きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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東海道の江戸から数えて三十七番目の宿場が、愛知・岡崎市の「藤川(ふじかわ)宿」。元々は「宇治川」なる名前だったソウですが、藤の花がキレイに咲くとのコトから、藤川と云うお目出度い字に変えたンだとか


日本は様々な芸事や武術等の「不世出の大名人」を、まるで神サマの様だと云うンで、「聖」と云う称号で讃える習慣が有りますナ。例えば相撲は明治の大横綱「常陸山谷右衛門」関が、「角聖」と呼ばれてます。

囲碁の「棋聖」は本因坊道策さん、将棋の「棋聖」は天野宗歩さん。絵画の「画聖」は雪舟等楊さん、茶道の「茶聖」は千利休さん・・等々キリが有りませんが、俳句の世界じゃ松尾芭蕉翁を「俳聖」と呼んでますゼ。

元禄七年(1694)に亡く成られた方で、行年五十と云うから世間のイメージと異なり、そんなに年寄りだった訳じゃ無い。けれど「五・七・五」十七文字の俳句を確立・普及させた、実に濃厚な人生を歩まれたお方。

幾度もの「俳句紀行」に出掛け、全国で多くの秀句を詠んで居られますが、私メが今回訪ねた東海道・藤川宿でも「ここも三河 むらさき麦の かきつばた」なる句を残してます。ですが妙な違和感が・・字余りじゃん。


藤川宿やその前後の旧東海道は、勾配が結構キツイ丘陵地を通ってますヨ。その為SLじゃココを容易に登れず、東海道本線は少し離れたトコを迂回するコトに。‥結果として、ココにゃ昔が取り残されてますヨ


俳句は僅か十七文字だけに思い・状況を凝縮し、簡潔かつ完璧に表現する技量が必要な、「世界一短い小説」とも称される文芸事。十七文字に収まらないモノは、「字余り」や「字足らず」と称して忌み嫌ってる筈。

私メの様な素人と違い、俳聖・芭蕉翁がソレをするナンて・・。ヒョっとしたら、前日の大酒が頭に残ってたのか?ソレとも素人時代の句だったのか?いやいやソウじゃ無い、コレこそが俳聖の優れたトコなんだとか。

特に強調をする為に「敢えて字余りさせた」句を、時折詠んで居られるそうナ。一々講釈出来ませんが、最も有名なのが「旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる」なる御辞世。万感の思いを込めた人生最後の投句。

重みを出す為に「旅に病み」じゃ無く、字余りさせにゃ成らぬらしい。ならば「ここも三河」なる藤川宿の字余りも、何か特別な意味が有ったンでしょうか?三河国な事に感心したのか、呆れたのか。誰か教えとくれ。


藤川宿と云えば「むらさき麦」と呼ばれた位で、他所のと違って紫色の麦がココじゃ採れるンだとか。但し収穫時期(五月末)を過ぎてたンで、ソレがどの様なモンか全く判りませんが・・。代りに判ったのは、宿場の西に延びる松並木が立派なコト。一km以上も続いて、実に壮観です

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★明日も「愛知県岡崎市」への訪問記です★

(参考リンク)
★「岡崎観光」岡崎市観光協会HP
★「東海道キャンペーンinあいち 藤川宿」愛知県観光協会HP
★「藤川宿」旧街道ウォーキング人力HP
★「松並木が美しい藤川宿」世界の記述(Description of the world)ブログ
★「東海道とその周辺の芭蕉句碑・芭蕉塚」田中義己のジャーニーランクラブHP
★「秋深し −ひと文字違えば−」徒然想ブログ
★「藤川宿のむらさき麦」季節の中でHP
★「道の駅 藤川宿」岡崎パブリックサービスHP
★「道の駅藤川宿に『シベリヤ』復活」岡崎経済新聞HP

(関連する記事)

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★「480 【団子饅頭16】ザ・ルーツ・・徳川家の場合[松平郷篇」
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★「1783 【調味料類21】代替ガソリンと『赤だし味噌』・・御油赤坂


(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」

(私メら寄席芸人にゃ『〜聖』なんて人は居ませんゼ。俗物ばかりです)


藤川宿で一番賑わっているのは、国道一号線に面した「道の駅」の様な気がしますが、ソコで珍しいモン見付けた!ご覧通りの「白いシベリヤ」で、中身が東京風の羊羹じゃ無く、如何にも岡崎らしく「淡雪」なのが面白い。淡雪は甘いメレンゲの塊で、半世紀ほど前から藤川じゃこの形で売られてたンだとか。近い内にシベリヤ特集でもしましょうかネ




| 2014.08.07 Thursday (00:15) | 愛知三河においでん | - | - |
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| 2019.06.17 Monday (00:15) | - | - | - |
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