実に久しぶりの「ご近所巡り」でございます。遠方ばかりじゃ無く、足元を見つめるのも大切ですナ
映画「テルマエ・ロマエ」の主要ロケ地に成ったのは、開湯から一世紀ほど経つ北区滝野川六丁目の「稲荷湯」。現在の建物は昭和五年築の堂々たる宮作りで、都内に現存する銭湯建築としては最古のモノだとか(滝野川六丁目界隈は奇跡的に空襲で焼けなかった‥板橋は焼けましたが)
私メは「東京都豊島区上池袋」と「北区滝野川」と「板橋区板橋」とが複雑怪奇に入り組む、「JR板橋駅」の板橋区側の駅前に住んでますヨ。この板橋駅の駅舎は板橋区に在りますが、ホームは豊島区と北区に跨って建ってます。
この駅が山手線の一部として開業した明治の中頃は、どうやら鉄道の駅は迷惑施設だった様。三区全てが嫌がって互いに押し付け合い、その結果‥区界に跨ると云うヤヤコシイ立地に成っちまった‥らしい。今とは常識が違うねぇ。
ですが区界だからと云って市街が途切れるコトは無く、駅を挟んで一体化してますンで、平気な顔して豊島区の銀行に振込みに行ったり、北区へ夕ご飯のオカズを買いに行ったり、板橋区でお酒を呑ンでたりと全く気にしませんナ。
大体がドコが区界なのか‥良く判らない。仕方無いから大雑把に「ココら辺から向こうが豊島区だなぁ」とか、「踏み切りを渡ると北区だねぇ」と把握してます。主にフラつくのは板橋ですが、北区の滝野川も同じ位にフラついてます。
城北有数の「ズ◎学校」として知られた「都立池袋商高(滝野川なのに池袋とはコレ如何に?)」の跡地に、この春から「東京国際フランス学園」が移って来ました。在日フランス人子弟が通う唯一の学校で、九月からは幼・小・中・高の約八百人が滝野川に通うンだとか。う〜むトレビアン!
この滝野川は、かつての「東京市滝野川区」だった辺り。「旧王子区」と合併統合して「北区」てな詰らない地名に成ってますが、一区を構えてただけ有って滝野川は無駄に広く、私メが主にフラつくのは西半分の三〜七丁目辺り。
空襲で焼かれちまい、その後キレイに区画整理された板橋区板橋とは違い、滝野川は焼け残ってゴチャゴチャしたトコが多く、雰囲気が余りに違うンで好んで私ぁフラつく。ですが‥そんな古い街が最近エラク国際的に成ってます。
まず「フランス学園」が一体ナニゆえか?飯田橋から滝野川に移って来た。フランス政府公認てぇ凄い学校で、まだ幼稚園と小学校だけですが、秋から中学と高校も来るらしい‥。確かに金髪碧眼の子供の姿を多く見る様に成った。
そして「テルマエロマエ」と云うイタリアンな映画を、滝野川の銭湯で撮ったらしい。阿部寛丈が演じる古代ローマ人が、日本の銭湯にタイムスリップして来たてな強引な設定で、和製イタリアンな俳優達が滝野川に集ってた様です。
(許可を得ずに、この画像を使用してます。ご容赦下さい)このシーン等が稲荷湯で撮影されたモノだそうですヨ。主役の阿部寛丈は私メの中大の先輩ですが、ホント不思議な役を堂々とこなす素敵な役者さんに成られましたネ。因みに「テルマエロマエ」とはローマ人の風呂と云う意味だとか
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★明日は「世界のかっぱえびせん」を考えてみます★
(参考リンク)
★「滝野川の今から昔」滝野川探検隊HP
http://www.takitan.com/
★「時空を超えた入浴スペクタクル」映画テルマエロマエ公式HP
http://www.thermae-romae.jp/index.html
★「北区滝野川 老舗銭湯・稲荷湯」桃猫温泉三昧ブログ
http://yaplog.jp/momo-kimock/archive/2832
★「東京国際フランス学園」在日フランス大使館HP
http://www.lfitokyo.org/
★「川直氷室の焼きそば」ふくの肉球ブログ
http://blog.goo.ne.jp/fuku0715feb/e/24d285d4ac9d192b6761da733527ca50
(大正大学が在るンで、ビルマの竪琴みたいな格好の人が歩いてたりします)
稲荷湯と同じ滝野川六丁目に、「いなりずし」が美味いコトで有名な「川直氷室」と云う氷屋サンがございますヨ。川直サンの稲荷寿司は「雑誌ブルータスの手土産大賞のグランプリ」に成った逸品ですが、私ぁソレより焼きそばを。注文すると一々焼いてくれますが、コレが実に美味い!肉の替わりに鳴門巻きの千切りが入ってますが、もやしのシャキシャキ感と焼けたウスターの香ばしい香り‥古い街は素敵なモンが多いです
1028 【やきそば79】意外にインターナショナル‥滝野川
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