きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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3549 【麺類色々378】紅葉の上賀茂・ならの小川で「天下一品・屋台の味」を

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洛西の嵯峨嵐山、洛東の南禅寺真如堂と、千二百年の古都を大きく巡った今秋の京都・紅葉の旅の最後は、洛北最大のお社にして京都総鎮守・世界遺産の「上賀茂神社(賀茂別雷神社)」サマへ。京都駅や四条界隈から遠いから?観光客が少なくてノンビリ観楓できるトコです

 

洛北の山々から出でた「賀茂川」が、京都盆地に出るのは京都・北区の上賀茂神社サマ界隈。もう四kmほど下流の下鴨神社前で高野川と合流して「鴨川」と名を変えますが、古代の豪族・賀茂氏がこの辺りを治めてたコトから、ココでは二文字の賀茂を充てるコトに成ってます

 

約八百の神社がある京都の中で(お寺は約千六百)、その頂点とされるのが上賀茂神社と下鴨神社サマ。全国でも伊勢神宮に次いで貴いお社ですが、平安遷都の遥か昔に賀茂氏によって創建されたトコで、境内は国宝と国重文だらけ!細殿前の立砂は神山を象ってるソウです

 

上賀茂サマは最奥の神山(こうやま)まで含め二十三万坪の境内を誇りますが、その殆どは私メら世俗の者の入れぬ御神域・・御本殿の少し前までなら入れますが、ちょうど七五三のお詣りと重なって・・紅葉以上に真っ赤な楼門の辺りは大賑わい。どうか良い子に育って下さいナ

 

今年も度々詣でた上賀茂サマに(少し気が早いですが)一年の御礼を申し上げ、境内を流れる「ならの小川」沿いの紅葉見物に。神事に供える禊を行う聖なる川で、古くは楢の木が多く植えられてたンでこの名が有るとか。桜咲く春・青葉涼しげな夏を越え、遂に錦秋が到来ですゼ

 

視覚的な効果を狙ったのかナ?上賀茂サマの紅葉はならの小川を覆う様に枝を伸ばしてますンで、川底の石と燃え立つ葉のコントラストの鮮やかなコト!加えて清らかな瀬音も聞こえて来るンで、耳でも楽しめますナ・・騒々しい観楓客が他所より少ないからの絶景。有難いですネ

 

イチョウの黄葉が青空に映えるのは補色同士だから当然ですが、カエデの真っ赤が一番映えるのは黒!古の日本じゃ「赤と黒」「青と白」が良い組み合わせとされ、中でも赤と黒の対比は「あかるい」「くらい(くろい)」として残ってると聞きますヨ。神社の建物が赤いのもその関係?

 

境内を出たならの小川は明神川と名を変え、上賀茂サマに仕える神官さん達の住む社家町を流れて行きますヨ。神官は代々世襲制で、賀茂氏の末裔ばかり・・つまり平安遷都以前から上賀茂に居た家系で、ナニかと古さを自慢する京都の町衆もココの人だけは勝てないンだとか

 

一枚上の画像、社家町のシンボル「藤木社(ふじのきやしろ、生えてるのはクスノキですが)」の角を右に曲がったトコに在る立派な御屋敷・・何気なく表札を見たら「天下一品」!一瞬ココにラーメン屋が在るのかと喜んでしまいましたが、ドウやら元の社長宅を本部として使ってるらしく、残念ながらお店じゃ無い様・・総本店は左京区の北白川に在ります。また成功した創業者が社家町の雰囲気を気に入って屋敷を買っただけで、賀茂氏の末裔が全国チェーンを始めた訳じゃ無い様ですネ

 

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★明日は「大阪府大阪市天王寺区茶臼山」への訪問記です★


(参考リンク)
★「京ごよみ」京都市観光協会HP
★「京都観光Navi」京都市産業観光局HP

★「京都『上賀茂』周辺エリアで周りたい秋の絶景スポット5選」wondertrip HP

★「京都紅葉紹介・・賀茂川歳時記:エノキ、ケヤキ、サクラの紅黄葉が見ごろになった賀茂川散歩」好奇心京都ブログ
★「世界遺産 上賀茂神社」賀茂別雷神社HP
★「上賀茂神社」京都おもしろスポットHP

★「CLOSE UP 上賀茂神社−楼門・玉橋」ローム歳時記 春HP

★「上賀茂神社()賀茂別雷神社・楢(奈良)の小川 藤原家隆」ものづくりとことだまの国ブログ
★「京都洛北『上賀茂神社』で。“せせらぎ”散歩を楽しもう」キナリノHP
★「上賀茂神社の紅葉」京都で定年後生活ブログ
★「紅葉の上賀茂神社」こっちのkinocoのブログHP

★「上賀茂神社 社家町と賀茂七家」古の百景ブログ
★「色彩について―『補色』よりすごい『反対色』−」ノラの絵画の時間ブログ
★「日本語の色の言葉は4色しかなかった?」日本語不思議辞典HP
★「こってり一筋48年」天下一品HP
★「こってり派?あっさり派?『天下一品』のメニューをご紹介♪」icotto HP
★「ラーメン屋『天下一品』の『屋台の味』の話。」Otsu Media -大津メディア- ブログ


(関連する記事)
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(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(ナンだカンだで東京から、今年は上賀茂サマを四回も詣でてますヨ)

社家町で天下一品の本部を見付けたンで、急に天一のラーメンを食べたく成ったのに、上賀茂にゃお店が無い・・仕方ないンで同じ京都市内の別のトコで食べて参りましたが、天一と云えば「箸が立つ」と称される程に超こってりした鶏ガラスープ(1号)が売り物。またがソレが苦手な人向けに逆にあっさりしたスープ(3号)と云うモノも有り、この両方は全国の天一で食べられますナ。処がお店によってその中間の「屋台の味」と云うのも有りまして(2号)、偶々ソレが有ったンで面白そうと試してみましたヨ。「こっさり」とも呼ばれるらしいですが、約半世紀前に天一が屋台でラーメンを売り出した時はこの位の味だったらしく、1号に慣れてない人には喜ばれるのでは!尤もこってりしてるから天一だと思う私メにゃチト物足りなく、コレまたお店次第で出してるらしい「超こってり」を食べてみたく成りますが、直営店やらFC店やらイロイロ有りすぎて、一体ドコに行けばソレを試せるのか?同じ京都発祥の「餃子の王将」もソウですが、ドウも縛りが緩いチェーンの様で・・情報を求めて居ります




| 2019.12.03 Tuesday (00:15) | 京都上ル下ル・洛北 | - | - |
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