きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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4359 【スイーツ471】九年ぶりの伊勢神宮・内宮で「赤福ぜんざい」を

能登地震で被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます

拙宅のある都内は今冬初の纏まった降雪が昨日ありましたが、その顛末は次回ご案内するコトにして今回は前回に引き続き、先月末に参りましたお伊勢参りのお噂を。伊勢神宮にゃ内外二つの正宮が在り、両方詣でるなら外→内の順が宜しいとされてますンで外宮(豊受大神宮)さまを詣でた後、内宮(皇大神宮)さまにも参らんとその鳥居前町・おはらい町へ入れば、ご覧通りの大変な賑わい

 

四日市で旧東海道から分かれる伊勢街道(参宮街道)の終点・宇治橋手前の八百mほどがおはらい町で、全国から集まった参宮客に御師(ツアーコンダクター的な神職)が神楽を舞ったり清めのお祓いをして持て成したンでソウ呼ばれたと聞きますが、中ほどの赤福本店(一枚上の画像)辺りから混雑具合が増して行き、宇治橋が近付くとこんな有様・・三重県内で一番混み合うトコなのに納得

 

尤もおかげ横丁も高度成長期は参拝客が寄り付かず、閑古鳥が盛大に鳴いてた様ですが・・ソレじゃ駄目だと平成初めに切妻家屋の並ぶ伝統的な町並みへの再生を図り、年間二十万まで減ってた入込客を五百万人まで増やしたンだとか。雑踏の中で聞こえる言葉で判断するとその殆どは関西の方の様で、正直ナニ地方なのか判らなくなりがちの三重県も確かに関西!改めて実感致しますヨ

 

五十鈴川に架かる宇治橋を渡れば内宮の神苑で、俗世から聖界へ入った訳ですが・・御手洗場(みたらしば)に降りて川を覗けば、一体ダレ?水の中にお賽銭を投げ入れてるのは!そもそも伊勢神宮は外宮・内宮共に「私幣(お賽銭)禁止」のお社で、お供えして良いのは皇室の方々のみ。また御御籤が両宮に存在しないのも、下々が個人的な吉凶の占いを願うのは畏れ多いと憚られてるから

 

経営安定の為と言ったら叱られますが、万事ソフトな対応をして下さる社寺だらけの中、そんな厳しくせんでもとお思いかも知れませんが、朝廷が定めた二十二社(全国の著名神社ベスト22)の上に位置される、正に日本一の格式を持つ神社だからこそ「守るべきは守らにゃ成らぬ」。だから外宮の風宮さまと同じく、蒙古来襲の時に神風を吹かせたとされる風日祈宮さまでも祈るばかり

 

ま、神社は何かを叶えて下さいと願うトコじゃ無く、頑張りますンでどうかお見守り下さいと約束をし、途中経過や結果の報告をしに行くトコだと私ぁ思って居りますンで、感謝の気持ちの現し方はお社ごとの仕来りに従うのが宜しかろうと存じますが。ソレにしてもおはらい町に負けぬ位に雑踏する境内ですが、少し逸れれば空いてる参道も在る・・なるべくソチラを通って奥へ進まん

 

そして内宮の正宮前へ。祀られてるのは皇室の祖神にして日本神道の最高神たる天照大御神さまで、太陽神や農耕神・機織神など多様な神格をお持ちの女神ですが、前回参って以来九年の長きに渡って詣でなきゃ詣でなきゃと願い続け、漸くソレが叶ったンでココまで来れたのに感無量。さぁ私ぁ頑張りましたゼとご報告しに、この階段を登らなきゃ・・因みにコレより先は撮影禁止です

 

一体ナニのご報告に参ったかと云えば、一時は死をも覚悟した大病を何とか乗り越え寛解に至り、未だ服薬してますが小康を保ち続けてるコト。病封じで知られたお寺はもちろんマリア様アッラーの神さま道教の神さま地元の氏神郷里の鎮守に二十二社筆頭の上賀茂さま下鴨さま等々アチコチで治して下さいと願掛けしましたが、結局遠くから縋ったのはお伊勢さんだった様な

 

但し完治せぬ病ですンで気を抜いたら再発しかねず、日々続けてる青空療法でソレを防ぐしかないのが残念ですが、コレからも頑張りますンでお見守り下さいませと改めて約束し、いつかまた参りますと正宮前から下がりましたが、もう一ヶ所詣でなきゃ成らぬのがおはらい町の氏神「足神さん」こと宇治神社さま。足の疲労平癒に御加護ありと古くから評判のお社で、アテネ五輪の女子マラソン選手・野口みずきさん(伊勢市出身)がココに願掛けして金メダルを得たとも聞きますが、お日様を浴びながら日々歩くのが青空療法で、太陽神の天照大御神さまと足神さん二柱のお力を賜らないとソレは続けられぬ・・頑張りますンで宜しく頼みます

 

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★次回は「東京都北区飛鳥山」への訪問記です★


(参考リンク)

★「いまこそ、伊勢。」伊勢市観光協会HP
★「伊勢志摩観光ナビ」伊勢志摩観光コンベンション機構HP
★「らくらく伊勢もうで」伊勢地域観光交通対策協議会HP
★「伊勢講座」伊勢市観光協会HP
★「【伊勢神宮周辺観光】ここにも行くべき!おすすめスポット17選」旅色HP

★「住む人も来る人もみんな大切 伊勢おはらい町」伊勢おはらい町会議HP

★「おはらい町・おかげ横丁」伊勢市観光協会HP

★「もう一度、伊勢を心の故郷に!お伊勢参りの歴史とおはらい町再生物語」マルコメ発酵美食HP

★「ようこそ、伊勢の神宮へ」伊勢神宮HP
★「伊勢神宮を回る」観光三重 三重県観光連盟HP
★「特集・伊勢神宮 〜神宮を深く知る〜」伊勢志摩観光コンベンション機構HP
★「豊受⼤神宮
()」伊勢神宮HP
★「伊勢神宮のルーツを古事記からひも解く 伊勢神宮入門-1」Discover Japan HP

★「伊勢神宮の『ギモン』と『ふしぎ』」伊勢神宮HP
★「【三重・伊勢神宮内宮】正宮でお賽銭はNG!参拝するなら知っておきたいルール」ノバプロ神社HP
★「皇大神宮(伊勢神宮 内宮)の参拝ルートを解説」寺社巡り.cоm HP

★「宇治橋五十鈴川」伊勢神宮HP
★「風日祈宮
(皇大神宮別宮)」伊勢市観光協会HP
★「正宮 皇大神宮」伊勢神宮HP
★「天照大御神とはどんな神様??『なぜ天照大御神が日本の最高上級神??』」神社・寺・御朱印めぐり.cоm HP

★「伊勢神宮の内宮さまの鳥居前町『宇治』をお守りくださる氏神さま」宇治神社(足神さん)HP
★「宇治神社 伊勢 ご利益あり!五輪金メダル獲得!『足神さん』は、陸上選手の聖地である!」いにしえの都HP
★「伊勢名物 赤福」赤福HP

★「伊勢名物 赤福とは?300年以上続く歴史、赤福餅の種類を紹介します!」三重県観光連盟HP

★「赤福ぜんざい」赤福HP
★「関西のぜんざい、関東ではおしるこ 呼び方なぜ違う」日本経済新聞HP
★「伊勢参りの定番 赤福と赤福ぜんざい」ぐふとく!ブログ


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★「211 【お魚料理07】『笑門来福』の由来は伊勢市に有る」
★「212 【今川焼き02】ぱんじゅう総本家は伊勢らしい・・」
★「266 【名物パン18】伊勢外宮のかたパン 」
★「267 神道世界の大元〆!伊勢内宮」

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★「595 【煎餅お餅12】松阪はお財布にツライ街」

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★「2100 【名物パン232】食の神様と風の神様と『桃パン』・・伊勢市」
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★「2102 【団子饅頭64】おはらい町で『出世する餅』を・・伊勢市

★「2103 【お米料理171】六十余年の確執と『唐揚げ丼』・・伊勢市」

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★「3106 【今川焼き87】ツツジと桜と『伊勢茶の鯛焼き』・・津市」
★「3602 【スイーツ315】冬のならまち散歩と『県庁のぜんざい』・・奈良市」

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★「4329 【団子饅頭145】皇居乾通り・紅葉の通り抜けと『白黒赤福』」

★「4357 【スイーツ470】寒風吹く節分前の津で『平治の福引き煎餅』を」

★「4358 【麺類色々479】九年ぶりの伊勢神宮・外宮で『元祖の伊勢うどん』を」

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(確かに三重は愛知の隣りですが、言葉や習慣は絶対に関西です)

伊勢の人はお餅がホント好きな様で、おはらい町は餅屋さんだらけ・・餅の廻りに餡子を絡めたおはぎタイプや餡子を餅の中に入れた大福タイプと様々ありますが、前者の代表と云えばやっぱり赤福!京都や大阪・名古屋の駅や空港のお土産コーナーでも箱入りの赤福が山積みされ、皆さんソレを大量に買われますンで毎回私ぁビックリしてますが、宝永四年(1707)創業の老舗・赤福さんの本店が在るのがおはらい町。私メだとて嫌いじゃないンで昨年暮れは白黒赤福をご紹介しましたし、まだ残暑が続いてた昨秋は赤福氷も根多にしてますが、今回は冬しか味わえない「赤福ぜんざい」を。ぜんざいと云うと私メら東夷は「汁気の少ない粒あんのお汁粉」を想像しますが、同じぜんざい(善哉)でも関東と関西じゃ全く違い、関西のソレは「粒あんの汁粉で汁気は多め」だから初め面喰いましたネ。因みに関西のお汁粉は「こし餡の汁物」ですし、関東風のぜんざいを向うじゃ亀山と呼ぶから尚更驚きますが、東と西じゃ違うと理解してしまえば怖くは無く、伊勢は関西の一部だから赤福ぜんざいもきっとソウだろうと思い、本店で頼んでみましたら確かに「粒あんの汁粉で汁気は多め」が出て来ましたヨ。但し前出の赤福氷にゃ赤福そのものが入ってたのに対し、コチラはお餅からして赤福用のとは違って焼きたての角餅が二つ入り。甘さもほどほどで苦手な方でも大丈夫じゃ無いかしらん。むしろ闘病してた内に釈界随一の甘党に成ってしまった私メにゃ足りない位で、フツーの赤福まで食べてしまった程ですが、この赤福ぜんざいは最初「赤福しるこ」として売り出されてたとかで、その頃は関東風の汁粉だったのか関西風の汁粉だったのか気に成りますナ。夏は冷やしぜんざいも出されてるソウです




| 2024.02.06 Tuesday (17:15) | 三重ってナニ地方? | - | - |
4358 【麺類色々479】九年ぶりの伊勢神宮・外宮で「元祖の伊勢うどん」を

能登地震で被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます

先月参った旅噺の在庫が沢山残ってますンで、我がまち東京のお噂を交えつつ順次ソレを記事化して行く心算ですが、前回ご案内した三重県の県都・津市の次は同じ三重の伊勢市へ。昭和三十年(1955)までは宇治山田市と称してた街で、だから?中心街にある近鉄の駅は宇治山田だったりしますが、ココへ来るのは九年ぶり・・再訪したいと願いつつ、ナカナカ叶わなかったンですヨ

 

伊勢市と云えば日本の神社の最高位・伊勢神宮さまの在る街で、その内宮(ないくう)の門前町が宇治/外宮(げくう)の門前町が山田。その二つが合併したンで宇治山田と名乗ってた訳ですが、九年の長きに渡ってお伊勢さんに詣でなきゃと私ぁ願い続け、漸くソレが叶ったンだから両方とも参らねば!と先ず山田へ。結構煤けた参道だった覚えが有るのに、エラク奇麗に成ってて吃驚仰天

 

ま、長らく来れなかった間にインバウンド景気が高まって、元々賑やかだったお伊勢さんに外国人観光客まで押し寄せる様に成ったンだから、中心街に近い外宮も表参道を大きくリニューアルする必要が有ったでしょうネ・・私ぁすっかり浦島さんですが、両方の御宮を詣でるなら外→内の順が昔からの仕来りだからと、外宮こと豊受大神宮さまの第一鳥居へ。遂にココまで来れましたゼ

 

内宮と外宮は二社等しい正宮とされてますが、祀られる主祭神は夫々別の女性・・内宮は皇室の始祖とされる天照大御神さまですが、こちら外宮は食物・穀物を司る豊受大御神(トヨウケビナ)さま。古代は食物を「受」と呼んでた様で、畿内各地を転々とした末に漸く伊勢で鎮座地を落ち着かせた天照大御神さまは、大御饌(食事)世話係として豊受大御神さまをお呼びに成られたンだとか

 

尤も豊受大御神さまも直ちに引き受けた訳じゃ無く、天照大御神さまからの再三のラブコールに応じて伊勢へ参ったのは随分後。即ち外宮の創建は内宮鎮座の484年後とされてますンで、良い料理人を専属契約で招くにゃ今も昔も交渉が大変ですし、殊によると「内外二社が等しい正宮」なのは条件の一つかも知れませんが、食べるのが大好きな私メだから豊受大御神さまは大事なお方

 

加えてもう一つ大事なのは、外宮の別宮として境内に「風宮」が存るコト。蒙古来襲時に神風を吹かせたとされるお社で、鯉風なる芸名を襲名してる私メですンで・・九年前に参ったのはコチラの遷宮神事を拝見させて戴く為でしたネ。あの時は建替えたばかりでピカピカでしたが、風格増した社殿を見て月日の流れを感じる!但しお伊勢さん二千年の歴史からすれば、一瞬も同然ですが

 

因みに二十年おきの式年遷宮は令和十五年(2033)が次回予定で、既にソレに向けて長野・岐阜両県から木曽ヒノキの大木が搬入され、外宮内で自然乾燥に掛けられてるンだとか。風宮は内外全ての最後にソレを行いますンで、神事は更に二年ほど後・・その時はまた参りたいですが、先ずは元気に美味しいモノを食べ続けられます様にと、豊受大御神さまの正宮に詣でて置きませんと

 

撮影の認められぬ正宮(しょうぐう)で「これからも美味いモノに巡り合えます様に」と不埒なコトを願った後は、往きに通った表参道は結構混んでて騒々しかったからと、敢えて空いてる北御門への参道を通って引き上げを。次回ご案内する内宮ほど広くは無いけれど、全国各他の大神社より広い外宮だから参道が一つだけの筈は無く、ソチラを通った方が静かだし余韻を楽しめますしネ

 

てな訳で最初に潜った第一鳥居傍に広がる勾玉池まで戻って来ましたが、続いて向かいたい内宮は四kmほど離れた先で、アクセスはバスに乗るか歩いて行くかだけ。前回参った時は我武者羅に歩きましたが、山を一つ越さなきゃならぬから結構キツかった!ならばバスですが外宮前のシャトルバス乗り場は随分な行列で、アレに並ぶのも面白くなさそう・・じゃ一般の路線バスに揺られて行くのが楽しそうと、宇治山田駅まで戻るコトにした私メです

 

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★次回も「三重県伊勢市」への訪問記です★


(参考リンク)
★「いまこそ、伊勢。」伊勢市観光協会HP
★「伊勢志摩観光ナビ」伊勢志摩観光コンベンション機構HP
★「らくらく伊勢もうで」伊勢地域観光交通対策協議会HP
★「伊勢講座」伊勢市観光協会HP
★「【伊勢神宮周辺観光】ここにも行くべき!おすすめスポット17選」旅色HP

★「お伊勢参りの始まりの道」外宮参道発展会HP

★「ようこそ、伊勢の神宮へ」伊勢神宮HP
★「伊勢神宮を回る」観光三重 三重県観光連盟HP
★「特集・伊勢神宮 〜神宮を深く知る〜」伊勢志摩観光コンベンション機構HP
★「豊受⼤神宮
(外宮)」伊勢神宮HP
★「伊勢神宮のルーツを古事記からひも解く 伊勢神宮入門-1」Discover Japan HP

★「伊勢神宮の『ギモン』と『ふしぎ』」伊勢神宮HP

★「お伊勢さんはこう回る!伊勢神宮の上手な歩き方【外宮編】」トリコガイドHP
★「豊受大神
(とようけのおおかみ)はどんな神様?神格や御利益も説明」札幌の神社と御朱印巡り〜札朱ブログ
★「神風を吹かせ 風宮
(伊勢神宮 外宮別宮)」伊勢志摩観光コンベンション機構HP
★「伊勢神宮◆風宮」伊勢神宮・御朱印HP
★「伊勢神宮·風の神様に逢いに」あきらのきままに旅好き人間ブログ
★「式年遷宮」伊勢神宮HP
★「2033年の式年遷宮へ、木曽ヒノキが到着 伊勢神宮/三重県」森林文化協会HP
★「勾玉池」伊勢市観光協会HP

★「CHUBUまなびタウン 歴史ウォーク『三重の伊勢うどん』」コミュファ・中部テレコミュニケーションHP
★「伊勢うどん 三重県」うちの郷土料理 農林水産省HP
★「創業1917年、伊勢うどん発祥の店」伊勢うどん ちとせHP
★「【伊勢市】『ちとせ』大正6年創業の伊勢うどんの老舗!宇治山田駅近くにある人気店 」ケンチェめしブログ


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(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(昔の宇治と山田は勢力を争い、合戦を繰り返した仲だったとか)

てな訳で外宮から歩いて十分ほど離れた宇治山田駅まで戻った訳ですが、その途中見付けたのが伊勢うどんの発祥店を名乗る「ちとせ」さん。伊勢うどんは極太でぬるぬる柔らかい超極太麺にたまり醤油のだしを直接ぶっかけ、麺とだしを絡めて食べるこの辺りの名物料理で、讃岐うどん的な麺の腰が全く存在しませんし、吉田うどん的な麺の強さも全く存在しない全く「ぬるぬる」なうどんで、全国から押し寄せるお伊勢さんへの参拝客にすぐ出せる様に江戸時代、参道の茶店じゃうどんを常に茹で続けてたモノだから「ぬるぬる」に成り、逆にソレが長旅で疲れ果ててた参拝客に好まれたンだと聞いた覚えが有りますが、見付けたちとせさんは「伊勢うどんと名乗った最初の店」な様で、雰囲気は街の食堂にしか見えませんが大正六年(1917)創業の老舗ナンだとか。ならばと頼んでみましたら、今でも茹で続けてるの?忽ち出て参りましたが、見た目と違って余り塩っぱくない真っ黒なだしの掛けられた麺は実にぬるぬるで、食感の余りの頼りなさに一瞬呆れてしまう位。ですがきっと豊受大御神さまが導いて下さったと思えば有難く、むしろコレこそお伊勢さんの名物と思えば嬉しく思えてしまう位。ま、こんなの全くダメと仰る方も居られましょうが、色々有るから面白いのであって、だからこそお伊勢ナンです




| 2024.02.05 Monday (18:15) | 三重ってナニ地方? | - | - |
4357 【スイーツ470】寒風吹く節分前の津で「平治の福引き煎餅」を

能登地震で被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます

リアルタイムやそれに近い更新を目指さないと公言してるのが拙ブログ旅日記で、令和六年も二月に成ったと云うのに先月参った旅噺の在庫が随分残ってますンで、拙宅のある都内のお噂を時折交えつつ暫くソレをご紹介させて戴こうかと。てな訳で今回は先月末に訪ねた三重の県都・津市への旅ですが、駅名が日本一短い津駅に降りるのは実に六年ぶり!この日は寒風が強かったですネ

 

実はこの二日ほど前に三重県北部(四日市)にゃ日本海から関ヶ原経由で寒波が押し寄せ、新名神高速じゃ雪で閉じ込められた車が続出した位で、名古屋からの列車は残雪の中を走って来ましたが、訪ねた津市は同じ三重でも温暖な中部だから積雪しなかったとのコト。と云っても風の寒さは大変で、市中心街を流れる岩田川に架かる阿古木橋の上に出ただけで、指が千切れてしまいそう

 

ま、津市は伊勢湾に面してるンで河口近くの橋の上に冬出たら風が寒いのは当然で、取り敢えずソレから逃れましょと市唯一のデパート「津松菱」に一旦避難。私メの本貫地・磐田市のお隣り松市にも松菱と云う百貨店が二十年ほど前まで在りましたが、創業者は同じでもある日突然潰れた浜松と違ってコチラは元気な様で一安心。地方デパートは何処も大変ですが、頑張れ津の松菱!

