毎年七月の祇園祭の時に町を練り歩く、笠鉾と屋台。二段笠とは珍しい
さて北信(長野県北部)須坂の街巡りの続きです。須坂名物「みそすき丼」と「みそオムライス」を平らげ、蔵の町を腹ごなしのお散歩と成った私メですが、一体どう云う訳なのか?ココはホントに・・人が居ませんナ。ホント勿体無い。
私メが信州白馬村に逃げてた二十数年前、長野駅地下ホームから出発する長野電鉄は北信じゃ「地下鉄」扱いでして(今でもソウなのかしらん?)、僅か二十分程で北陸新幹線に乗り継げるンだから、言う程アクセスは悪くない。
が、日曜日だと云うのにこの日は、私メらも含め僅か何組かの観光客が居るだけ。尤もその分ゆっくり見られますンで、有難いと云えば有難いンですが。恐らくお隣りの作られた観光地・小布施に、お客サンを取られてンでしょうナ。
金鍍金な商売意識丸出しで、年々歳々異様なテーマパーク化して行く近頃の小布施にゃ私ぁ付いて行けン。こう云うコトを言うと年寄りみたいですが、敢て言いますゼ「昔の小布施は良かったのにねぇ」。その点、須坂は静かです。
コレが謎の「栗中華」。ご覧の通り、断じて肉まんや豚マンの類じゃ無い
そんな須坂を歩き回る内、私ぁ不思議なモンを見っけた。ソコで売ってる「栗中華」ってナンだろ?でもアソコは大きなお菓子屋サンで在って、中華料理をやってる雰囲気は微塵も無いンだが・・。肉まんや豚マンの季節でも無いし。
謎なモンで私ぁ臆面も無くその店へ入り、女将サンと思しき御夫人に聞いてみると、栗と漉し餡の入ったドラ焼き的なモンだと仰る。栗無しも有るらしい。餡子入りのドラ焼き的なモンなら、北海道名物「中華饅頭」の様なモノか?
が、どうも発祥が違うモノらしい。北海道の方は「中花種入り饅頭」が訛って「中華饅頭」に成った訳ですが、ココ須坂では藩政時代まで遡るらしいのヨ。須坂藩主・堀サマの奥女中に「千代香(ちよか)サン」と云う方が居たらしい。
この「千代香サン」が愛しのお殿様へと献上したのが中華饅頭の原型らしく、「千代香」が訛って「中華」に成ったらしい・・ッて、講釈師も吃驚するお物語。キメの細かい一枚皮のドラ焼きみたいでしたが、面白いモンを見付けました。
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★明日は「静岡県磐田市」への訪問記です★
(参考リンク)
★「栗中華と中華饅頭」盛進堂製菓舗本店HP
http://seishindow.web.fc2.com/
★「信州須坂・物産品ガイド」信州須坂物産振興会HP
http://www.suzaka.or.jp/guide/
★「笠鉾会館ドリームホール」須坂市文化振興事業団HP
http://www5.ocn.ne.jp/~su-bunka/kasabokohall.htm
(中々面白い街ですンで、志賀高原の行き帰りにお寄りに成られたら如何?)
蔵の町の中に、このお店は堂々と在りました。一体ナンのお店なの?
232 【団子饅頭09】信州須坂の「中華」
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