きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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3679 【お肉料理148】梅雨明けの麻布でトートバッグと「ルスティックブリー」を

型コロナウイルスの感染防止の為、社会的距離を保って訪ねてます

八月一日に漸く梅雨明けした途端、都内はソレまでの曇天・雨天ばかりから一転し、トンでも無い晴天続きですが・・気温上昇も大変で連日「今年一番の暑さ」を更新中!なるべくビルや首都高の陰を辿って歩く様にしてますが、ドコまでも在るモンじゃ無し・・外苑東通りと麻布通りが交差する「一の橋交差点」より先は、日なたに出るしか無いかナ?

 

一の橋のすぐソバの交差点下が、メトロ南北線と都営大江戸線が地中深くで交差してる「麻布十番駅」。五代将軍・徳川綱吉公が元禄十一年(1698)に麻布に御殿を造営する際、工事を十区画に分けて行わせたソウですが・・その十番目の地域だったのが町名の由来とか。麻布一番〜九番は現存しませんが、代わりに一の橋〜四の橋が残ってます

 

講釈師が麻布に一体ナンの用?と訝しがられるかも知れませんが、拙ブログ旅日記で時折ネタにしてる通りに「私ぁココに親しい」。地下鉄が通る前で陸の孤島と呼ばれてた頃、十番で行われてた寄席に前座として毎月出させて貰ってましたンで、今みたいにお洒落な街に変わっちまう前からコチとら出入りしてるンでぇ!港区で一番肩が凝らぬ街です

 

もともと十番界隈は麻布山善福寺さんの門前町で、山ノ手の下町と称するのが相応しい長閑なトコだったとか。明治時代半ばから繁華街に成った様ですが、今だって結構ノンビリしてて・・街の中心にある広場「パティオ十番」じゃ、皆さん木陰の下で思い思いに休憩中。他に陽射しを避けられるトコが少ないモンだから、私メも暫しココでボンヤリと

 

パティオ北側(坂上側)に立ってる「きみちゃん」像は、異人さんに連れられて外国に行っちゃった童謡「赤い靴」のヒロインで、麻布に在った孤児院に明治末に居た少女ですヨ。歌と違って実際は洋行するコト無く、結核で九歳で亡くなった様ですネ・・だからこそ伝染病にゃ人一倍敏感で、三密防止を呼び掛けると共に暑い中でもマスクを付けてます

 

改めて商店街をブラブラと、奥に見えてる六本木ヒルズの方へ・・行くのは止めにして、麻布らしく坂歩きを!御殿造営の際に谷底の湿地帯を埋立てして人が住める様にしたのが十番で、元々の麻布村は全て丘の上・・ヒルズが建ってる辺りもソウで、麻布全体で坂が42在るとか。一番きついのがオーストリア大使館前の「暗闇坂」、いざ登らん

 

暗闇坂をオッチラ登り、元麻布の丘の上へ出ると・・清和源氏の祖・源経基公が天慶元年(938)に創建された「麻布氷川神社」さまが。麻布界隈の鎮守さまですが、仙台藩・伊達家の下屋敷がすぐ傍に在った御縁で「仙台七夕吹き流し」を今夜(8/5)まで飾ってますヨ。今年はコロナ禍で祭礼抜きですが、例年はパティオの辺りまで大いに賑わいます

 

改めて‥本来の用事を果しに元麻布から十番を抜けて東麻布まで大移動、ソレは「日進ワールドデリカテッセン」へ参らんが為!各国大使館や一流ホテルやレストランに精肉やハムソーセージを納入するのが本業の日進畜産工業が、麻布界隈に多い欧米系外国人向けに経営してる国際スーパーで、面白輸入食品が沢山並ぶ玉手箱みたいな場所

 

