きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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1503 【粉なモン26】高砂の松と「にくてん」‥高砂市


高砂市の名称由来に成ってる「高砂神社」は、お隣り加古川市の尾上神社と同じく、神功皇后さまの三韓征伐の際に建立されました。謡曲の歌詞「高砂や この浦船に帆を上げて」に相応しく、昔は海沿いだったンだとか

謡曲で有名な「高砂の松(相生の松)」を見たく成り、兵庫県の南西部「播磨地方」を彷徨う私メでございます。「相生の松」は一つの根から黒松(雄松)と赤松(雌松)が共に生え、仲良く見えると云うので瑞祥とされてる木ですナ。

処が困ったコトに、「ソレはウチだ」と称する神社が二ヶ所も在りまして、余所者としては判断の仕様が無いンで、「面倒臭ぇ‥両方行ってやれ」と半ば自棄に成り、まずは加古川市の尾上神社を参拝した私メでございますヨ。


コレが高砂神社の「相生の松」。尾上神社のソレと同じく五代目だソウでして、果たしてドッチが謡曲のモデルなんでしょうか?ま、そんな事を詮索するのは野暮だと承知してますが、気に成るのは人情で‥。誰か教えて!

続いて参りましたのは、「加古川(川の名前ネ)」を挟んで対岸の高砂市。人口は九万強と加古川市の三分の一ですが、同じ様に古くからの歴史を重ねる工業都市。川砂が高く積もった沖積平野の街だから、高砂ナンですナ。

いやいや高砂神社の在る街だから‥と云う方が判り易いですが、瀬戸内海運の拠点「高砂泊」として平安時代の文書に良く出て来ますンで、随分昔からソウ呼ばれてた様。尤もソレは尾上神社の辺りだと云う説も有りますが。


高砂神社の周辺(旧高砂町)は、江戸末期〜戦前の建物が多く残っててステキなトコ。統一感が無いのが残念ですが、ソレでも「卯建(うだつ)」の上がってる家が多く、往時の繁栄ぶりを伝えてます。でも活気は無いですネ

何れにしろ、加古川河口は天然の良港として、瀬戸内を往来する船に重用されてた様。ソレが東岸(加古川市)なのか、西岸(高砂市)なのか判りませんが、江戸時代以降は西岸がソレとされ、現在の高砂市に繋がってます。

だからこそ京都の朝廷との繋がりも深く、ココら辺に生えてた「相生の松」が殊更に喧伝され、暇を持て余してた貴族達の妄想で()、ロマンチックな話にされたンでしょうナ。さて高砂神社サンは能舞台の建替えの真っ最中。


高砂市も埋め立てが進んで海が遠く成りましたが、沖合いはアナゴの好漁場だとか。私メら関東人はソレほど食べませんが、関西じゃ大いに好まれてるだけ有って、アナゴ漁用()の小さな漁船が沢山見受けられました

そもそも謡曲と云うのは、古典芸能「お能」の「謡(=声楽パート)」のコトですナ。お能てぇと「お面を付けた人が怪しく踊るモノ」とお考えの方も多いでしょうが、断じてソレだけじゃ無い!「舞」「謡」「囃子」三芸による総合芸能。

私メら講談辺りとは、次元の違う芸能ですナ。ソコで「謡」だけ分離して、広く普及させたンでしょうか。当然「高砂」は謡曲だけじゃ無く、お能としても有る訳で、高砂神社の能舞台でソレを見れたら楽しかろうと思った私メです。


様々な伝説のある高砂市。なんと剣豪・宮本武蔵に関する伝説も有りまして、「武蔵の生誕地は高砂市」なる説が唱えられてますヨ。しかもソレは眉唾なんかじゃ無く、信憑性がエラク高いとか‥。私ぁ岡山県のご出身だと思ってたンですが、以降気を付けなければ成りませんナ。生誕地とされる場所には武蔵と、養子の伊織を賞する巨大な石碑が据えられてました

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★明日は再び「兵庫県加古川市」への訪問記です★

(参考リンク
)
★「ぶらり高砂」高砂市観光協会HP
http://www.takasago-kanko.com/
★「高砂や」高砂神社HP
http://www.eonet.ne.jp/~takasagojinja/
★「高砂町の町並み(堀川周辺)」高砂市役所HP
http://www.city.takasago.hyogo.jp/index.cfm/7,1053,86,416,html
★「謡蹟めぐり 高砂 たかさご」謡蹟めぐり 謡曲初心者の方のためのガイドHP
http://www.harusan1925.net/0318.html
★「宮本武蔵生誕地・武蔵のゆかりの地」神戸観光壁紙写真集HP
http://kobe.travel.coocan.jp/sightseeing/musashi.htm
★「高砂のアナゴ」高砂あなごマーケティング研究会HP
http://www.takasago-anago.com/index.php
★「にくてん喰わんかい?」アサヒビールHP
http://www.asahibeer.co.jp/area/07/28/nikuten/

(関連する記事)
★「937 【お魚料理51】東京湾の島で『地あなご天丼』‥金沢八景」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=943
★「1334 【やきそば131】熊野松風に『薄焼き玉子焼きそば』‥磐田」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1396
★「1502 【名物パン144】尾上の松と『バッファロー』‥加古川」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1583

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=154
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=268

(ココが関東に在ったらば、結構な観光地に成ってる筈ですが‥勿体無い)

以前から高砂市にゃ「にくてん」なる名物が有ると聞いてましたが、ソレが一体ナニモノで、ドコで食えるのか全く判らぬ私メ。そこで山陽電車「高砂駅」の真ン前の観光案内所で聞いてみれば、駅ン中の「木曽路」サンで食べられるとか。そこで早速食べて参りましたが、関西風おでん「関東煮」に入れる、味の染みたジャガイモとこんにゃく・すじ肉を小さく刻んだモノを入れたお好み焼きでございますナ。戦前から有ったらしいンですが、戦後高砂だけで広まり、最近に成って再発見されて地元名物として売り出してます。コレだけ大阪に近いのに大阪風の混ぜ焼きじゃ無く、むしろ重ね焼きの広島風に近いお好み焼き。ソースを塗る前はジャガイモやこんにゃくの姿が良く伺えましたが、塗っちゃったら良く判りませんゼ。デッチアゲの捏造系じゃ無く、こう云う再発見系のB級グルメは応援したいと思いますネ




| 2013.09.26 Thursday (00:15) | ミステリアス兵庫! | - | - |
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| 2019.10.16 Wednesday (00:15) | - | - | - |
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