 

住まいから一番近い大規模SCが西武百貨店池袋本店・二番目が東武百貨店池袋店の私ぁ無類のデパート好きで、地方デパート閉店の報が最近相次いでるンで「ヒョっとしたら津の松菱も」と心配してましたが、コロナ禍前までは黒字を続けてた様ナンで、中心街のシンボルの一つだから如何にか生き残って欲しいと願うばかり。因みにもう一つのシンボルが、藤堂家の本拠・安濃津城址

 

博多津・堺津と共に三津(室町時代の日本の三大重要港)として賑わった安濃津(今の津市)で、三十二万三千石の大藩を築いたのが人生で七人の主君に使え、最後は徳川家康公の懐刀となった藤堂和泉守高虎公。私ぁこの方の講談を何席も持ってますし、拙宅近くの駒込染井郷を藤堂家が庇護してくれたお陰でソメイヨシノが生まれたりと、何かと感謝ばかり・・久しく御無沙汰してました

 

武士や武将が主君を変えるのは宜しくないと講談じゃ説きがちですが、ソレは天下泰平の続いた江戸時代半ば以降の発想で、戦国期は良き主君を求めて次々仕官変えするのは当然ですし、また高虎公は主家が断絶したから仕方なく次の殿様に仕えてますンで、責められる謂れは微塵もないお方・・むしろ溢れる才能をアチコチから求められた位で、三津の一つを任せらせれたのも当然かと

 

往時の安濃津城は広大な濠を持つ水城だった様ですが、今はその本丸がお城公園として残るばかり・・この日は寒さも有って城内に人影は無く、県庁所在地の真ん中がコレで良いのか不安に思えましたが、中心商店街の大門(だいもん)へ参ったら「奥まで続いてた全屋根式アーケードが無く成ってる」。聞けば老朽化の為に六年ほど前に撤去したソウで、前回参った時はその寸前だった様

 

昭和五十年代までは三重県で一番繁華な街だったと聞く大門が、この日は人影見えぬ寂しさ・・私ぁ道を間違えたと思う位でしたが、突き当りに津観音こと恵日山観音寺大宝院さんが変わらず在りましたンで、やっぱココがあの大門なんだと落胆。大宝院さんは浅草大須と並ぶ日本三大観音の一つで、三重じゃ今でも二番目に参拝者の多いお寺ですが余りに寒いから?ガラガラでしたネ

 

勿論私メだって御用がなけりゃ外に出たくない位の気温でしたンで、もっと暖かく成れば幾らも街に出て来るでしょうし、きっともっと賑わうンだろうと信じたいですが、県庁所在都市レベルでも中心街は郊外のSC群に負けたトコが殆どですンで、些か不安だナ・・普段は温暖で住むにゃとても良さそうな街ナンですが。そんな中心街が間違いなく大賑わいに成るのが秋の津まつりの時で、その花形なのが四百年近い伝統を持つ「唐人踊り」。色鮮やかなロッペを纏って歓喜の踊りを舞うと聞きますが、流石に東京からじゃ津市は遠くて気軽に参れず・・以前良く参ってた頃もソウ思いましたが、一度見てみたいと念願してるばかりで残念です

 

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★次回は「三重県伊勢市」への訪問記です★

 

(参考リンク)
★「レッ津ゴ〜旅ガイド」津市観光協会HP
★「津市 市外向け情報 津うrip」津市役所HP
★「号外NET津市」
本氣
(マジ)メディアHP
★「
[2024年最新]津市おすすめ観光名所7選!定番から穴場まで」旅色HP
★「
三重県津市の魅力好感百貨店」津松菱HP
★「
津市、中心街再生へ始動 特色とスピード感課題」日本経済新聞HP
★「
旅行記:三重県津市の繁華街へ行ってみたキューティー吉本の自由旅行ブログ

★「大門・丸之内地区のまちづくりに関すること」津市役所HP
★「
津城(お城公園)【続日本100名城】」津市観光協会HP
★「
かつては安濃津と呼ばれた【津城の歴史】をまるっと解説日本の城 Japan−Castle HP
★「
津市のオアシス『津城跡』は、歴史と自然の魅力あふれるパワースポット!三重県観光連盟HP
★「関ヶ原の戦い前、いち早く家康に与した、藤堂高虎の生涯 家康臨終の時、枕元に呼ばれるほど信頼された知将【日本史人物伝】」サライ.jp小学館HP
★「大門どっとこむ」大門大通り商店街振興組合HP

★「アーケードがなくなった商店街は、空が高く広く見えた (津市大門)」美里町の探検日記GPブログ

★「あの頃のにぎわいをもう一度。津観音の門前町として栄えた『津市・大門商店街』」とつとつブログ

★「日本三観音の一つ、津観音」恵日山観音寺大宝院HP
★「歴史はここから〜津観音〜」三重県に暮らす・旅するWEBマガジン OTONAMIE HP
★「津観音の節分 鬼押さえ節分」恵日山観音寺大宝院HP

★「津観音鬼押え節分会式」津市観光協会HP
★「いつの時代も変わらぬ味を、孝子平治のこころをお菓子に込めて」平治煎餅本店HP
★「
節分に向け『福引せんべい』づくりが最盛期 三角形に折りたたまれた中身は御守りなどの縁起物 三重・津市」TBS NEWS DIG HP
★「
【津市】この時期にしか買えない!おみくじが入った『平治煎餅』の『福引煎餅』を買ってみた!」号外NET津市HP

 

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★「107 【お米料理05】伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ」

★「108 【講談の舞台02】阿漕の平治‥津市」
★「170 【スイーツ07】日本一湿気りやすい御煎餅」
★「268 【煎餅お餅06】三重ではあられをサラサラ啜る」

★「292 【カレー焼02】津でも遂にカレー焼き」

★「309 【揚げモン04】味噌カツの元祖は名古屋じゃ無く、津です」
★「310 【お米料理15】天むすの元祖は名古屋じゃ無く、津です」
★「311 【カレー焼03】高田本山でカレー焼きを・・」
★「430 【調味料類04】とり焼いて食ったらええやん」

★「431 【お魚料理21】大反省!天下の珍味『うなぎの粕漬け』」
★「594 松阪の武家屋敷は入居者募集中」

★「595 【煎餅お餅12】松阪はお財布にツライ街」
★「649 【今川焼き06】信長の母と『蜂蜜まんじゅう』」

★「825 【お米料理57】新作講談と『三重大学カレー』‥津市」

★「945 【カレー焼12】雨降る津で『カレー焼』とツツジ見物」

★「946 【麺類色々56】三重のうどんはチョット甘い‥津市」

★「996 【やきそば74】三井財閥のルーツと『松阪焼きそば』」

★「997 【名物パン75】松阪でも『フラワー』は咲いてる」
★「1648 【スイーツ102】『福引せんべい』は日本のフォーチュンクッキー・・津市」
★「1649 【スイーツ103】津市が元祖?『いちご大福』」
★「1651 【カレー焼20】『カレー焼き』とネット暴力の辛さ・・一身田」

★「3105 【麺類色々294】桜遍路の旅!花咲く四日市で『桃太郎うどん』を」
★「3106 【今川焼き87】ツツジと桜と『伊勢茶の鯛焼き』・・津市」
★「4276 【スイーツ454】灼熱の七里の渡しと『アイスまんじゅう』・・桑名」

★「4277 【煎餅お餅32】29年目の仇討ちの亀山で『あられ茶漬け』を」

 

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(津は大津波で街が壊滅し、長らく無人だった過去のある市です)

今日は節分・豆まきの日。全国の寺社やご家庭で厄除けの豆が蒔かれてるコトと存じますが、地域によってその形式・掛け声等は様々で、そう成った理由が実に興味深かったりしますが・・津観音さんの豆まき「鬼押さえ節分会」は些か半端じゃ無く、いわゆる奇祭の一つとして江戸時代から畏れられてたンだとか。何しろ鬼に豆をぶつけて追っ払うンじゃ無く、お城の牢に入れられてた罪人を鬼役として津観音さんの境内に放ち、ソレをお侍さんや町役が真剣(日本刀)を振るって追っ掛けまわし、最後は本当に斬りつけて厄払いをすると云う実に物騒なモノで、斬りつけられる側は軽くても大怪我必至ですし、下手すると落命しかねない・・処がどんな罪人でも斬りつけられたらソレで無罪放免に成ったと聞きますし、津ご城下全ての厄を背負って斬りつけられるのは却って名誉なコトともされ、頃合いの罪人が居ない年は一般町人から広く公募()され、希望者が殺到して大変だったとか・・津市の方っておっとりしてる様に感じてましたが、実は結構血荒かったのかも。尤も死人が出る様じゃ流石に不味かろうと真剣から青竹に変えられたとも聞きますが、そんな物騒な節分会の縁起物なのが津の代表銘菓・平治煎餅さんの「福引せんべい」。煎餅と云ってもお米で作った塩っぱいのじゃ無く、西日本に多い小麦に卵と砂糖を混ぜて練ったのを鉄板で焼いた甘い煎餅で、焼き印を押した大きな生地を切らずに三角形に折り畳み、中に達磨や干支の辰のお守りなど(合わせて15種類あるとか)の縁起物が入れて包装したモノで、毎年節分前にしか売られない期間限定モノ。平治煎餅さんには以前大変お世話に成り、その頃に一度買ってみたコトが有りますが・・久しぶりに本店にお伺いしたらソレがちょうど売られてましたンで、是非とも買わなくちゃ!そして壊さない様に丁寧に丁寧に東京へ持って帰った心算でしたが・・やっぱ割れちゃったか、仕方ないナ。ま、食べる為にはドウせ割るンだから構わぬと云えば構わンのですが、折角だから今日まで包装を開けず・・どんな風に割れちゃったか確認したのはつい先ほど。そして大きくバリバリ割って、縁起物(金のタツノオトシゴでした)を取り出しましたが、津観音さんじゃ盛大に豆まき行われましたかネ。そして大門は大きく賑わった筈だと、東京から思う私メです




| 2024.02.03 Saturday (18:15) | 三重ってナニ地方? | - | - |
4277 【煎餅お餅32】29年目の仇討ちの亀山で「あられ茶漬け」を

新型コロナの感染防止の為、社会的距離を保って訪ねてます

前回ご案内の桑名市から遠く聳える鈴鹿山脈を眺めつつ、三重県内をワンマン電車に揺られて西へ移動しましたら、着陸中?の飛行機が車窓に。三重に空港?と慌ててシャッターを切った私メですが、後で聞けばコリャ中古建築機械の販売業者が本物の廃機体を看板代わりにしてるのだとか。旅に出るとホント不思議ばかり

 

で、参りましたのは三重県中北部の城下町・亀山・・名古屋から来る電車の終点で、ココより先はディーゼルカーの世界ですが、私ぁ神話の世界の悲劇の英雄・日本武尊(ヤマトタケル)さまの像が立つ亀山駅で下車。武尊さまは東征の旅からの帰路、亀山でお亡くなり成ったとか。能褒野王塚古墳なる御墓所も在るソウです

 

全国を旅してますと日本武尊さま由縁と称するトコが結構在りますが、神話の世界は私メら講釈師の守備範囲外すぎて詳しくを知らず、武尊さまが亀山で亡くなられてたとは吃驚仰天。御墓所とされる古墳は宮内庁がソウと認定して神社も在る様ですが、ソチラへ参るのは何れの楽しみとして、・・今回向かったのは亀山城

 

文永二年(1265)に初めて築かれた粉蝶城こと伊勢亀山城は、豊臣配下の岡本下野守によって天守閣を持つ近代城郭に造り直され、徳川期は主に三河以来の重臣たる石川家が鈴鹿峠を控える要衝・亀山を任されてますが、現存するのは御覧の多門櫓ほか僅かだけ。ソレでも三重県内じゃ唯一そのままに残る遺構なのだとか

 

大体が岡本下野守が築いた立派な天守閣は、幕府から天守閣の解体を命じられた丹波亀山城(京都・亀岡市)と勘違いされて壊された等と云う、講釈師だってソコまで出鱈目はしないだろうと云う呆れた逸話が有り・・天守閣跡に代わりに建てられたのがご案内の多門櫓の様ですが、その傍に鎮座する亀山神社さまにお詣りを

 

明治の廃城令で殆ど壊してしまった亀山城址を暫くブラついて、気に成ったのがこの石碑・・えぇと「石井兄弟敵討ち」だと!信州小諸藩士・石井宇右衛門の遺児二人が足掛け二十九年の苦労の後、父の仇で亀山藩士の赤堀源五右衛門をこの城内で討ち果たしたと云う一件が、赤穂義士が吉良上野介を討つ前年に有ったとか

 

石井兄弟の敵討ちは快挙として広く喧伝され、この影響で赤穂四十七士が討ち入り「せざろう」得なくなったと私メら講釈師は申しますが、無学な私メはその詳細を今まで知らず・・亀山で起きたコトでしたか!何しろ亀山は東海道五十三次の四十六番宿で、旅人が多く通ったトコだから忽ち全国に伝えられたンでしょうネ

 

今度は宿場の中をブラついてみますが、お城の築かれた丘が亀の甲羅の様にこんもりしてるンで亀山と呼ばれたと云う位で、前回ご案内した桑名は同じ東海道でも全く平らでしたが、ココは鈴鹿山脈の麓だから旧街道沿いは山坂だらけ・・しかも城下町だから道は右へ左へクネクネだらけ。そして酷暑だから誰も居ませんナ

 

ま、拙宅のある中山道板橋宿もコロナ禍を抜けて漸く戻って来た宿場巡りハイク客を、酷暑の今夏は殆ど見てませんので・・東海道の亀山でも同じ状況ナンでしょうネ。ま、幾ら日傘を差しててもこんな真夏の真昼間に歩いてる方がヘンですし、都内と違って自動車社会だから尚更ナンでしょうが。因みに亀山のスクーター用ナンバープレートは亀の絵柄で「カメのぶんちゃん」だそうナ

 

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★次回は「滋賀県長浜市」への訪問記です★


(参考リンク)
★「悠久の時代が馨る処」亀山市観光協会HP
★「三重県の亀山って?」亀山市役所HP

★「号外NET鈴鹿市・亀山市」本氣(マジ)メディアHP
★「江戸時代にタイムスリップ!三重県亀山市の観光スポット7選」skyticket HP
★「横山商店★★★〜国道沿いに飛行機
(旅客機や戦闘機)が展示している〜」マーチ改めインサイト〜ドライブステーション〜ブログ
★「日本武尊と弟橘媛」亀山市役所HP
★「ヤマトタケルと能褒野王塚古墳」亀山市歴史博物館HP

★「三重県で唯一現存する城郭建造物としてたたずむ『亀山城』【三重県亀山市】」歴史人HP
★「勘違いで天守を解体された城・伊勢亀山城」心にうつりゆくよしなし事をブログ
★「亀山市の地名のルーツは伊勢亀山城?〜城跡めぐりで歴史知る旅へ〜」HISTRIP HP
★「亀山神社」ニッポン旅マガジンHP
★「歴史の情報蔵 亀山で29年目の仇討」三重県庁HP

★「やさしい霊験亀山鉾 その二 苦節28年!亀山の仇討ち」歌舞伎ちゃん二段目ブログ


(関連する記事)
★「107 【お米料理05】伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ」
★「108 【講談の舞台02】阿漕の平治‥津市」
★「170 【スイーツ07】日本一湿気りやすい御煎餅」

★「268 【煎餅お餅06】三重ではあられをサラサラ啜る」

★「291 【団子饅頭10】関に坂下、東海道ウォーク」
★「292 【カレー焼02】津でも遂にカレー焼き」
★「309 【揚げモン04】味噌カツの元祖は名古屋じゃ無く、津です」
★「310 【お米料理15】天むすの元祖は名古屋じゃ無く、津です」
★「431 【お魚料理21】大反省!天下の珍味『うなぎの粕漬け』」

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★「595 【煎餅お餅12】松阪はお財布にツライ街」

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★「946 【麺類色々56】三重のうどんはチョット甘い‥津市」

★「1648 【やきそば178】『みそ焼きうどん』と講釈師の余計な心配・・亀山」

★「1649 【スイーツ102】『福引せんべい』は日本のフォーチュンクッキー・・津市」
★「1650 【スイーツ103】津市が元祖?『いちご大福』」
★「1651 【カレー焼20】『カレー焼き』とネット暴力の辛さ・・一身田」
★「3106 【今川焼き87】ツツジと桜と『伊勢茶の鯛焼き』・・津市」
★「4276 【スイーツ454】灼熱の七里の渡しと『アイスまんじゅう』・・桑名」


(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(歌舞伎なら石井兄弟の敵討ちは残ってますが、講談じゃ・・ネ)

今夏は余りに暑い日が長く続きすぎて、例年ならバテずに乗り切る私メなのにすっかりバテて居りまして、食欲の湧かぬ日が時折有ったりしてますが、そんな時にお世話に成ったのが亀山で買って来た「あられ茶漬け」。三重県じゃ田舎あられと称する塩だけの素朴な味わいの細いあられが良く売られてますが、他県と違うのはソレをそのまま食べるだけじゃ無く、お椀に入れたあられにお茶をかけて食べるから面喰う。ですがふやけた部分と硬い部分の食感の違いが楽しくて・・コレが結構いける!むしろ他県じゃドウしてお茶をかけないンだと憤慨したくなる位ですが、濃い味が好きな東夷の私メはただお茶をかけるだけじゃ物足りなく、昆布茶の粉を一匙ふってからお茶をかけて食べてましたネ。三重でも刻んだ塩昆布を載せたり、黒糖や砂糖をふって食べたりと楽しみ方はご家庭ごとに色々な様で、食べ方を巡って争議が巻き起こるとか起きないとか。夏だけじゃなく年中当り前に食べられてる様ですが、正直もっと買って来れば良かったと後悔する私メです




| 2023.08.23 Wednesday (18:15) | 三重ってナニ地方? | - | - |
4276 【スイーツ454】灼熱の七里の渡しと「アイスまんじゅう」・・桑名

新型コロナの感染防止の為、社会的距離を保って訪ねてます

立秋過ぎて朝晩多少過ごし易く成って来た都内や関東と違い、京都や大阪を初めとする関西は依然として酷暑が続いてますナ。お住いの方々に謹んでお見舞い申し上げますが・・東京の生まれ育ち住まいの癖して関西好きな私メでも、夏の暑さだけは微塵も好きじゃ無く・・どうせ参るなら他の季節がいいナと思いつつ、御用だから仕方ないと又しても関西へ足を踏み入れちまいましたヨ

 

参りましたの揖斐川(手前の川)・長良川(河口堰が奥に見える川)を挟んで東海地方とすぐ隣接する、関西二府五県の最東端たる三重・桑名市。三重は一体どこの地方なのか?と云う議論が有るのは承知してますが、揖斐川を越した途端に文化や言葉等が関西のモノに変わりますし、伊勢國(三重県の大部分)は律令制の畿内だから東海の筈は無く、関西もしくは近畿地方に決まって居ります

 

そもそも三重県がドコの地方か判らなく成ったのは、名古屋から電波の届くエリア内を東海三県などど称した東海テレビが全て悪く、江戸時代の区分じゃ静岡の富士川からご案内の揖斐川までが東海(海道とも)と云う扱い。尤も桑名は昔から名古屋との繋がりが大きく、揖斐川の畔に再現された船着き場は名古屋(熱田宿)との間を船で直結した、旧東海道「七里の渡し」の跡だったりする

 

名古屋と桑名の間にゃ揖斐・長良に加えて木曽川も在りますし、その他にも中小河川が沢山流れてて昔の土木技術じゃ陸路を整備するのはとても難しく、ならば伊勢湾最奥の浅瀬沿いに渡し船を出した方が遥かに簡単で安全と、満潮時は七里(28kmほど)・干潮時は十里(40kmほど)を約四時間で繋いでたとか。桑名側の船着き場を上がると聳えていたのが桑名城で、ココは水のお城

 

七里の渡しを幕府は随分重視した様で、名古屋側は御三家筆頭の尾張徳川家が護りを託されたのに対し、関が原合戦後に桑名を任されたのが徳川四天王の一人・本多平八郎忠勝公。生涯五十七回の合戦に出て難敵と大激闘を重ねたのに、自身はかすり傷一つ負わなかったとされる猛将で、講談にゃこのお方が大活躍するお噂が多かったりしますが、桑名城址に鹿角脇立兜を被られた銅像が

 

本多家が二代で栄転した後は、久松松平家・奥平松平家と親藩が何れも十万石ほどで藩主を務め、文政六年(1823)に久松松平家が再入封して幕末まで続いてますが、川沿いに建つお城から旧東海道を通って街中へ出ようとすれば、お堀と云うかクリークと云うか?水路が結構残ってて、ソレが今でも使われてる様。ですが流れが無いンで少しも涼しくない!やっぱ関西の暑さは違う!

 

七里の渡しを挟んだ熱田宿にゃ負けますが、東海道五十三次で二番目に大きな宿場だったのが桑名・・その総鎮守が「春日さん」こと桑名宗社さま。四世紀中頃の創建とされる超古社で、桑名神社(三崎大明神)さまと中臣神社(春日大明神)さまが合社してますが、八月初めに開催される春日さんの「石取御神事(石取祭り)」は桑名最大の祭礼。何しろが別名「日本一喧しい祭り」ですから

 

石取祭りのナニが喧しいかと云えば、厳密な決まりを厳守した上で四十台の山車が、祭礼日の朝0時から一斉に鉦や太鼓を打ち鳴らし、お囃子を盛大に鳴り響かせながら街中を練り歩くらしく、それを試楽(土曜)と本楽(日曜)の両日に渡って延々騒ぎ続けるのだとか。街中にある桑名信金さんの立派な旧本店が「石取会館」なる常設展示館に成ってましたが、こう云う山車って実に関西!

 

石取会館の方が「とにかく喧しい祭りです」と何度も仰ってたのが印象的で、ソレほど喧しいンだったら一度見に参りたいモノですが・・八月初めって一番暑い頃じゃん!地元の方はソレに慣れてるでしょうが、盛夏でも関西より最高温が2℃ほど低いのが当たり前な東京住人にゃチト辛く、昼間はとても無理そう・・夜0時の鳴物開始から夜明けまでだけなら付き合えるかしらんと思いつつ、涼しいトコを求めて寺町アーケードへ逃げ込んだ私メ。以前参った時に比べて随分キレイに成ったけど、人影が殆ど見えないのは寂れたから?ソレとも地元の方でも暑いからでしょうかネ

 

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★次回は「三重県亀山市」への訪問記です★


(参考リンク)
★「伊勢国の玄関口 桑名」桑名市観光協会HP
★「桑名ファンクラブ」桑名市役所HP
★「My KuWnna」わが街ポータルくわなHP
★「2023年 桑名を満喫!最新おすすめ観光スポット一覧」skyticket HP

★「桑名七里の渡し公園」国営木曽三川公園HP

★「桑名宿・七里の渡し跡」ニッポン旅マガジンHP

★「木曽三川(きそさんせん)の洪水と治水の歴史」水資源機構長良川河口堰管理所HP
★「木曽三川、治水との戦い」歴史〜とばずがたり〜ブログ

★「旧東海道の『七里の渡し』を実際の船に乗って体験して来た」今日もいろいろブログ

★「九華公園」桑名市役所HP
★「九華公園
(桑名城)」ニッポン旅マガジンHP

★「本多忠勝は強いだけじゃなく桑名の恩人でもある」現身日和ブログ

★「”東海道第二の宿場町” 桑名宿を歩く」トシの旅ブログ

★「桑名総鎮守 春日さん」桑名宗社HP

★「日本一やかましいまつり 〜国指定重要無形民俗文化財〜」桑名石取祭保存会HP
★「桑名石取祭はいつ開催?お祭りの見どころを地元民目線で解説します!屋台の出店情報や駐車場案内も!」三重県観光連盟HP

★「午前0時に轟音と歓声『日本一やかましい祭り』桑名石取祭が開幕」中日新聞Web HP
★「【桑名】日本一やかましい祭り『石取祭』の叩き出しへ行ってきました!」Life Designs HP
★「石取会館」三重県内の博物館・資料館HP

★「おいでよ!寺町通り商店街へ」桑名寺町通り商店街HP
★「桑名のアイスまんじゅう、どれを愛す!?」OTONAMIEブログ
★「【桑名の夏の和スイーツ】”アイス饅頭”で有名な3店舗巡ってみたので、レポートします!」三重県観光連盟HP
★「【マルマン】桑名のアイスまんじゅうならココ!売切れ注意の人気店!」みえきたライフ・ブログ


(関連する記事)

★「008 【お肉料理01】四日市のトンテキ!!」

★「070 【団子饅頭01】伊勢のなが餅、高虎ゆかり」
★「106 その手は桑名の焼きハマグリ、が喰えず」

★「291 【団子饅頭10】関に坂下、東海道ウォーク」
★「524 【お肉料理10】大入道とトンテキ in 四日市」
★「525 【やきそば27】亀山の味噌焼きうどん・チルド版」

★「650 【スイーツ28】暑い日は桑名で『アイス饅頭』」
★「826 【カレー焼08】新顔を発見!四日市の「カレーベイク』」
★「1648 【やきそば178】『みそ焼きうどん』と講釈師の余計な心配・・亀山」
★「2936 【スイーツ242】七里の渡しのナゾと『アイスまんじゅう』・・桑名」

★「2937 【スイーツ243】寂しき駅前宿場町と『ゴールドあずきバー』・・四日市」
★「3105 【麺類色々294】桜遍路の旅!花咲く四日市で『桃太郎うどん』を」


(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(関西での感覚は判らぬけれど、関東から見れば三重は関西です)

関西らしくエラク暑い三重の中でも桑名はトップクラスに暑い街だから、暑さを凌ぐ美味しいモノが昔っから在る!ソレが「アイスまんじゅう」で、饅頭を模した小豆餡入りのアイスミルクキャンデーだからソウ呼ばれますが、桑名じゃ戦後すぐから親しまれた様で元祖の「寿恵広」さんのは何度かご紹介してますが、今回は石取会館の真ン前にある「マルマン」さんのアイスまんじゅうを。不格好極まりなくて撮りづらいですし、短い串が変な角度で入ってて食べづらいったら有りゃしませんが、コレがお店手作りの証拠でまとめて沢山作るから、一々格好に気を配っちゃ居られぬとのコト。何しろ三十個五十個単位でコレを買ってく人が実際何人も居ましたから、まとめて沢山作らにゃ夏の間は注文に追い付かないンでしょうネ。ソレでもお昼過ぎには売り切れてしまうと云うから大変ですが、私ぁ口が一つしかないからと定番のを一つだけ。釜で炊いた上質な大粒小豆を使った餡子と練乳ミルクをたっぷり注いで凍らせたアイスまんじゅうは少し硬いンで、まだまだ初心者の私メにゃ食べる速度を溶けてく速度が上回り、最終的には大惨事に成っちまいましたが・・コレを上手く食べられる様に成れば立派な桑名っ子ナンだとか。暑さを面白さにしてます




| 2023.08.21 Monday (18:15) | 三重ってナニ地方? | - | - |
3106 【今川焼き87】ツツジと桜と「伊勢茶の鯛焼き」・・津市

ェイスブック参加、四年目に入りました!どうかご覧下さいませ

津市の中心街に在る「安濃津(あのつ)城」跡は、伊勢・伊賀二ヶ国太守たる藤堂家三十二万石の本拠地。この大禄に相応しい堂々たる規模だったソウですが、只今は「お城公園」として市民に親しまれてますナ

 

まだ盛りの桜を求め、拙宅の在る都内を離れて関西へ旅に出た私メです。気候は西から東へ伝播して行くのが専らなのに、ドウ云う訳か桜だけは東京が毎年最初で、東から西へ花が向って行くから実に不思議。

 

出発した日の東京は花弁が舞ってたのに、列車が進むに連れて車窓は満開の桜が多く成り、名古屋で乗り換えて最初の目的地・三重県に入りますと、全く散ってる様子が無くて「日本は広い」と改めて実感しますヨ。

 

お城の桜の中で佇んで居られるのは、津藩の初代にして築城名人と謳われた「藤堂和泉守高虎」公。主君を八度も変えた裏切り者と批判する人も多いですが、むしろ忠義の鑑みたいな方だと私ぁ思ってます

 

ある方から先日、「津に行ったら鯉風は元気かドウか聞かれた」と言われましたヨ。私ぁ新作講談の取材で以前、津中心街の某古刹の御住職サマにお世話に成りましたが、この方は全くの偶然でソコの檀家関係。

 

共に関東住まいなのに遠く離れた津のお寺に別件で御縁が有るとは、世間はホント狭いと吃驚したモノですが、成るほど確かに長らくお会いしてませんナ。何しろ私メはココ数年、病と闘うだけで精一杯でしたから。

 

津は平安の昔から栄えた街だけに古刹が多く、中でも名高いのは和銅二年(709)開山の「津観音」恵日山観音寺さん。東京の浅草・名古屋の大須と並ぶ日本三大観音ですが、訪ねたお寺はココとは違います

 

今は多少フックラしましたが、一時はガリガリに痩せて目が窪んでたらしく、暫く会って無かった方は揃って吃驚仰天されてましたナ。ソレがナンとも申し訳無く、心ならずも不義理する様に成っちまったトコが随分と。

 

何しろコッチの勝手な都合での疎遠だから、ソレっきり忘れ去られたとしても恨む筋合いは御座居ませんが、だからこそ懲りずにお気に掛けて下さる方が居らっしゃったと思うと嬉しいですヨ。例え話の端だとしても。

 

津の中心街は近鉄やJRの津駅から結構離れてますが、三重県きっての桜の名所として知られる「偕楽公園」は、逆に津駅の直ぐソバに。藩主・藤堂家の別宅だったトコで、満開の花を楽しむ人で賑わってました

 

お電話してみると、何時でも会いに来いとのお言葉。桜遍路で関西へ参る途中に寄りましょと、昨日ご案内の四日市で時間調整し、約束通りに津の街へ。四年ぶりでも余り変わって無いのに、ヘンな意味で安心を。

 

御住職サマはお元気そうでしたが、流石の高僧で私メを見て「大分苦労したみたいやナ」。コレから不義理した方々にお詫びせにゃ成りませんが、ソレもフツーに戻って行く為の大事な道程。先はまだコレからです。

 

偕楽公園は三重県の桜の標準木が在ったりするトコですが、むしろミツバツツジの名所として名高いとか。藤堂家の別宅時代に江戸の藩邸から移されたのが始めと聞きますンで、ヒョッとしたら拙宅近くの染井の植木職人が改良した品種なのかしらん?江戸で大いに栄えたツツジ文化のパトロンは、染井に下屋敷の在った津藩主・藤堂家ですから

 

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★明日は「大阪府大阪市天王寺区」への訪問記です★


(参考リンク)
★「レッ津ゴ〜旅ガイド」津市観光協会HP

★「津市の観光スポット特集 三重県の県庁所在地で旅行を楽しもう!」観光三重HP
★「三重県総合情報ポータルサイト」FAMIE HP
★「三重県津市の"今"をピックアップ」つのことHP

★「津城」お城散歩ブログ
★「津の発展と築城の名手:藤堂高虎」歴史の情報蔵・三重県庁HP

★「今年もきれいに咲いてくれました。(津城址の桜の記事です)」アレクシードHP
★「津の観音さん」恵日山観音寺HP
★「津偕楽公園」津市観光協会HP
★「津偕楽公園のつつじと桜」木燃人の朴念仁的心ブログ
★「津市最古のお寺・上宮寺
(津市乙部)」美里町の探検日記GPブログ
★「なおきのたい焼き 自家製粉・自家製餡 有機豆乳練りの皮」食べてぼやいて今日も熟睡ブログ
★「なおきのたい焼き
(津市)おやつスイーツ系」あれすFR−Sのページ・ブログ

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(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(中心商店街の津観音前の大門がエラク寂れてて・・些か心配です)

闘病中の激ヤセは毎日の青空療法で脂肪燃焼が捗り過ぎたのも有りましたが、ソレより服薬の副作用による食欲低下が大きかったですヨ。辛うじて食べる気の出た餡子で養分補給してた感が大きいですが、人生でアレほど鯛焼きを食べたのは初めてだった様な。流石に今はソレほど欲しなく成りましたが、鯛焼きの発祥地は津だと云う説を昔聞いた覚えが。真偽を確かめるほどの元気はまだ復活してませんが、津で一番大きくて有名な松坂牛専門のお肉屋「朝日屋」さんのお隣に、「なおき」と云う鯛焼き屋さんを発見!聞けば結構前から在るソウで、この街に良く来てた頃にゃ興味が無かったンで気付かなかったみたい。有機豆乳を入れた白っぽい皮に自家製の餡子と拘ったお店ですが、見れ「伊勢茶のたい焼き」なるモノが。三重県は知られざる緑茶の大産地でして、その抹茶を豆乳の代りに入れた緑色っぽい鯛で、お茶の香りがエラク濃いですナ。味噌カツや天むすを始め、実は津が発祥とされるモノは多く、売り方次第で・・と思わせて呉れる懐かしい街でした




| 2018.04.07 Saturday (00:15) | 三重ってナニ地方? | - | - |
3105 【麺類色々294】桜遍路の旅!花咲く四日市で「桃太郎うどん」を

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JRと近鉄の駅が少し離れてる四日市ですが、JR駅前はエラク閑散としてて・・三重県最大の都市とは思えぬ程。両駅間を結ぶ中央通りの緑地帯は桜が満開だったのに、ソレを見てる人は誰も居ませんでした

 

昨日だけ埼玉県でしたが、ソレまで延々と拙宅の在る都内の桜を御案内して参った私メです。一年中温暖な沖縄は流石に別ですが、ソレ以外の都道府県の中で一番先に満開に成るのはナゼか毎年東京ですナ。

 

最初と云うのは万事嬉しいモンですが、その分散るのも早くって・・長旅に出掛ける前は花吹雪が舞い始めた位だったのに、帰って参りましたらスッカリ葉桜に成っててアラ残念。花の盛りはホント短いと思うばかり。

 

賑やかな近鉄の駅の方へ歩き出しますと、両駅のほぼ中間の三滝通りでも桜並木が満開。毎秋この通りを閉鎖して盛大な祭りを行うソウですが、今は静かなモノ・・でもコチラでは多少は花を眺めてる人の姿が

 

でも花をまず都内で堪能した上で、桜遍路の旅に出られるってお得じゃん!長い闘病の末・・悪い風に考えるのは止めにした私メで、ハハ呑気だネと自虐しつつ、幾つかの用事に託けて朝早い列車で西へ参らん。

 

通勤ラッシュの雑踏がイヤだから早朝発ですが、最初の目的地たる三重・津市へその分早く着いちまう訳で、お約束の時間を考えるとドコかで時間調整しなくては。ならばブラリ途中下車の旅と決め込みますか。

 

三滝通りで行われる四日市祭は、神輿は出るわ山車は出るわ舞獅子が出るわとエラク賑やかなモノだソウですが、ソレは街の産土神「諏訪神社」サマの江戸時代から続く御祭礼だとか。境内の桜も満開でした

 

てな訳で降り立ったのは、半年ほど前にも来てる四日市。桜の名所が在るかドウかは判らぬけれど、寂れっぷりに驚くJR駅から賑わう近鉄の駅の方へ向って歩けば、きっと楽しいナニかが見付かるかも知れない。

 

始まりからコレじゃ今春の桜遍路は前途多難だと呆れつつ、出たとこ勝負も大いに結構。そんな阿呆を楽しめるのも元気に成った証拠の一つと肯定し、イザ改札を出たら駅前の大通りの緑地帯に満開の桜の木。

 

近鉄駅前のアーケード街まで参りますと、四日市祭の名物「大入道」の模型が首を延ばしたり縮めたりしてましたヨ。本物は全高九mと巨大で、二百年も前から親しまれてる「日本一大きなカラクリ人形」だとか

 

こいつぁ出だしから縁起がイイやと喜んで、直線なら一km強の距離を何倍にもする勢いでテキトーに歩き廻れば、確かに名所と云うトコは街中に無いけれど、いやいやドウして桜の多い街ですナ。予想外の大収穫。

 

戦争末期の大空襲で粗方焼かれて昔が残ってませんし、国内有数の工業都市なだけに「観光しに行くトコ」と思って無かった四日市ですが、季節次第で結構楽しめると思いつつ、更なる桜を求めて旅は続くのです。

 

近鉄の駅を一旦通り抜け、中心街で桜が一番多いと聞いた「鵜の森公園」へ。驚いたことにココは駅のソバなのに、織田家によって攻め落とされるまで四日市を治めた戦国領主・田原氏の城跡ナンだとか。この殿様が四の日に城下で市を開かせたのが、四日市の始めだソウです

 

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(参考リンク)
★「おかげさまで五十周年」四日市観光協会HP
★「四日市へようこそ」同HP
★「四日市タウン情報」YOUよっかいちHP
★「四日市観光スポット50選 グルメなど定番〜穴場までご紹介!」KAUMO・HP
★「明と暗:二つの四日市駅」南さんちのつれづれなる記ブログ

★「満開!十四川桜まつり!」南野クラフト建築設計室きまぐれ日記ブログ
★「四日市の歴史とともに歩んできた総産土神」諏訪神社HP
★「郷土の伝統芸能を楽しめる『四日市祭』」るるぶ.com HP
★「四日市商店街を歩くだけ!」ゆとりごとブログ
★「【三重】大四日市まつりで大入道を見よう!」BQ〜B-spot Explorer〜ブログ
★「鵜の森公園の桜が満開!」四日市・桑名韓国語教室 ハングル語学堂・四日市校ブログ
★「浜田城
(伊勢国・三重県四日市市)」お城学のお城を学ぼうブログ
★「桃太郎は真心こめておいしくにぎります」おにぎりの桃太郎HP
★「おにぎりの桃太郎 四日市駅前エスカーラ店」はんなりらいふブログ


(関連する記事)
★「008 【お肉料理01】四日市のトンテキ!!」
★「070 【団子饅頭01】伊勢のなが餅、高虎ゆかり」
★「106 その手は桑名の焼きハマグリ、が喰えず」

★「291 【団子饅頭10】関に坂下、東海道ウォーク」
★「524 【お肉料理10】大入道とトンテキ in 四日市」
★「525 【やきそば27】亀山の味噌焼きうどん・チルド版」

★「650 【スイーツ28】暑い日は桑名で『アイス饅頭』」
★「826 【カレー焼08】新顔を発見!四日市の「カレーベイク』」
★「1648 【やきそば178】『みそ焼きうどん』と講釈師の余計な心配・・亀山」
★「2936 【スイーツ242】七里の渡しのナゾと『アイスまんじゅう』・・桑名」

★「2937 【スイーツ243】寂しき駅前宿場町と『ゴールドあずきバー』・・四日市」

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(工場街の夜景を船で見て回るツアーが人気・・乗ってみたいモノです)

四日市を中心に店舗網を広げる「おにぎりの桃太郎」さんは、ママさんばかりを雇う「お母さん企業」だソウで、ソレが工業都市・四日市の合致したのか?今じゃソウルフードの一つとしてなくては成らぬぬ存在だとか。各種おにぎりとお弁当、そして持ち帰りの出来るうどんが主力の様ですが、レジのお母さんに一番人気と聞いた「桃太郎うどん」と「味おにぎり」を頼んでみましたヨ。健康に良いからと梅干の入れられたうどんは、四日市を含む三重県は間違いなく関西だナと実感させて呉れる味付けでしたが、楽しいのが味おにぎり・・味って一体ナンの味?ナンでも創業者さんの御母堂自らが味付けした「四日市のおふくろの味」らしく、醤油味ナンだけど僅かに甘辛いのがご当地流なのネ。うどんを啜りながらレジの方を見てましたら、確かに味おむすびは良く売れてるみたい・・四日市ならではの郷土の味として市民から愛されてる様です




| 2018.04.06 Friday (00:15) | 三重ってナニ地方? | - | - |
2937 【スイーツ243】寂しき駅前宿場町と「ゴールドあずきバー」・・四日市

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三重県の最大都市「四日市」は、名古屋から快速電車で約三十分でが、賑わってるのは近鉄四日市駅の方・・1kmほど離れたJR四日市駅は閑散としてますナ。近鉄の八分の一の利用客しか居ないンだとか

 

昨日ご紹介の桑名市に続き、同じ三重県の四日市へ参った私メです。長らく三重県と云う名前に疑問を抱いてましたが、明治初めに一年間だけ四日市に県庁が在ったに、ココの郡名から採ったンだソウですナ。

 

同時にナゾなのが「三重ってナニ地方?」。比較的近い静岡県に実家在る私メにすりゃ、三重は間違いなく近畿。濃尾三川を越えると言葉ガラッと変わり、ソレはいわゆる関西弁。明らかに東海地方じゃ無い!

 

JR四日市駅の少し裏手は、潮の香りが漂う港の船溜まり。昨日は知・熱田宿と桑名宿との間の「七里の渡し」をご紹介しましたが、桑名に寄らずに四日市まで一気に行く「十里の渡し」と云うのも有ったとか

 

しかも走ってる電車は「JR関西本線」と「近畿日本鉄道」だし。ま、厳密にゃ関西と近畿は違いますが、異邦人の私メからすればドッチも似た様なモノ。尤も関西線と近鉄線じゃ利用客数は大違いで、フツーは近鉄。

 

なのにJRで乗り込んだのは、拙宅の在る東京から一枚の切符で来られたから。途中下車で寄った桑名からたった十分で着いた四日市駅は、コレが三重県大の人口(三十一万)を誇る街なのかドウか不安に成る位。

 

JR駅の北側で交差するのは旧東海道、第四十二番「四日市宿」だっ辺り。戦国時代にココの御領主が「四の付く日に市場を開かせた」のが(予想通り・・ネ)で、江時代はずっと幕府直轄地(天領)でした

 

東京だってソウですが、時代と共に賑わう場所が変わるのは仕方ないコト。江戸時代から長らくはJR駅の近くの旧宿場が中心だったのが、ソコに乗り入れてた近鉄電車が宿場外れに駅を移すと、賑わいは新駅へ。

 

処がソレだとてモータリゼーションの進展と共に寂れ行き、今一番賑かなのは内陸に少し入ったバイパス沿いだとか。てぇコトは・・JR駅界は二世代前の盛り場()ですナ、道理で東海道に人が居ない訳だ。

 

四日市宿の北側を通る国道164号線に、「思案橋」の跡が残っますヨ。本能寺の変から逃げて来た徳川家康公が、海を船で渡るかドウか思案したトコで・・脱出を手伝った功で、四日市は天領に成ったとか

 

近鉄の駅の周りは何度も訪ねてますが、旧宿場や港近くを歩くのはめて。余りの寂れっぷりに驚きますが、ソウと事情が判れば怖るに足ず。むしろ誰も居ないのを幸いに、あちらこちらをブラブラのんびりと。

 

古い船溜まりの先には、石油コンビナートを始めとする臨海工業地帯。その夜景を船で眺めるツアーが人気と聞きますが、今回は時間の関係でチョット無理。賑わいの変移と逆に、海沿いへ興味が遷る私メです。

 

一時間ほどブラついて、JR四日市駅前へ戻りました・・相変わらず人影は疎らですナ。この駅は旅客輸送よりも貨物方が盛んな様で、ンテナ車や石油タンク車の入替が次々行われてるのが印象的でした

 

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(参考リンク)
★「おかげさまで五十周年」四日市観光協会HP
★「観光三重」三重県観光連盟HP

★「四日市観光スポット50選 グルメなど定番〜穴場までご紹介!」KAUMO・HP
★「明と暗:二つの四日市駅」南さんちのつれづれなる記ブログ
★「四日市駅周辺散歩」オタクの雑記ブログ
★「四日市港のキホン」四日市港管理組合HP
★「四日市本町どっとコム」四日市本町通り商店街ポータルサイトHP
★「【東海道43】四日市宿 (三重県四日市市)」街道遍路ブログ
★「思案橋」四日市市立中央小学校HP
★「工場夜景in四日市 〜煌の世界へようこそ〜」四日市観光協会HP
★「Be always for Customers!」井村屋HP
★「やっと出会えた幻の井村屋『ゴールドあずきバー』@御在所SA」おばトピ・ブログ

★「真心こめておいしくにぎります」おにぎりの桃太郎HP

(関連する記事)
★「008 【お肉料理01】四日市のトンテキ!!」
★「070 【団子饅頭01】伊勢のなが餅、高虎ゆかり」
★「106 その手は桑名の焼きハマグリ、が喰えず」

★「291 【団子饅頭10】関に坂下、東海道ウォーク」
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★「826 【カレー焼08】新顔を発見!四日市の「カレーベイク』」
★「1648 【やきそば178】『みそ焼きうどん』と講釈師の余計な心配・・亀山」
★「2936 【スイーツ242】七里の渡しのナゾと『アイスまんじゅう』・・桑名」


(鯉風のお仕事)
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(四日市名物『おにぎりの桃太郎』は、閉店する時間が早過ぎますヨ)

昨日の桑名に続いて、又してもあずきのアイスを。何しろ訪ねた頃はまだ残暑がキツクって、内側から冷やさないと身体がとても持ちそうも無い・・。但し四日市のじゃ無くて、ライバル都市・津の井村屋さんので恐れ入りますが、関東じゃ滅多に売って無い「ゴールドあずきバー」が、流石にお膝元の三重県だけ有って当り前に売られてる!ミルク金時や宇治金時も有りましたが、井村屋さんはやっばあずきバーじゃ無いと。フツーのは日頃食べ慣れてないンで比較が難しいですが、ゴードなのは外袋だけでしたが、お値段が倍近くも違うだけに・・何となくゴージャスな気分に!因みにフツーのほど硬いと感じませんでした




| 2017.10.03 Tuesday (00:15) | 三重ってナニ地方? | - | - |
2936 【スイーツ242】七里の渡しのナゾと「アイスまんじゅう」・・桑名

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桑名市街地の東側を悠々と流れる「揖斐川」は、行して伊勢湾に向う「木曽川」・「長良川(ココの少し上で揖斐川)」と共に濃尾三と呼ばれますが、桑名はコレらの川の氾濫に悩まされ続けた街です

 

名古屋からJR関西線の電車に揺られ、久し振りに三重県へ参った私メです。と云っても訪ねたのは三重県の北端・桑名市で、同じ三重の南端までは二百km近くも有るンだとか。名古屋〜神戸間に匹敵する距離。

 

最近は参る機会がナカナカ無く、病状が最悪だった二年半前に伊勢神宮サマに詣でた以来ですナ。お蔭でドン底を脱しましたから、お伊勢さんの御神威おそるべし!寛解したらお礼に改めて詣でたいモノです。

 

元和元年(1616)に制度化された旧東海道唯一の海路「七里の渡し」で、桑名の渡し場で旅人達を迎えたのが伊勢神宮サマの大鳥居「伊勢国一の鳥居」。神宮の式年遷宮の度に、今でも建て替えられてるとか

 

ソレはさて置き・・拙宅の在る都内だろうと旅先だろう構わずに、私ぁ青空療法で毎日歩き続けてますが、多少の励みとして(スマホのアプリ上)東海道五十三次を旅してるコトに成ってますヨ。片道が約五百km。

 

あと少しで十二往復目が終わりますが、能々考えると旧東海道にゃ「歩こうとしても歩けない」区間が有る筈。ソレが尾張国(愛知県)熱田宿と伊勢国(三重県)の桑名宿の間の「七里の渡し」、ルートが陸上に無い!

 

徳川四天王の一人「本多平八郎忠勝」公が築いた、四重六層の天守閣を備えた大城塞「桑名城」が渡し場ソバに。その建物群は焼失してとお堀が残るのみで、現在は「九華(きゅうか)公園」に成ってます

 

揖斐川を始めとした濃尾三川が荒れ狂い、名古屋と桑名の間の伊勢湾沿いにゃ確固とした街道を造るコトが難しく、止むなくこの区間だけは陸路じゃ無く海路。つまり誰でも渡し船に乗って移動せざろう得なかった。

 

ソレが満潮時は七里(二十七km)だったンで、ソウ呼ぶと学校で教わった覚えが有りますネ。てぇコトは・・アプリ上の戯れなれども、私ぁ海の何度も歩いてたのか!まるでモーゼ、気付かぬ内に大それたコトを!

