きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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1236 【麺類色々83】勝浦タンタン麺と「おせんころがし」


千葉・勝浦市西部の鵜原海岸に、ご覧の風景が在ります。そして向うの切り立った険しい断崖の先に、問題の「おせんころがし」が在るそうナ。この辺りは昭和四十年代半ばまで、交通の難所として知られたトコです

今冬の寒さにすっかり耐え兼ね、「暖」を求めて千葉・外房(房総半島の太平洋側)へ参った私メでございます。静岡県の伊豆半島と並び、関東じゃ有数のポカポカなトコで、実際訪ねた日も気温は十度代後半をキープしてましたネ。

水仙は今が盛りと咲き誇り、また菜の花も所々で咲き出して居りまして、同じ関東なのにドウしてこんなに違うのサ?流石に古くからの「避寒地」だけ有って大したモンと感心するばかりでございますが、感心ばかりして居られない。

外房には「おせんころがし」と云う、大変な悲劇が有った‥。と書くと怪談みたいですが、幾ら講釈師だからと云って「真冬の怪談」は趣味じゃ無いンで御安心を。大体が私メ程度の若手真打じゃ、怪談はとてもとても手に負えません。

アレは講談テクニックの結晶みたいなモンで、某タレントさんがやってる「怖い噺」ナンかと根本的なレベルが違う総合話術。ソレは置いといて‥「おせんころがし」の現場は、千葉・勝浦市と鴨川市の境の海沿いの断崖辺りらしい。


同じく鵜原海岸から太平洋を眺めてみました。左に見えてる険しい断崖が「鵜原理想郷」。余りに険し過ぎて開発出来ぬリアス式海岸で、老松等の理想的な自然が残ってるとか。外房らしからぬ穏やかな海でした

外房の海は延々と断崖が続き、所々の入り江に湊や街が在る。大きな山は無いが険しい丘陵が矢鱈在り、道はアップダウンとクネクネを繰り返す。勢い海沿いじゃ船便が重用されますが、荒れる外房沖じゃ確実性に欠けますヨ。

そこで断崖沿いにも道は設けられますが、一歩足を踏み間違えたら奈落の底へ真っ逆さま。特に険しい勝浦と鴨川の間の断崖で、「おせんと云う娘が崖下に落ちた=転がった」らしい。ソレは単に「昔」とされ、具体的には不明。

しかも「自ら落ちた」「いや落とされた」と諸説有る様ですが、そんな伝承の断崖が実在し、ソコを長大トンネルでバイパスする国道にゃ「おせんころがしトンネル」が‥。以前このトンネルを通って以来、ずっと不思議に思ってたンです。

伝承の真偽は兎も角、実際に「どんなに険しいトコなのか」見てやろうと外房へ向かった私メですが、ドウやら入るトコを見落としてた様で‥結局ナニしに行ったのやら。尤もソコに行ったからって、何の役にも立たないンですがネ。


「おせんは豪族の娘」で「重税を課す父親の身代わり」に、一揆を起こした領民によって「簀巻きにされ」、「覚悟の上で落とされた」と云うのが最有力な説だとか。そして父親は改心して重税を止め、領民は目出たし目出たし‥と成るらしいンですが、何か釈然としない様な‥。尤も伝承に文句を言うのは野暮ナンで、ソウ云う事にしときましょ。さて鵜原海岸を歩いてましたら、方々で「はば海苔」が干されてましたヨ。真冬が旬で、外房じゃ四角く干したのを軽くあぶり、正月の雑煮に入れたりするンだとか。はば海苔は「はばを効かせる」に通じる、目出たい縁起物です

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★明日は「千葉県南房総市」への訪問記です★

(参考リンク)
★「おいでよ、朝市の港町かつうら」勝浦市観光協会HP
http://www.katsuura-kankou.net/
★「冬の鵜原海岸」千葉県発二日酔いまでの後悔街道ブログ
http://chibahatu.jugem.jp/?eid=721
★「房総随一の景勝地・鵜原理想郷」磯香の湯宿 鵜原館HP
http://www.ubarakan.com/html/sight.htm
★「『おせんころがし』のまとめ」@niftyデイリーポータルZ HP
http://portal.nifty.com/2007/07/18/c/
★「国道128号旧道 おせんころがし」山さ行がねがHP
http://yamaiga.com/road/r128_osen/main.html
★「勝浦タンタンメン」勝タンHP
http://www.katsutan.com/
★「肉のファミリーレストランこだま」千葉ラーメンをイタ車でGo!ブログ
http://blog.livedoor.jp/lanciba/archives/51524406.html

(関連する記事)
★「610 【麺類色々33】勝浦は朝から赤い」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=627

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=154
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=268

(まるで講談みたいに、根も葉も無いイイ加減な伝承はソウソウ無い筈で‥
)

勝浦市の名物として、近年売り出されてるのが「勝浦タンタン麺」。とは云え最近デッチ上げられた訳じゃ無く、今から六十年も前に作られたモノだとか。凍える冬の海で冷え切った漁師や海女の為に、体を温めようと考案されたモノと聞いてますが‥。辛過ぎるトコと、比較的ソウじゃ無いトコが有るらしく、辛過ぎない方の代表格・約五十年前創業の「ファミリーレストランこだま」と云う、鵜原海岸の街のお肉屋サンがやってる食堂で食べて参りましたヨ。柔らかく煮られた玉葱から出る甘みが、唐辛子の強さを殺してて余り辛くない(いや十分以上に辛いンですが‥表現が難しい)。なのに体は確実に温まってまして、実に真冬に向いてますナ




| 2013.01.29 Tuesday (08:00) | 日本一の島・千葉南 | - | - |
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| 2019.09.24 Tuesday (08:00) | - | - | - |
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