夜の帳の降りたJR赤羽駅東口は、健全な酔いどれ天国「一番街」へ向かう左党の姿を多く伺えますネ。ココは戦後の闇市が発展したトコで、赤羽最大のイベント「馬鹿祭り」は、もともと一番街のお祭りだったとか‥
内陸の県、所謂「海なし県」を旅しますと川魚料理屋サンを結構見掛けます。以前は流通が今ほど進んで無かったンで、内陸じゃ「海の魚」は珍しかったと見え、だから山中の温泉旅館の御膳のメインが「鮪の刺身」が出てましたヨ。
要するに向うじゃ最高のお御馳走だった訳で、だからこそ遠来のお客をもてなす為に、全くの善意からアレを出してた筈。処が海沿いや都会から来た連中にはコレっぽっちも珍しく無く、「内陸らしいモンを出せ」とクレームの嵐。
コリャ住んでる場所の常識に依るモノで、双方に悪意が有った訳じゃ無い、何とも悲しい価値観の擦れ違い。でも平成に入って暫くして、流通革命の様な事が起きたのか?内陸でも海沿いと大して変わらない魚介の品揃えに。
その結果「鮪の刺身」の地位は落下し、ソレは消えて‥安っぽいバイキングのトコばかりに成っちまいました。尤も「超高級」クラスのお宿は、「内陸らしい川魚料理」を出して呉れますが。岩魚や山女の養殖も容易く成りました。
赤羽の健全な酔いどれの楽園「一番街」の象徴は、ご覧の「まるます屋サン」でしょうナ。酔ってから入ると大ベテランの姐さん方に追い出されますし、入れて貰えても呑めるお酒は一人三本まで。ホント健全ですゼ
処が世界一の魚河岸「築地」を抱える東京の、しかも二十三区なのに「川魚料理」が名物の街が。ソレが昨日からご紹介の北区・赤羽。「朝から呑める」上野は別格として、「昼から呑める」赤羽・蒲田・錦糸町は酔いどれの街。
イヤ赤羽だって朝から呑めますが、行きかう通勤客が多くてチョット気が引ける様な‥上野がオカシイのよ。そんな「東京最北の繁華街」赤羽は荒川や墨田川の畔に拡がる街で、地方の県庁都市より遥かに賑やか。昼も夜もネ。
昼の赤羽はコレまで何度かご案内してますンで、今回は夜の街を。グランドキャバレー「ハリウッド」を旗艦とする歓楽街も在りますが、健全な酔いどれの街「一番街」で川魚料理を肴に呑もうじゃん!そんな老舗が何軒も在る。
何れも全くオッサンの殿堂で、五十才未満の小娘の付け入る隙間は有りませんが、ワイガヤ語らいながら「鯉」や「鰻」を肴にして呑む!川魚料理と言うと高そうですが、ソウじゃ無いのが赤羽で‥決してお御馳走じゃ有りませんゼ。
一番街の東側が昨日ご紹介の「シルクロード」、西側がご覧の「OK横丁」。その名前は西部劇の傑作「OK牧場の決斗(1957公開)」から採られたモノで、つまりココはその頃に出来た訳ですナ。ガッツ石松さんが命名した訳じゃ無いンで、お間違え無き様に。ココもまた素晴らしい呑み屋が並んでますが、何れもお安いトコなんで安心して酔っ払えますゼ
↑↑ドレかを押して貰えると更新する張り合いが出ます↑↑
★明日は「福岡県福岡市博多区」への訪問記です★
(参考リンク)
★「北区産業百撰」NTTタウンページHP
http://itp.ne.jp/contents/sangyohyakusen/kitaku/
★「JR赤羽駅北改札東口徒歩3分」赤羽一番街商店街振興組合HP
http://www.1bangai.org/
★「北区を代表する『呑兵衛』の聖地 赤羽OK横丁」NTTタウンページHP
http://itp.ne.jp/contents/sangyohyakusen/kitaku/meibutsu/meibutsu03.html
★「赤羽 一番街 アーケード」のんびり行こうよHP
http://sekhome.michikusa.jp/SANPO/2009/20090328.html
★「鯉とうなぎのまるます屋@赤羽 久々に朝から呑んでみた」気まぐれ備忘録ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/yumapapa23/11770731.html
★「赤羽『まるます屋』鰻と鯉の美味い居酒屋」達人と行くグルメ紀行!HP
http://www.yukichi-run.jp/gourmet081004.html
(関連する記事)
★「194 【スナック01】ナゼこのポテチを全国で売らないのか?」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=110
★「1059 【国内で海外旅行06】赤羽に響くフィリピンの祈り」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1026
★「1329 【名物パン122】赤羽の赤い水門と『赤羽あんこ』」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1390
★「1330 【やきそば129】馬鹿げた馬鹿祭りと『焼きスパ』‥赤羽」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1391
★「1379 【スナック20】全国『地域限定かっぱえびせん』大会2013」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1425
★「1569 【お魚料理79】『ちくわぶ』と『すじ』の無いおでんなんて‥赤羽」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=1639
(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=154
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
http://rifuh.jugem.jp/?eid=268
(鯉風と云う芸名なのに、実は『鯉料理』が結構好きだったりする私メです)
ご覧の美味しそうな「鯉のうま煮」が、七百円ぐらいなのが赤羽価格!観光地の料理屋サンで食べたらば、一体幾らするかしらん。でも手抜きしてないのが、昭和二十五年創業の老舗居酒屋のプライドなんでしょうナ。また三本までしかお酒は呑めませんので、常連のお父さん方が好んで頼まれるのが1リットル入りの名物「ジャン酎」。コレも一本扱いなんで、タップリ呑めます。ま、コレを三本も呑んだらば、お店の大ベテランのお姐さん方から「酔ってるから帰れ」と諭されますンで、家族も安心してお父さん方をココへ送り出せるンでしょうケド。酔いどれの楽園です
1571 【お魚料理80】酔いどれ酒場で「鯉のうま煮」を・・赤羽
(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.