数日前は東京・浅草寺の夜景をご紹介しましたが、今度は京都・東山区の「八坂神社」。斉明天皇二年(656)に創建された大社で、幕末まで「祇園社」と呼ばれてたとか。国の重文の「楼門」は一晩中、開放されてます
日本全国を股に掛け、今日は東へ明日は西へ・・フラフラし続ける私メでございます。今回参りましたのは京都市東山区は四条通りの東の突当り、つまり「祇園」界隈ですナ。私メら東夷共にゃ、敷居がチョット高いトコですヨ。
その中心は「八坂神社」サマで、全国に二千社以上も在る同名神社の総本社。「京都のまちなか」じゃ参拝客が一番多く詣るお社で、祀られてるのは「スサノオノミコト」様とその御一族。加えて「牛頭天王」サマも祀られてる。
いやソレは正しく無いですナ。明治以前の神仏習合の世の中じゃ、発祥はエラク違うのに「スサノオ」様と「牛頭天王」サマは同じ方とされてまして、牛頭サマはお釈迦様の誕生地「天竺の祇園精舎」の守護仏だったりします。
私ぁ宗教学は専門外だから良く判りませンが、兎に角ソウ云う事に成ってンだから諦めましょう。日本の神様スサノオとインドの仏様・牛頭サマの違いを気にしてたら、とてもとても京都は歩けません。考えるの止め止め!
祇園六町の一つで、重要伝統的建造物保存地区の「祇園新橋」。何年か前に昼の姿をご案内しましたが、夜は趣きが一層深くて・・宜しぅおすナ。「一見さんお断り」が殆どで、野暮な東夷はお呼びじゃ無いのが悔しいネ
何れにしろ「スサノオ=牛頭天王」様を祀る、「お寺」がココに建てられたらしい。ナント神社じゃ無くて、元はお寺だった!「祇園寺」とか呼ばれてたらしく、その門前町が祇園に成ったのは判り易いお話。コレは理解出来る。
長らく比叡山延暦寺の末寺とされ、千日回峰の行者がココを廻るのもその関係か?あの祇園祭も比叡山の末寺時代に始まったとか。そして独立したのは室町時代で、本格的に神社化したのはドウやらその頃みたいですネ。
つまり平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり」で語られたのは、お寺だった頃の筈。ドウして神社で鐘なのか、私ぁ長らく疑問に思ってましたが・・お寺だったら鐘が在ってもおかしく無い。いや当り前だわ。
尤もソレは京都の祇園サンじゃ無く、「天竺の祇園精舎」と云う説が主流ですンで、(照明されてましたが)夜の八坂神社で「鐘はドコじゃ」と気にしてた私メは、諸行異常な奴。ま、近くのお寺から響く鐘の音は聞こえましたが。
コチラも以前、昼の姿をご紹介した「祇園白川」。界隈を流れる白川沿いがライトアップされて居り、コチラも趣きが深くて・・宜しぅおすナ。こう云う風景を見ますと、東京はドウしても京都にゃ勝てないと考えてしまいます
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★明日は「京都府京都市下京区」への訪問記です★
(参考リンク)
★「歩いて楽しむ東山」京都市東山区役所HP
★「Gion Tourist Guide おいでやす」京都祇園観光案内HP
★「日本三大祭 祇園祭」八坂神社HP
★「祇園祭と八坂神社のお話」きょうとウェルカムHP
★「平家物語のはじまり」平家物語 写真で巡る都の春秋HP
★「祇園精舎の鐘」梅光学院生涯学習センターHP
★「祇園新橋の町並み」古い町並みを歩くHP
★「京都市祇園新橋」閑古鳥旅行社HP
★「ポテトチップス 七味あじ」カルビーHP
★「京都七味家コラボポテトチップス」HP
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★「281 【京都上ル下ル07】明智日向守は御霊に成った」
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★「1050 【やきそば84】地獄への入口と『京都焼きそば』」
★「1051 【粉なモン19】祇園で涼を楽しみ『一銭洋食』を」
★「1052 【スイーツ61】太閤殿下の神社と『衛生ボーロ』‥東山」
★「1402 【スナック22】『東海道五十三次ポテチ』の起点と終点は?‥京都」
★「1600 【名物パン165】吉例顔見世!南座と『三つ編みサンライズ』・・四條」
★「1601 【麺類色々113】京都駅ビルのクリスマスと『京都ラーメン』」
(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(八坂神社以外にも、お寺から神社に成ったトコって結構在ったりします)
先月末で販売期間が終了したらしいですが、京都の七味唐辛子屋サンとカルビーが組んだ「七味あじポテトチップス」を売ってましたヨ。マヨ風味のも有りましたが、共に唐辛子よりも山椒の味と香りがエラク印象的!数年前から販売と中止を繰り返してる様ですンで、何れまた販売再開するでしょうケド・・京都は「七味唐辛子」なのネ。東京だと「七色唐辛子」ですがネ
1680 【スナック35】「京七味ポテチ」と祇園精舎の鐘の音・・京都祇園
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