きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 1772 【粉なモン30】尾久こそ元祖の「もんじゃ焼き」 | main | 1774 【お米料理131】青き美しき東京湾と「めごち天丼」・・金沢八景 >>
1773 【お米料理130】アラメヤ音頭と「横濱チャーハン」・・横浜


雨上がりはドコでも素敵ですが、激しい夕立の後は一層素敵な港ヨコハマ。大桟橋の付け根「西波止場跡」から「みなとみらい」方面を眺めてみましたが、この港は安政六年(1859)にココから全て始まりました

横浜へ参りました。人口三百七十万!大阪市より百万人も多い国内最大の市ですナ。「港ヨコハマ」のイメージを背負う中区や西区辺りは、東京よりも立派に見えたりする。東日本で唯一「東京とタメを張れる」街。

私ぁ横浜に住んだコトは有りませんが、一体全体ドウ云う訳か?横浜市歌を諳んじて唄えたりする。いや厳密に言えばソレをアレンジした「よこはまアラメヤ音頭」なるモノの愛唱者で、必然的に覚えちまいましたヨ。

横浜開港五十周年記念で、明治四十二年(1909)に森鴎外センセ作詞で完成したのが横浜市歌。浜っ子は学校で歌うンで、君が代よりもコッチの方が馴染みだとか。ソレを音頭にしちまえ!てな乱暴な発想の唄。

私ぁ浜っ子でも何でも無いのに、東京音頭より「アラメヤ」の方が好き。音頭にするが為に書かれたかの様な古い歌詞で、泉下の鴎外センセも喜んで居られましょう。ホント歌詞が難しく、理解するのに大変でした。


みんなで歌おう「アラメヤ音頭」。我が日本は島国よ、朝日輝ふ海に、連り峙つ島々なれば、 あらゆる国より舟こそ通へ。されば港の数多かれど、この横浜に優るあらめや、昔思へば苫屋の煙、ちらりほらりと立てりし処。今は百舟百千舟、泊る処ぞ見よや、果て無く栄えて行くらん御代を、飾る宝も入り来る港。いいじゃん!って、良く出来た音頭です

コレほどの大都会で有りながら、横浜ほど「歴史が無い」トコは他所に見当たらない。幕末に開港地として栄えだしてから、まだ百五十年少し。開港前の横濱村は、僅か九十二戸しか無かったとか。僻地だった訳だ。

ソレは浜っ子も重々承知!だからこそ「この横浜に優るあらめや(横浜に勝てる港が他に在るか)」「今は百舟百千舟、泊る処ぞ見よや(百隻も千隻も停泊してるトコを見てみろ)」と挑戦的な歌詞に成ったンでしょうナ。

やっぱり港町は威勢よく虚勢張ってて貰わないと。不景気な貿易港ほど厄介なモンは無いですヨ。そんな市歌が出来てから一世紀少し、虚勢は音頭に変化した。以前も書きましたが、アレンジした人はホント偉い!

余りに感心したンで、当ブログ旅日記の横浜市カテゴリーは「横浜に優るあらめや」。ソレに気付いた横浜在住の友人から、私ぁ大いにお褒めに預かりましたが‥御免ネ、まだ踊れないのよ。浜っ子じゃ無いンで。


一昨年まで行われて居た、「横浜国際盆踊り大会(スゴイ名前ですナ、横浜らしいや)」なるイベントの会場はご覧の横浜赤レンガ倉庫。もちろん大勢でアラメヤ音頭を踊ったンでしょうが、もう開催しないの?横浜市内の他の盆踊り大会じゃ、今も盛大に踊られてると聞きますケド‥

にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ にほんブログ村 旅行ブログ 旅行グルメへ ブログランキング・にほんブログ村へ
↑↑ドレかを押して貰えると更新する張り合いが出ます↑↑

★明日は「神奈川県横浜市金沢区」への訪問記です★

(参考リンク)
★「横浜観光情報」横浜観光コンベンションビューローHP
★「横浜のキニナル情報が見付かる」はまれぽ.com HP
★「濱っ娘が横浜の街をぶらりとご案内」ぶらり横浜観光HP

★「横浜港の歴史」横浜市港湾局HP
★「横浜港象の鼻地区 地区の変遷」横浜市港湾局HP
★「横浜開港()」私の武蔵国歴史考ブログ
★「思い出と成る夜景デートや観光を」横浜赤レンガ倉庫HP
★「よこはまアラメヤ音頭」テレビ神奈川HP
★「『よこはまアラメヤ音頭』とは?」はまれぽ.com HP
★「おいしいシウマイ 崎陽軒」横浜名物 シウマイの崎陽軒HP
★「炒飯がメインのお弁当横浜@横浜・崎陽軒」静岡道楽日記ブログ

(関連する記事)

★「082 【粉なモン03】おいしいシウマイ、きよ〜けん」
★「627 【麺類色々35】生碼麺とブルースと青江三奈と」
★「635 【揚げモン18】アイスのはじめては馬車道」
★「673 踊ろう!よこはまアラメヤ音頭」
★「919 【呑みモン29】横浜大桟橋の巨大客船と『はまっ子どうし』」
★「991 【揚げモン38】横浜ランドマークタワーと『三角コロッケ』」
★「1274 【麺類色々84】実は横浜発祥!『ナポリタンスパゲティ』」
★「1720 【やきそば182】帆船日本丸と『極太チャーメン』・・横浜


(鯉風のお仕事)

★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」

(アラメヤ音頭を口ずさみ乍ら横浜お散歩って、私ぁ変なオッサンです)


全ての横浜市民が「郷土の歌」として市歌を唄える様に、全ての横浜市民が「郷土の食」として偏愛するのが「崎陽軒のシウマイ」。崎陽軒はもともと駅弁屋サンだけ有って、冷めた状態で食べるのを前提にして呉れてます(一部除く)。本命はご存知「シウマイ弁当」ですが、そのバリエーションで昔から在る「横濱チャーハン」を。豪華版の「炒飯弁当」も有りますが、お散歩程度はコレで十分!冷めても美味しい海老炒飯に、冷めても美味しいシウマイ二つ。中華街に行くのも良いけれど、並ばずに食べれるコッチの方が私ぁ好みですヨ。シウマイは崎陽軒だネ




| 2014.05.26 Monday (00:15) | 横浜に優るあらめや | - | - |
ブログ内の検索はこちらから
このブログを書いてンのは?
profilephoto
お噂さの貯蔵庫(種類別)
お噂さの貯蔵庫(日付順)
お噂さの貯蔵庫(年月別)
MOBILE
qrcode