きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 1900 【麺類色々144】「冷やしラーメン」と洋館の多い街・・山形市 | main | 1902 【名物パン209】提灯祭りと「クリームボックス」・・白河 >>
1901 【お米料理144】鬼婆と「さんま丼」とホントの空・・二本松


高村智恵子さんの生家が、その故郷たる二本松市で整備・保存されてますヨ。彼女は明治十九年(1886)に清酒「花霞」を醸造する長沼家の長女として生まれ、昭和十三年(1938)に東京で亡く成られてますネ

福島県・中通り地方へ参りました。明日ご紹介の「白河提灯祭り」を観る為だけの福島入りですが、男達の勇猛なお祭りの前に、素敵な女達に会いたく成りまして、古い城下町・二本松へ。昔から何度も訪ねてます。

ココからは二人の有名な女性が出てますが、まず古い方は・・人外の魑魅魍魎と化した老婆。人呼んで「安達ヶ原の鬼婆」が、二本松市の安達地区に居たソウですナ!今から千三百年ほど前の出来事ナンだとか。

旅の僧・東光坊祐慶が諸国修行中、ココの親切な老婆が宿の世話をして呉れますヨ。処がソレは真っ赤な偽り、まことは旅人を殺して血肉を貪る鬼婆。危うく気付いた東光坊は、命からがら安達から逃げだします。

折角の得物を逃して成るかと鬼婆は正体を現し猛追し、あわや捕えられて喰われようとした時、東光坊が抱えて居た観音様の像は空へ飛び上り、ソコから矢を番えて鬼婆を射殺した・・。いや雷が放って殺したとも。



東光坊の建立した「真弓山観世寺」が、今も安達ヶ原に残ってます。荒々しい岩が積み重ねられた「岩屋」が境内で目立ちますが、コレこそ鬼婆の住んでたトコだとか。鬼婆を埋めた「黒塚」もすぐ傍に在ります

良く有る仏教説話の一つで、日頃「見て来た様なウソを付く」講釈師として迂闊に信用出来ませんが、能楽の「黒塚」はコレに取材した演目ですナ。俳人・松尾芭蕉翁も「奥の細道」の旅でココを訪れ、句を詠んだ様。

その安達ヶ原の直ぐソバで裕福な娘時代を過ごし、東京の女子大へ進んで西洋画を学んだのが、有名な長沼智恵子サン。と云って判らンでしょうが、詩人・高村光太郎と結婚し「智恵子抄」で詠まれた・・で判る?

芸術家同士の結婚で、若い二人は「貧しくても楽しい我が家」と仲睦まじかったらしい。処が智恵子さんのご実家が破産して、一家離散の破目に。コレが為に「帰れる故郷が無く成った」と異変を生じ、精神病院へ。

やがて帰郷を念じつつ亡く成りますが、智恵子さんの言ってた「ホントの空」って・・安達ヶ原だったのネ。彼女に鬼婆並みの生命力が有れば・・同じ安達ヶ原の女なのに違いますナ。ま、鬼婆は勘弁を願いますケド。


智恵子サンのご実家と鬼婆の黒塚とを隔てるのは、東北第二の大河「阿武隈川(とJR東北本線と国道四号線)」。ご実家は画像右手奥に在ったりしますが、生憎の曇天で・・「ホントの空」は拝めませんでした

にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ にほんブログ村 旅行ブログ 旅行グルメへ ブログランキング・にほんブログ村へ
↑↑ドレかを押して貰えると更新する張り合いが出ます↑↑

★明日は「福島県白河市・二年ぶりの提灯祭り」への訪問記です★

(参考リンク)
★「二本松の観光情報」二本松観光協会HP
★「二本松市観光ガイド」二本松市役所HP
★「二本松の民話『安達ヶ原物語』」二本松市役所HP
★「安達ヶ原の鬼婆伝説」web雑誌群青ひなたHP
★「安達ヶ原・観世寺」巨石巡礼HP
★「高村智恵子」二本松市観光協会HP
★「智恵子の生家・智恵子記念館」二本松市役所HP
★「智恵子抄」虎羽の名作日記HP

★「さんまの歌―佐藤春夫」花と詩と音楽とHP
★「ようこそまるまつへ」和食レストランまるまつ・カルラグループHP
★「さんま竜田揚げ丼に学ぶココロ」イエロー日記ブログ

(関連する記事)
★「
344 【お魚料理17】いわき市・平は、決して平らでは無かった」
★「670 【お魚料理36】福島の空は蒼い!『いかにんじん』は赤い!」
★「726 【名物パン52】福島市の名物『サラダパン』」
★「1521 【スイーツ91】故郷を守ろうとした少年隊と『玉羊羹』・・二本松」
★「1522 【やきそば158】避難先の『浪江焼きそば』は馬九行久?・・二本松」
★「1736 【スナック38】智恵子の空と『東北限定ポテチ』・・二本松」
★「1737 【保存食品45】桜咲く福島市で『桃の甘酢漬け』を」
★「1738 【名物パン186】頑張れ!中合と『水虫パン』・・福島市」


(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」

★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」

(安達じゃ無く『足立ヶ原』で、埼玉県が舞台の伝説と云う説も有ります)


私ぁ芭蕉翁の様な句や、光太郎サンの様な詩は読めませんで、精々秋しく口ずさめるのは「さんま苦いか塩つぱいか」程度ですゼ。智恵子さんとほぼ同年輩の作家・佐藤春夫氏による思慕の歌ですが、ソウ言えば今年は秋刀魚が高くって、まだ食べてませんでしたナ。てな訳で昼食として食べましたのは、東北中心の和食ファミレス「まるまつ」の秋の定番「秋刀魚の竜田揚げ丼」。北関東に数軒在りますが、東京にゃ勿論無いンでコレを食べるのは数年ぶり!少し高く成った感も有りますが、何しろ今年は高いからネ。尤も今年は秋刀魚が居ない訳じゃ無く、海流の関係で日本に近づいてないだけで、そろそろお安く成る・・らしいですがネ




| 2014.09.17 Wednesday (00:15) | 負げるな!福島中通 | - | - |
スポンサーサイト



| 2019.10.22 Tuesday (00:15) | - | - | - |
ブログ内の検索はこちらから
このブログを書いてンのは?
profilephoto
ただいまのお時刻は?
何かと便利なカレンダー
鯉風のツイッター!フォロワーお待ちしてます
お噂さの貯蔵庫(種類別)
お噂さの貯蔵庫(日付順)
お噂さの貯蔵庫(年月別)
他HPへのリンクの入り口
こんなのに参加してます
これまでご来場のお客様
アクセスカウンター
欲しログカラコンジュエリー市場

ジオターゲティング
RECOMMEND

 
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS