『オリオンの新作チューハイ』・・鶴見」
★「3943 【スイーツ412】秋晴れの川崎大師で名物『久寿餅』を」
(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(首都圏で大地震が発生したら、立川市が首都機能の代行をするとか)
お天気が良くて海辺もポカポカ陽気と言えども、残暑が終わらなかった一ヶ月前ほどの暑さじゃ無く・・やっぱ身体が冷えますナ。そんな時はやっぱり川崎市民のソウルフード「ニュータンタンメン」に限ると、埋立地から陸へ戻って川崎区京町の元祖ニュータンタンメン本舗の本店へ久しぶりに。昭和四十二年(1967)に工場群の労働者向けにスタミナの付く料理をと担々麺をアレンジして誕生したとされてますが、一般的なソレとは全く違う真っ赤な汁麺で、溶き卵と粗挽き唐辛子とニンニクをたっぷり使った実にワイルドな一品。川崎市内全域や横浜・神奈川県内に支店を出すだけじゃ無く、近年は東京や埼玉にもお店が在ったりしますが・・京町本店に限りますゼ。各テーブルに焼肉用ガスコンロが用意され、ソレを楽しんだ後の〆として楽しむ向きが多くて煙っぽいのが難点ですが、焼肉発祥の地・川崎区だから文句言っちゃダメ!今回は五段階の辛さの中間(中辛)にしてみましたが、溶き卵でマイルドに成ってるからキツくは無く、麺を食べた後にご飯を丼にぶち込み雑炊っぽくしたく成る美味さ。また大蒜が随分効いてて、フォーマルな場に出掛ける前に食べたらNGですが、むしろ川崎らしくて宜しいじゃん。寒く成ってる来ると川崎まで来て食べたく成る、そんな嬉しい味ですネ