きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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1370 【野菜果物48】鎮魂の丘で糸満名物「アセロラ」を


沖縄戦最後の激戦地と成った「旧摩文仁村(現糸満市摩文仁)」は、沖縄本島のほぼ南東端の海崖際に在ります。摩文仁は村人のほぼ半分が犠牲と成り、独立した自治体としての存続が無理と成り、消滅したとか

沖縄本島の南東部を巡って居ります。この辺りは県都・那覇市から概ね一時間圏内ナンで、私ぁ気楽にレンタカーを走らせてますヨ。但し気楽なのは地上だけで、地下を考えると気楽じゃ居られない。と云っても‥地底人じゃ無い。

いや地底人みたいなモンかな?本島南東部の地下は洞窟だらけで、太平洋戦争末期の昭和二十年の今頃、その洞窟の中にゃ三万を超える人達が居たソウですヨ。ソレは米軍に追い詰められ、ココまで逃げて来た軍人と住民達。


摩文仁の海崖上に在るのが、軍人・軍属・住民を問わず、地上戦で亡くなられた約二十五万人の姓名を記す慰霊碑が並ぶ、「沖縄平和祈念公園」。各県ごとに別けられてますが、当然半数以上は沖縄県民です

最初は調子良く攻め込んだモノの、次第に反撃されて旗色が悪くなった旧日本軍。南方から攻め上がってフィリピンを奪取した米軍は、次は台湾に攻めて来るだろうと軍首脳部は考えてたと聞きますヨ。順番から云えばソウですナ。

処が敵は台湾を跳び越して、いきなり沖縄を攻めて来やがった‥。いや日本軍だって多少予想してたでしょうが、まさかまさかの展開に慌てた慌てた。そんな沖縄を守るのは陸軍「第三十二軍」の精鋭約十万。率いるは牛島中将。


摩文仁の丘から車で五分掛からぬトコに、ココも悲劇の地「ひめゆりの塔」が。この辺りの地底洞窟は野戦病院と化してた様で、ソコに従事してた多くの女子高生が、米軍の白リン手榴弾攻撃で死亡した場所です

先日ご紹介した那覇・首里城の地下に壕を掘り、ソコを本拠として上陸して来る敵と対峙する方針だった様ですが、物量大作戦を得意とするアメリカ軍だ。コリャとてもとても叶いそうも無いが、果たして一体ドウ対処すべきだろうか?

軍も住民を巻き込む心算は無く、殆どの沖縄県民を予め避難させてた様ですが、敵の物量大作戦を前に後退せざろう得なくなり、三万まで減った軍を率い司令部が摩文仁へ撤退したのは、六十八年前の今朝の事だったソウです。


「ひめゆりの塔」の傍に、こんな巨大なガジュマロの木が。彼女達は暗い地下の壕で亡くなってますンで、生きてこの木を見られなかった筈ですが、苛烈な攻撃で地形まで変わった激戦地は、今は夏草の中ですヨ

つまり他に逃げ道が無かったと云う訳ですが、折悪く南東部は「こんな辺鄙なトコに攻めて来る訳が無い」と住民の避難が殆ど進んでなかったエリア。「どうせ津波が来る訳無い」と、機敏な避難をしなかった三陸みたいなモンです。

結果‥住民を巻き込んで、悲壮極まる一方的な大虐殺戦に成っちまったンですが、「ドウしてサッサと降伏しなかった」と非難するのは歴史を知ってる者の卑怯と云うモノで、軍人も住民もあの状況での最善を尽した結果の筈ですヨ。


終戦当時はいざ知らず、現在の「摩文仁の丘」周辺は国内有数のアセロラの栽培地。平和祈念公園のすぐ傍にも広大なアセロラ農園が在りまして、そちらオリジナルのアセロラドリンクを。どうもアセロラドリンクと云うとニチレイが売ってた赤い缶のソレ(現在はサントリーに販売権が譲渡されてます)ばかりを思い浮かべますが、摩文仁に在る糸満観光農園サンのは、沖縄ポッカが委託生産してる様です。ナンだか、妙に懐かしい

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★明日も「沖縄県糸満市」への訪問記です★

(参考リンク
)
★「沖縄戦終焉の地」沖縄県営平和祈念公園HP
http://kouen.heiwa-irei-okinawa.jp/
★「摩文仁の丘」史跡夜話HP
http://www15.ocn.ne.jp/~yawa/menew/zenkoku/shiseki/okinawa/mabuni.sk/mabuni.sk.html
★「66回目の慰霊の日と摩文仁の丘に残る第32軍司令部壕」沖縄県在住の歴史好き!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/kusinakayone/52101347.html
★「ひめゆりの塔 〜祈りを捧げる〜」Docoe沖縄HP
http://www.docoe.jp/okinawa/feature8/himeyuri.html
★「豊かな自然に恵まれた南国の地」糸満観光農園HP
http://www.itoman-wine.com/index.jsp
★「アセロラのページ」果物ナビHP
http://www.kudamononavi.com/zukan/acerola.htm

(関連する記事)
★「1367 【名物パン126】沖縄名物『健康パン』と沖縄最高の聖地‥南城」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1464
★「1368 【野菜果物47】謎の古城址と『へちまの刺身』‥南城」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1465
★「1369 【揚げモン49】猫だらけの島で『沖縄てんぷら』を‥奥武島」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1466

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=154
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=268

(沖縄戦の終結は、日本軍司令部の摩文仁撤退から二十五日後の事です)

コレが西インド諸島原産の熱帯の果実「アセロラ」でございますヨ。見た目と食感はサクランボみたいですが、種はいびつで二〜三つ位入ってますネ。そしてエラク酸っぱい‥ビタミンCはレモンの三十五倍も含まれてるとか‥道理で酸っぱい訳だ。また痛むのが早い様で、全てを食べきる前に一割近くが駄目に成っちゃいましたナ。沖縄本島では北部の本部町(昔、海洋博を開催した街)と南部の糸満市が主な産地で、国内生産量の全てを沖縄県内で作ってるソウです。パック一つで二百三十円でした




| 2013.05.31 Friday (08:00) | めんそーれ沖縄さぁ | - | - |
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| 2019.06.18 Tuesday (08:00) | - | - | - |
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