きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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1248 【名物パン111】小田原「あんパン」と命懸けの贈り物


冬の黄昏は全てをより美しく、そしてより寂しく見せて呉れますナ。小田原城のお堀に架かる朱塗りの「学橋(まなびばし)」は、かつて城内に在った高校用で実際のお城には無かったモノですが、エラク似合ってます

今日は武将同士の「壮絶な贈り物のやり取り」の逸話をご紹介致します。時は戦国時代、処は相州小田原(現在の神奈川・小田原市)。つまり太閤殿下豊臣秀吉公による、史上最大の篭城戦「小田原城攻め」の際のお噂ですヨ。

東海・北陸から九州まで全てを平定し、天下統一を目指す太閤殿下。続いて関東・東北を攻める事と成りますが、最大の敵は小田原城に篭る「関東の覇者」後北条一族。当主は五代目の若殿で、僅か二十八歳の北条氏直公だ。

早くから英邁な事で知られた方ですが、戦う相手が悪過ぎた。桁違いとは申しませんが、太閤殿下は確実に格上の相手で、勝てる見込みは殆ど無い。戦うべきか戦わぬべきか‥頼るべきは難攻不落で無敵の堅城・小田原城。

何しろコレまでに、甲斐(山梨県)の武田信玄や越後(新潟県)の上杉謙信公の大軍による猛攻を何度も耐え抜いた城だから、今度も大丈夫に違いない。和睦を内心望み乍らも、実父を始めとした強硬派に押し切られて篭城戦へ。


西陽を浴びて輝く小田原城の模擬天守閣。コレは昭和三十五年に復元されたモノで、必ずしも史実に則ってませんが雰囲気は出てます。篭城戦は攻める太閤側二十一万、守る北条側五万の大軍で行われました

想像を絶する大軍で城を取り囲んだ太閤側は、無理に攻めようとせず、相手が降伏して来るのを待つ持久戦。これは北条側にはキツイですヨ。何しろコッチからは何も出来ず、相手が仕掛けて来るのを待ち続ける‥兵糧が持たン。

取り囲んで二ヵ月後、太閤側の軍師・黒田如水から城方へ「酒と肴」が送られたソウです。フツー篭城戦と云うのは一ヶ月も続けば大騒ぎなのに、二ヶ月も我慢するとは「敵ながら真に天晴れ。コレを呑んで気を晴らして下さる様に」。

昔の合戦は優雅なモンで、いきなりミサイルを撃ち込む様な事は無い。勿論「そろそろ降伏しては?決して悪い様にしません」なる意味が含まれてたンですが、如水に対して「温情ホント有難い、ならばコレを」と返礼が届きますヨ。

ナント「鉛と火薬」が送られた。つまり「未だ降伏は出来ぬので、コレで攻めて下さい」てな命懸けの抗議ですナ。篭城戦は更に一ヶ月続きますが、如水は落城後、氏直公に「無礼致した」と詫びを入れたとか。関東武将の意地です。


今日もまた箱根連山に陽が暮れて行きます。この山の中腹に太閤殿下は本陣(石橋山一夜城)を築き、連日ドンチャン騒ぎしながら降伏して来るのを待ってたとか。ソレを天守閣から見てた氏直公は、一体ドレだけ悔しかったでしょうか?その無念を、後に舅の徳川家康公が晴らす事に成る訳ですが、小田原城攻めでは家康公も太閤殿下側で参戦してました

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★明日は「静岡県伊東市」への訪問記です★

(参考リンク)
★「心におみやげ、見つけて小田原」小田原市観光協会HP
http://www.odawara-kankou.com/
★「北条氏ゆかりの『小田原城』」日本の城 訪問記HP
http://www.geocities.jp/qbpbd900/odawarajyo.html
★「北条氏直」戦国北条氏のすべてHP
http://www.f2.dion.ne.jp/~fumie.h/houjoh/hito/nao/nao.html
★「歴史的偉人に学ぶ経営学・黒田官兵衛編」WJC HP
http://worldjc.com/5466/
★「隠れた小田原名物?『守谷製パン店』さん」ただいまに生きるブログ
http://tadaimani.seesaa.net/article/94889542.html

(関連する記事)
★「261 【講談の舞台06】太閤の一夜城‥小田原市」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=277
★「1054 【麺類色々66】『小田原流担々麺』と城下町」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1137

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します
http://rifuh.jugem.jp/?eid=154
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?
http://rifuh.jugem.jp/?eid=268

(落城の際、如水は氏直公の顔が立つ様に立ち働いた‥と講談は成ります
)

小田原城からほど近い、JR小田原駅そばに「守谷製パン所」と云う老舗パン屋がございますヨ。別に小田原発祥と云う訳じゃ無いですが、ココは古くからアンパンを扱ってる老舗が数軒有り、それぞれ根強いファンを抱えてます。中でも一番庶民的で駅に近いのが守谷サンで、私ぁ小田原へ来ると時々買ってましたナ。何時でも行列に成ってますが、やっぱり名物の「アンパン(左)」と「ロックケーキ(右)」を。薄皮で殆ど餡子の塊の様なアンパンはずっしり重く、名前はケーキなのに実際はクッキー同然なロック。そして画像には出てませんが、甘食にバターを塗って貰ったのをお城に持ち込んで、ウマウマと食べてた私メは正直馬鹿ですナ




| 2013.02.08 Friday (08:00) | やっぱ神奈川じゃん | - | - |
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