きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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1472 【スイーツ87】駿府人物伝と「安倍川餅」‥静岡市


江戸幕府から架橋が禁じられた「安倍川」は、渡し人足の助けを借り、旅人達がナンとか越えた交通の難所。ご覧の旧東海道「安倍川橋」は大正十二年(1923)に架けられた道路用鉄橋で、今も元気に現役です

ふるさと静岡市内を、電動レンタサイクルに跨って走る私メです。昨日は徳川将軍家の準本拠地「駿府城」から、市の中心繁華街「呉服町」界隈をブラ付きましたが、今日は安倍川にでも行こうかナ。静岡の母なる川ですヨ。

聞く処に依ると、安倍川は大変に珍しい川だとか。何しろ水源たる南アルプスの高嶺から、太平洋に繋がる河口まで全て静岡市内。そして本流・支流にダムが一つも存在しないらしく、「独立した一級河川」としては稀有な例。

何しろ本州を二つに割る「糸魚川静岡構造線」の南端が、安倍川にピッタリ嵌ってる。つまりこの川を境に、東日本と西日本じゃ地盤構造が変るそうナ。流域地質は極めて脆く、河原にゃ大きな岩石がゴロゴロ転がってる。

そしてココは「国内有数の大急流」だソウですが、その水はドコに有る?広々とした大河川敷は在るけれど、流れは実に頼りない‥と思ったら、河原や城下町の下を伏流水と成って、今も大量に盛大に流れてるンだって。


ゴロツキ同然ばかりの「川の渡し人足」の中で、マトモな奴も多少は居た様で、天文三年(1783)に百五十両を落とした旅人に、わざわざ追い掛けてソレを返した、正直者の人足を称える石碑が橋際に建ってました

そんな安倍川の河原。昔の川会所の辺り(安倍川橋の東詰)に二人の男の逸話が伝わってます。その一人は駿府城から全国を支配した、大御所・徳川家康公におべっかを使った利口者で、名物「安倍川餅」を考えた男。

全国的に黄粉を塗したお餅を「あべかわ」と呼びますが、安倍川の河原へお出でに成った家康公。その際、渡し会所近くの茶店主人が「たまたま黄粉が有ったンで」ソレで塗した茹で餅を御献上。「コレは何と云う餅か?」

安倍川の上流じゃ金山が盛んに開発されてましたンで、主人は機転を使って「金粉餅(きんなこもち)」と答えた処、家康公は喜ばれ「ソレは目出度い、以降『安倍川餅』と名付ける様に」と仰ったとか。もう一人は正直者だ。

川で拾った百五十両を素直に返しただけじゃ無く、相手からのお礼を断固受け取らず、遂には幕府から「珍しい正直者で有る」と褒美を遣わされた渡し人足。ドッチもこの街らしい逸話ですが、講談化するとしたらドッチかナ。


江戸の大遊郭「吉原」は、もともと静岡市に在ったって知ってます?駿府七ヶ丁遊郭のうち、五ヶ丁が江戸に移って吉原と成り、残り二ヶ丁は東海道有数の大遊郭として、静岡大空襲で消滅するまで大いに栄えたとか‥。ですが悪所ですンでその痕跡を消したいのか?跡地は静岡県の防災センターに成って居て、遊郭当時の面影は微塵も残ってません

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★明日は「静岡県静岡市清水区」への訪問記です★

(参考リンク
)
★「しずおか河川ナビ・安倍川水系」静岡県庁交通基盤部HP
http://www.shizuoka-kasen-navi.jp/html/abe/
★「勝手に流れていた安倍川」静岡観光コンベンション協会HP
http://www.shizuoka-cvb.or.jp/oogosho400/study/04_04.htm
★「安倍川と二人の男たち」夢出あい旅サイバー五十三次HP
http://tokaido.canariya.net/hr-02/hiro02/20abegifu.html
★「家康が食べた安倍川餅は甘くなかった?」和菓子街道HP
http://www.trad-sweets.com/wagashikaido_6/pg41.html
★「崩れ続ける山 『崩壊地』を観に行った」デイリーポータルZ・HP
http://portal.nifty.com/2010/09/09/b/
★「二丁町遊郭」神が宿るところブログ
http://blog.goo.ne.jp/junko-f2/e/b08497e9f814048e162c355bcf2df605
★「安倍川もち」やまだいちHP 
http://abekawamochi.co.jp/

(関連する記事)
★「491 【鳥人列伝04】鳥人幸吉の街・・駿府城下」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=488
★「521 【歴代宰相04】安倍さんと『静岡の親子丼』」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=489
★「1471 【やきそば150】『温泉玉子マヨ焼きそば』と大御所さま‥静岡市」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1545

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=154
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=268

(安倍川の大量の伏流水の為に、地下鉄や地下道を作るのが難しいそうナ)

久しぶりに安倍川もちでも食べようかと思いましたが、安倍川橋付近に僅かに残る餅屋サンは生憎全てお休みでしたンで、地元名物の最大手「やまだいち」サンの三色安倍川もちを。フツーのと違って黄粉が飛び散らからないンで、お土産に良いかも‥ネ。でもあの過剰な黄粉が良いンだと云う意見は依然根強く、ジックリ食べるのなら安倍川橋付近の餅屋サンを私ぁお勧めしますヨ。土産物と殆ど違う食べ物の様な気がします




| 2013.08.29 Thursday (08:00) | 我がふるさと静岡市 | - | - |
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