きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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1163 【お魚料理66】歴史溢れる鞆の浦で「柿天」を


一説では「祇園祭で有名な京都の八坂神社」は、ココから分祀されたモノだとか‥鞆の浦の鎮守さま「沼名前(ぬなくま)神社」。今から千八百年ほど前に、三韓征伐で有名な猛女・神功皇后サマがお建てに成った様

広島・福山市の南端の港町「鞆の浦」を訪ねて居ります。以前はソレ程でも無かったのに、最近の鞆の街は大潮の度に高潮被害に遭うコトが増えたソウでして、この日も海水が港から溢れ出して来たンで、山の方へ逃げましょうか。

もちろん山登りする訳じゃ無く、街の後背の山の麓にゃお寺や神社が建ち並んでますンで、ソッチの方へブラブラ行っただけですが、鎮守様たる「沼名前神社」の御本殿前に立てば、実に見事なパノラマで「海が良く見えらぁナ」。

海の方からもこの神社(の裏山)が良く見えてるンでしょうが、今と違って海図もロランもGPSも無かった昔の船乗りは、沿岸に見える「山の形」だけが頼りだったとか。「山の形」を全て記憶して、ソレで現在居る場所を判断して居た。

そして適当な入り江や港に入って順風を待ったり、或いは強風を遣り過したりして航海を続けたンですが、鞆の浦は神話の頃から「潮待ちの港」として栄えた街。何しろココは瀬戸内海のちょうど真ン中で、都合が良かったンでしょう。


沼名前神社の御本殿前からは、ご覧のパノラマが‥。日本史の様々な転換点と成った鞆の港には、古くから大勢の英雄・有名人が立ち寄ってますが、皆さんこの眺めをご覧に成ったンでしょうナ。いやぁ絶景かな!

船が多く寄港すればソレ相手の商売が栄え、また物資の集積場として人も集まって来る。住人が増えれば歴史が生まれ、ココは日本史にも結構出て来るンですヨ。例えば万葉集には、鞆の浦で詠まれた句が幾つも含まれてます。

遣隋使・遣唐使はココで都文化との別れを惜しみ、源氏と平氏はココを奪い合った。また足利尊氏公はココで室町幕府成立への院宣を賜って京都へ攻め上がり、同じ室町幕府は戦国末期に京都から追放されてココで正式消滅。

江戸初頭には最後の鞆城主「大崎玄蕃」が豊臣家滅亡の口火を切り、幕末には坂本竜馬なるペテン師が紀州藩相手に詐欺行為を働き、ソレで得た軍資金を元手に倒幕を‥。特に大崎玄蕃は講談で読むンで、私ぁ馴染み深い。

処が鉄道が開通して沿岸海運は衰退し、鞆の浦は時代から忘れられちまった。でも忘れられてたから?昔のモンが随分残ってて、今は観光客が結構集まってます。でも倉敷や尾道に比べると静かなモンで、ソコが良いンですヨ。


ホント狭い港町なんですが、街中に一歩入れば豪勢な建物が建ち並んでます。コレが関東だったら大観光地に成ってる筈ですが、同様なモンの多い西日本じゃ珍しくないのかナ?チョット勿体無い気もしますが‥

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★明日は「岡山県津山市」への訪問記です★

(参考リンク)
★「鞆の浦史跡巡り」福山市観光協会HP
http://www.fukuyama-kanko.com/course/course007.html
★「ようこそ鞆の祇園さんへ」沼名前神社HP
http://tomo-gionsan.com/
★「鞆の浦ズームアップ」明王台オーディオ&パソコン研究会HP
http://itc.main.jp/mike_photo/zoom-tomonoura.html
★「国立公園鞆の浦名産 十六味保命酒」入江豊三郎本店HP
http://www.iriehonten.jp/
★「鯛ちくわの体験が出来る」鯛匠の郷・阿藻珍味HP
http://www.amochinmi.com/

(関連する記事)
★「550 【お魚料理28】鞆ノ浦で滅んだ幕府と英雄」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=510

(もう少し賑やかに成って欲しい様な‥欲しくない様な、私ぁ複雑な気分です
)

鞆の名物数々あれど、まず第一に上がるは「保命酒(ほうめいしゅ)」か。養命酒に良く似た薬用酒で、江戸時代初期から鞆だけで醸造され続ける甘〜いお酒。ペリー提督が黒船を率いて浦賀に押し掛けて来た際、日本を代表する酒として出されたのは有名なお話。何しろ本味醂とほぼ同じ製法でして、私ぁ正直「保命酒の酒かす」の方が好きですナ。ソレに合せますのは、鞆をはじめ福山周辺だけの魚肉揚げ物「柿天」。福山出身の我が女房ドノに聞きますと「珍しくない!」ソウですが、ナゼ魚肉の練り物を干し柿風に成形して油で揚げ、ご丁寧にヘタみたいな串を刺すのかは判らないとのコト。昔から在ったソウで、鞆を本拠に「尾道ラーメンを全国へ売った」阿藻珍味サンの「鯛匠の郷」なる体験工場で買って参りました。因みに名前は「柿天」ですが、少しも甘くは有りません




| 2012.11.25 Sunday (08:00) | 嫁のふるさと福山市 | - | - |
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| 2019.12.16 Monday (08:00) | - | - | - |
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