きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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1556 【スイーツ93】小春日和の根津で「アイス最中」


根津のシンボルと云えば、東京十社の「根津神社」。六代将軍・徳川家宣公の産土神で、境内は家宣公のお屋敷跡だったりします。現在の社殿は宝永三年(1706)に建てられた権現造りで、国の重要文化財です

昨日の東京・本郷に続き、同じ文京区の根津に参りました。位置関係としては本郷の東隣りが根津ですが、台地の尾根上と崖下。本郷からは坂を下って行くだけで楽なモン。でも逆は‥キツイ坂を登らにゃ成らぬから大変だ。

戦国時代までは東京湾が江戸の奥深くまで入り込んで居りまして、本郷台地の崖下(=根元)
に在る港町(=津)だったから、「根元の津」が訛って「根津」に成りました‥と私メら講釈師は高座で申しますが、果してドコまで本当かネ。

港町だったとはコレっぽっちも思えぬ谷底の街で、昔の雰囲気が多く残ってると云うンで、「下町情緒を味わおう」と云う観光客が大勢歩いてますナ。東京の下町てぇのは、概ね「JR山手線東側の崖下に拡がる町」のコトですヨ。

根津は今でこそ健全な下町ですが、明治半ばまで大変な悪所。街のシンボル「根津神社」の御門前は、江戸有数の岡場所(幕府非公認の私娼街)だった場所で、明治に入ると一層栄えて「根津遊廓」と称し、遊女は約七百人!


根津神社の御門前から少し入ったトコに、大正八年(1919)築の「根津教会」がございますヨ。コチラの講談会に出させて貰った事も有りますが‥つまりココら辺が「根津遊廓」の跡なのかしらん。今は穏やかな街です

東京で二番目に大きな遊廓に成長しますが、その栄華はある日突然終わりを告げます。ソレは根津から坂を登った本郷に、「東京帝国大学(現:東京大学)」と「国立第一高等学校(現:東大教養学部)」の両校が建てられたから。

「あれ?一高は駒場だろ」と思われるやも知りませんが、最初の一高は本郷に在ったのヨ。明治日本が世界に伍して行く為には、優れた人材を育てなければならぬが、ソレを育てる学校の近くに‥遊廓が在るのは如何なモノか?

学生諸君の若き血潮が、怪しい性風俗に惑わされては相成らぬ!勉学の邪魔に成るから根津遊廓を潰してしまえ・・って昔は乱暴ですナ。流石に消滅させるのは無理なので、遠く離れた海辺の洲崎(江東区)へ移転させちまった。

処がコレを学生だけじゃ無く、教官までもが大いに惜しみ、洲崎まで遥々通った猛者が続出したと云うから‥ソウで無くっちゃ!今の根津の街には遊廓の痕跡はほぼ皆無だから、下町巡りの観光客は知らない歴史ナンでしょうネ。


根津は戦災を免れましたンで、戦前の建物が結構残ってますヨ。コチラは大正六年(1917)に建てられた、堂々たる木造三階建てのくし揚げ屋「はん亭」サン。元は商家だった様ですが、ソレを料理屋として再活用。私メも何度か参ったコトが有りますが、隅々まで凝った造りの建物です

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★明日は「長野県佐久市」への訪問記です★

(参考リンク
)
★「歴史と文化に恵まれた緑豊かな区」文京区観光協会HP
http://www.b-kanko.jp/index.php
★「谷中・根津・千駄木」谷根千ねっとHP
http://www.yanesen.net/
★「千九百年余の昔、日本武尊が創祀と伝わる」根津神社HP
http://www.nedujinja.or.jp/
★「講談会や落語会もやってます」日本基督教団・根津教会HP
http://www15.ocn.ne.jp/~nzc/
★「根津権現社と根津遊廓()」旧聞アトランダム・ブログ
http://d.hatena.ne.jp/hakyubun/20120528/1338237557
★「根津遊廓が、あった頃」谷根千ウロウロ・ブログ
http://yanesen-urouro.bakyung.com/2007/04/post07042201.html
★「甦る建築・はん亭」建築環境デザインコンペディションHP
http://kenchiku.tokyo-gas.co.jp/live_energy/revives/21.php
★「芋甚のアイスモナカ 根津」どすこいスイーツ道場ブログ
http://miwadorami.exblog.jp/10165875/

(関連する記事)
★「189 【東京十社01】根津神社は言うほど甘くない」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=228
★「769 【スイーツ38】愛染かつらと『愛玉子』」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=799
★「1253 【やきそば114】『卵とじ焼きそば』と谷中めぐり」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1338
★「1377 【調味料類15】ファーブル昆虫館と『甘いマヨネーズ』‥千駄木」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1416
★「1555 【麺類色々107】東大で『赤門ラーメン』を食おう!‥本郷」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1626

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=154
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=268

(昨日の本郷もソウですが、根津界隈も私メの自転車お散歩エリアです
)

谷中・根津・千駄木のいわゆる「谷根千」界隈は、古くからの伝統を守る手軽で美味しいスイーツ屋さんの多いトコ。季節的に余り向いてませんが、今回訪ねた日はたまたまポカポカした小春日和だったンで、久しぶりに芋甚さんで「アイス最中(小倉)」を。コレが凄くアッサリした味のアイスクリームで、聞けばコンデンスミルクやエバーミルクから作る、戦前からの作り方を守ってるンだとか。夏は行列ですが、流石に直ぐ買えました




| 2013.11.11 Monday (00:15) | ふみのみやこ文京区 | - | - |
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| 2019.06.24 Monday (00:15) | - | - | - |
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