 

揖斐川の河口は水運にゃ便利でも、その代償として水害にゃ頻繁にれて来た訳で、現在は高く築いた堤防に護られてるとか。その内にゃ幾つか入り江が残ってましたが、昔はもっと多かったンでしょうネ

 

もちろん時化で船を出せぬ時も有る訳で、そんな時にゃ少し内の「佐屋廻り」なる迂回路を通らせたとか。そりゃソウだヨ、海が荒れたらがストップする様じゃ、皆が困っちまうモノ。距離差は二里(八km)ほど。

 

桑名を訪ねた日は順風そよそよ日本晴れ。コレなら船旅は楽しかったでしょうが、人生楽有りゃ苦も有るさ。遠回りでも陸路の方が確実と多く利用されたとか。私メも遠回り人生、気分は佐屋廻りで参ろうと思います。

 

折角だからと旧東海道・桑名宿を巡ってみましたが、天気が良過ぎた分だけ残暑がキツクって、陽射しから逃げたいと飛び込んだのが「寺町通り商店街」。昔は桑名の台所として大いに賑わったトコだソウですが、駅から少し離れた旧市街地の中じゃ・・ネ。ですが以前訪ねた頃に比べるとキレイにリニューアルされてて、復活を目指して居る様ですナ

 

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★明日は「三重県四日市市」への訪問記です★


(参考リンク)
★「桑名市観光ガイド」桑名市役所HP

★「観光三重」三重県観光連盟HP
★「三重県桑名市の絶対におすすめする観光スポット7選!」RETRIP HP
★「桑名城に登城!」Love城!Go名所旧跡!ブログ
★「木曽三川、治水との戦い」歴史〜とばずがたり〜ブログ

★「七里の渡し、今むかし」さすらいの能天気ブログ

★「旧東海道の『七里の渡し』を実際の船に乗って体験して来た」今日もいろいろブログ
★「桑名宿・七里の渡し跡」ニッポン旅マガジンHP

★「三重県桑名市で20年に一度開催される『お木曳(七里の渡し・伊勢国一の鳥居建て替え奉祝祭)を間近で見てきた!』」オレガジェット・ブログ
★「佐屋街道」気ままに街道歩きHP
★「おいでよ!寺町通り商店街へ」桑名寺町通り商店街HP
★「桑名の商店街。無料駐車場有り。ドッコイ満車」ぱんだふる・ブログ
★「ローカルアイスまんじゅうが美味くて面白い」デイリーポータルZ・HP
★「元祖アイスまんじゅう
(マルマン・桑名市京町)」Mini Fanatics Annexブログ

(関連する記事)
★「008 【お肉料理01】四日市のトンテキ!!」
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(七里の渡しは順調に行ければ、四時間ほどの船旅だったソウですヨ)

調べてみたら桑名のお噂を書くのは六年ぶり・・前回は真夏だった様ですが、今回もソレに負けぬ程に残暑がキツクって、冷たいモンが食べたい!身体を内側から冷やしたい!てな訳で、桑名が発祥地と云う説の有る「アイスまんじゅう」を。私メら東日本の人間にゃ馴染みが有りませんが、要するに餡子の塊を練乳クリームで包んで型に入れて凍らせたモノで、発祥地なだけに桑名にゃ幾つも製造元が有りますヨ。今回は寺町通り商店街に近いトコに工場の在る「マルマン」サンのを食べてみました・・いや齧ってみましたが、うーむ硬い!同じ三重県の井村屋さんのあずきバーも歯が割れそうな位に硬いンで、三重じゃはソレが当然の様。ドッシリ重くて食べ甲斐有りでしたが、やっぱ硬いです




| 2017.10.02 Monday (00:15) | 三重ってナニ地方? | - | - |
2103 【お米料理171】六十余年の確執と「唐揚げ丼」・・伊勢市

お陰様で昨夜、二十万PVを突破した様です。有難うございます、これからも頑張ります

私ぁJRで参りましたが、三重・伊勢市へは近鉄電車がフツーですナ。伊勢・志摩観光の基点と成る「宇治山田駅」は、昭和六年(1931)築の堂々たる建物で、私鉄としては珍しい皇族向け「貴賓室」が在るとか

神道の最高神「伊勢神宮」を外宮・内宮と順序正しく参拝し、気分がスッカリ楽に成った私メです。いやいや、コリャ気が抜けたと言うべきかナ?正直「切なる願い」で詣でましたンで、ソレが済んだら「祭りの後」の様。

JR伊勢市駅にほど近い外宮から、約四km離れた内宮まで往きは歩きましたが、還りはバスに揺られて戻りましょ。気負ってた分だけ、疲れもドッと出て来ましたし。座ったままで運んで貰えるって、ホント楽ですゼ。

処が名古屋へ戻る列車まで、時間が随分有って・・駅の待合室でボーっとしてても良いンですが、折角お伊勢まで来てンだし、少し無理して街歩きでも・・。最近の私メの推定肉体年齢は、ナント「二十一才」ですしネ。

バスは伊勢市駅まで行くンですが、その手前の近鉄・宇治山田駅で降ろして貰い、昔は「宇治山田市」と名乗ってた伊勢市の山田地区を歩きましょ。外宮の門前町が「山田」で、内宮の門前町が「宇治」ナンですヨ。


以前もご紹介しましたが、お伊勢参りの旅人が上陸する港として江戸時代に栄えたのが、宇治山田駅から程近い「河崎町」。鉄道開通で寂れましたが、その分昔が残ってる!観光地としての再生を図ってます

江戸時代は別個の町として共に栄え、特に山田には幕府直轄の奉行所が置かれ、江戸町奉行として高名な大岡越前守サマは、山田奉行として頭角を現した位。処が明治政府の神道偏重政策で、合併する事に。

つまり天皇家の氏神・伊勢神宮の両正宮の建つ二つの町を、「神都」として一つにまとめようてぇ事ですナ。処が名前を巡って揉めたらしく、天照大御神サマを擁する内宮側が勝利を収め、「宇治山田町」で合併!

処が外宮側は納得せず、明治三十九年(1906)に市に成った時も揉めた様で、以降ナニかと問題に成ったとか。その結果、喧嘩両成敗じゃ無いですが、昭和三十年(1955)に全くの新市名「伊勢市」にしたそうナ。

実に六十年以上も争ってた訳で、流石にお伊勢さんは他所と違ってプライドが高い!地理マニアとして「安易に旧国名を市名に使うナ」と普段なら怒る私メでも、伊勢市だけは「コレ以外有り得ない」と納得しました。


伊勢市が他の市町村と明らかに違うのは、各建物の玄関の上に一年中「しめ縄」が飾られてるコト。そしてソレには「蘇民将来子孫家門」や「笑門」と書かれた護符が必ず付いてます。昔々、伊勢の国を旅したスサノオノミコト様に対し、貧しいながらも心のこもった持成しをしたのが「蘇民将来」だったとか。「一宿一飯・渡世の義理」とスサノオ様は、蘇民の子孫は代々「疫病とは無縁で居られる」様にして下さったソウで、伊勢市ではこぞってコレを掲げてますネ。私メもコレを掲げて置けば、セロトニンの分泌障害で苦しまずに済んだのか!(許可を得て撮影)

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★明日は「愛知県名古屋市中村区名駅」への訪問記です★

(参考リンク)

★「えぇじゃないか伊勢の旅」伊勢市観光協会HP
★「伊勢 神話への旅。」伊勢志摩観光コンベンション機構HP
★「伊勢神宮」同HP
★「いま伊勢志摩が、いいよ。」近畿日本鉄道HP
★「美しい近代建築の駅舎『宇治山田駅』@三重県伊勢市」奈良に住んでみましたブログ
★「江戸時代からの町並みが残っています。」伊勢河崎商人館HP
★「商人まち、伊勢河崎町を歩く」サルシカ・ブログ
★「伊勢市は昔から伊勢という地名ではなかった!?」神都伊勢.comブログ
★「宇治と山田」伊勢国酔夢譚ブログHP
★「お伊勢さんのしめなわ」伊勢宮HP
★「まんぷく食堂」伊勢志摩・松阪のほっとメニュー・ブログHP
★「まんぷく食堂 唐揚げ丼特盛り」アナログ人間の食い走り日記ブログ

(関連する記事)

★「171 【麺類色々07】伊勢でうどんは柔かくなる」
★「211 【お魚料理07】『笑門来福』の由来は伊勢市に有る」
★「212 【今川焼き02】ぱんじゅう総本家は伊勢らしい・・」
★「266 【名物パン18】伊勢外宮のかたパン 」
★「267 神道世界の大元〆!伊勢内宮」
★「2017 【お米料理160】半島の尖端で『大あさり丼』を・・伊良湖岬」
★「2100 【名物パン232】食の神様と風の神様と『桃パン』・・伊勢市」
★「2101 【麺類色々174】真剣祈願!伊勢内宮と『伊勢うどん』・・伊勢市」
★「2102 【団子饅頭64】おはらい町で『出世する餅』を・・伊勢市

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」

★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」

(宇治地区が大復活したのに対し、山田地区は寂れた儘で残念です)


伊勢市出身の某大学教官ドノから、「伊勢人のソウルフードは断じて『赤福』や『伊勢うどん』じゃ無い」との御高説を聞いてた私メ。教官ドノ曰く「伊勢人のソウルフードは『まんぷく食堂の唐揚げ丼』だ」ソウで、ソレは宇治山田駅直ぐソバの高架下の寂れたSCに在ると教わってたのも、宇治山田駅でバスを降りた理由の一つですネ。ホントに寂れたSCで、何店か在る「まんぷく食堂」以外シャッターが空いてませんが、教官ドノが偏愛する「唐揚げ丼」って・・親子丼の唐揚げ版ですナ。ただ大変なボリュームで、画像はコレでプチサイズ!大盛りや特盛りにしたら、ドレほどの量に成っちまうの?卵が半熟ジュルジュル、揚げたての大蒜風味唐揚げと相まって、コリャ美味い。教官ドノ、納得しました




| 2015.03.22 Sunday (00:15) | 三重ってナニ地方? | - | - |
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