建て替えの為に一昨年夏に仮店舗に移転したモノの、コレじゃ狭いと苦情が多かったのか?昨年暮れに倍ぐらいに増床して面白輸入食品が以前の七割ぐらいまで回復しましたかネ。私ぁ日進さんが余りに好きすぎて、買い物袋の有料化を好機にオリジナルトートバッグを買ってしまった!紀伊國屋でもナショナル麻布でも無く、もちろんイカリスーパーでも無い辺りを褒めて貰いたいモノですが、プリントされたお店の地図も今の場所に直されてる!大は小を兼ねると「Lサイズ」にしてみましたが、国際スーパーのLはやっぱ大きかったかナ?コレを満杯にする位買ったら大変ですが、コレ持って買い物を色々楽しみたいです

 

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★次回は「東京都文京区本駒込」への訪問記です★


(参考リンク)
★「Minato 港区を楽しもう」港区観光協会HP
★「MINATOあらかると」港区産業観光ネットワークHP

★「麻布十番未知案内」ローリエヤマモトHP
★「麻布十番の歴史」東京国際歯科 六本木HP
★「楽しく、ほっとする微笑みの街」麻布十番商店街HP

★「初秋の旧麻布区散策:新一の橋交差点(麻布十番駅前)から鳥居坂下まで」緑には、東京しかないブログ
★「麻布十番の『十番』って何? 麻布御殿『四の橋』」あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木ブログ

★「パティオの四季」麻布十番未知案内HP

★「麻布十番広場(パティオ十番)は商店街の宝物?」日和の下駄でロハスな生活ブログ

★「きみちゃん像と『赤い靴』」麻布十番商店街HP
★「麻布十番周辺の坂」麻布十番未知案内HP
★「旧麻布村総鎮守」麻布氷川神社HP

★「【お祭り】東京・麻布十番の仙台七夕まつり。お祭り好きの住民が暮らす麻布十番でそうめん流しを楽しむ」たみ散歩〜いつでもどこでも働ける、フリーランスという生き方〜ブログ
★「日進ワールドデリカテッセン」日進畜産工業HP
★「日本一のスーパーと噂される日進ワールドデリカテッセンの魅力とは?」NAVERまとめHP

★「エコバッグ35 日進ワールドデリカテッセン」見ると損をするブログ

★「ル・ルスティック ブリー Le Rustique Brie」ル・ルスティックHP
★「フランス代表『ブリーチーズ』のおいしい食べ方とアレンジレシピ5選」macaroni HP


(関連する記事)
★「1111 【煎餅お餅17】麻布十番の『豆源』で豆買って‥」

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(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(同じ麻布でも気楽で居られれるのは「十番」と「東麻布」だけですネ)

日進さんへ参るとホント知らない食品が沢山並んでて、買う買わないは別として・・見てて全く飽きませんし、ドウ食べるのかを想像するだけで長居に成ってしまう!また元来がお肉屋さんでソレも色々有りますし、何しろ「宮内庁御用達」の看板を背負ってるから安心なモノばかり。そして乳製品も豊富で目移りしますが・・知らないチーズが沢山並べられてる!但し専門店じゃないから誰も説明して呉れず、コッチの知識が求められるから困りますが・・「ルスティックブリー」と云う、直径22cmの木箱入りの巨大なチーズが時折売られてますヨ。カマンベールに近い白カビチーズの一種が「ブリー」で、クリーミーで濃厚/クセが無くて味わい深い絶品ですが、とにかくデカい!だもんでフツーは細いピザ風なピース単位で売られますが、ソレを丸ごと1kgのホールで売ってるから面白い。アイフォン7プラスと並べてみましたンで大きさをお判り戴けると存じますが、清水の舞台から飛び降りる覚悟でホールで買ってみた。そして切ってみた・食ってみた・・余りに美味しいンでもう一つ買いに行く位!お値段も半端無いから冷蔵庫に常駐させられませんし、日進さんでも時折思い出した位にしか売られてませんが、コレは買いですお薦めです。そして「残りがまだ有る・・」とチーズにうなされて下さい、私ぁ喜んでうなされたいと思います




| 2020.08.05 Wednesday (19:15) | 麻布・広尾・六本木 | - | - |
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