工事の為に休館してましたが、今月二日から再開館した「雑司が谷宣教師館」。明治四十年(1907)に米国人宣教師の居館として建てられたモノで、十九世紀の典型的アメリカンハウス。コスプレ撮影は厳禁です
昨日の新宿区早稲田から、目白不動前の急坂をエッチラオッチラと登って、豊島区「雑司が谷(ぞうしがや)」へ出て参りました。雑司が谷と云っても判らないかも知れませんが、あの大繁華街「池袋」東口一帯の古い呼び名です。
池袋は元々ナニも無かったトコで、明治三十六年(1903)にJR山手線が環状運転するに当り、それ迄の線路(現在のJR埼京線)との分岐点に駅が作られたのが始まり。ソコが次第にターミナル化して、駅前が大繁華街に成った。
現在の池袋駅の西側が「池袋村」、東側が「雑司が谷村」だったとお考え戴くと判り易いンですが、この二つの村の境界に駅は作られた。ソレは‥境界は何も無いのがフツーで、駅を作る為の敷地買収費が安かったからでしょうナ。
当然の様に二つの村の中心は、池袋駅から結構離れて居り、だからこそ変な開発もなされず、静かな住宅地やお寺サンが残ってて良い雰囲気。特に雑司が谷は「鬼子母神」サマも在ったりして、チョットした散策地に成ってますヨ。
都内にゃ大きな都営霊園が幾つも在りますが、その一つが「雑司が谷霊園」。昔は幕府鷹匠の御料地だったトコですが、ソコにギリシャ出身の小説家「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」サンのお墓が在ったりします
私メが愛する「池袋サンシャイン60」ビルのすぐ南に、「雑司が谷霊園」と云う大きな墓地が在りますヨ。少しもジメッとしたトコじゃ無く、広々とした公園みたいですンで、私ぁ拙宅(板橋平尾)からも時折散歩しに行ったりしてますナ。
歩いて二十五分位ですからブラブラするにゃ良い距離で、不審者と間違われない程度に「根多浚い」をしたりしてますが、ココにゃ著名人のお墓が随分在ったりする。しかも来日した外国人や、外国に関わる人のソレが多いンです。
今でも雑司が谷は、ココを偶々訪れた外国人が「静かな街並みに感激して住みたがる」事が多いらしく、紅毛碧眼な人を界隈で結構見掛けますが、コレは明治の頃からソウだったとか。私メ日本人と違う琴線を持ってるンでしょうナ。
だからか‥小泉八雲サンのお墓が在る!懐かしいな‥「MUJINA」の一節を英語の授業で読まさせられましたゼ。そんな英語を日本に持ち込んだ、ジョン万次郎さんのお墓も在ったりしまして‥。随分とインターナショナルな街です。
コチラは「ジョン万次郎」こと、中濱萬次郎サンのお墓。十四歳で時化に遭って土佐沖から漂流し、ソレをアメリカ船に救われて向こうへ渡り、英語や数学・測量・造船・航海術などを学び、まだ鎖国中の日本へ戻って土佐藩や幕府に重用され、英語力を生かして開国交渉で活躍した偉人でございますナ。この人が居なかったら、日本はドウ成ってたンだろう?
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★明日は「東京都豊島区大塚」への訪問記です★
(参考リンク)
★「私たちは、このまちの総合案内人です。」雑司が谷コンシェルジュHP
http://zo-shigaya.com/
★「雑司が谷」東京散策絵巻HP
http://tokyo339.serio.jp/sansaku23/toshimaku/zoshigaya.html
★「100年前のアメリカンハウス『雑司が谷宣教師館』」東京レトロ散歩ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/aromanonnon/32224101.html
★「東京都豊島区 雑司が谷霊園へ」歩ばあちゃん 出会い旅ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/rsjjr083/29570641.html
★「日本を愛した男 小泉八雲」歴探HP
http://rekitan.net/person/080626.html
★「ジョン万次郎」土佐の人物伝HP
http://www17.ocn.ne.jp/~tosa/john/john.htm
★「小倉屋製菓・鉄板焼せんべい」雑司が谷PickUp!ブログ
http://www.bunny.co.jp/zousi/shop/03.11_1oguraya.html
(関連する記事)
★「668 【麺類色々39】巣鴨プリズン跡はサンシャインシティ!」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=683
★「741 【名物パン55】鬼子母神さまと『メープルナッツ』」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=782
(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=154
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=268
(雑司が谷霊園は他の都営霊園と違い、桜が殆ど植わってないトコですヨ)
都電の「雑司ヶ谷電停(都電だけは『ヶ』を使います)」からブラブラと、界隈の中心街「弦巻通り」を歩きますと、半世紀以上変わらずに煎餅を焼き続ける「小倉屋」サンが。工場の片隅で販売もしてますンで、一見入り辛いけど‥昭和の味は勇気を奮って入らないと買えません。「カレー」だの「胡椒」だの「甘辛」だのと十数種類の味が有りますが、今回は看板商品「バター味」を。もう少し近くだったら、毎日買いに行きたいです
1323 【煎餅お餅18】日本に来た人・戻った人‥雑司が谷
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