きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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JR大阪駅(梅田)界隈にゃ、エラク賑やかな呑み屋街が幾つも在りますヨ。コチラは「阪急東通商店街」で、名前通りに阪急梅田駅の東側に延びてる全屋根アーケード。大阪「キタ」最繁多の歓楽街とされてます


黄昏の大阪・梅田界隈をブラついて居ります。只今でこそ西日本最大の繁華街と成ってますが、昨日ご紹介した通りに「梅田すてんしょ(現:JR大阪駅)」が明治七年(1874)に造られるまで、寂しいトコだったらしい。

何しろ大阪市ですら無く、大阪府西成郡曽根崎村の外れだったとか。淀川の低湿地を埋め立てた田圃で、だから「埋田」だったのを「梅田」と読み替えたと大阪の楽屋で聞きましたネ。駅が出来て賑やかに成った。

明治三十年に成ってようやく大阪市に編入され、以来「北区梅田」に成りますヨ。ですが駅前にゃ「曽根崎警察署」が建ってますし、その直ぐ横のアーケードは「曽根崎お初天神商店街」と、曽根崎の名が残ってる。

「お初天神商店街」は、同じ梅田の「阪急東通商店街」に負けない位に賑やかな呑み屋街ですが、なんとココが近松門左衛門センセの名浄瑠璃「曽根崎心中」の舞台だと言うから、無学な東夷は吃驚仰天ですゼ。



徳兵衛とお初が相対死した「露(つゆの)天神」の参道が、「お初天神商店街」ですナ。昔ほど賑わって無いらしく、「恋人の聖地」として若い客層を呼び戻したいとか。でも・・ココは相対死だぞ!ソレで良いのか?


赤穂義士の面々が江戸・本所松坂町の吉良邸へ討ち入った翌年、つまり元禄十六年(1703)に実際に有った事件だとか。醤油屋の手代「徳兵衛(二十五才)」が、天満屋の女郎「初(二十一才)」とココで相対死した。

詳しいストーリーは省きますが、結ぶに結ばれぬ将来を悲観して、二人で心中した訳ですナ。ソレを題材に近松センセが翌年戯曲化し、先ずは人形浄瑠璃で、続いて歌舞伎化され、筋が単純で判り易いと大ヒット!

コレが面白い。東の江戸じゃ赤穂義士が講釈や歌舞伎化され、「体制に対する反抗」と庶民の絶賛を浴びますが、西の大坂じゃ「反抗したって仕方無いから、いっそ死んじまおう」と曽根崎心中が喜ばれた・・ナゼ?

ソレが「武士の街・江戸」と「商人の街・大坂」の違い・・と断じたら簡単ですが、そんな単純なコトじゃ無さそうだし。ま、相対死の現場を「恋人の聖地」として尊ぶのは間違いなく大阪で、感覚の違いを感じた私メです。


お初天神商店街を通り抜けますと「お初天神」こと、梅田界隈の総鎮守「露天神」さまが。大宝元年(701)の創建とされ、淀川の中州の一つに建ってたンだとか。現在は歓楽街に囲まれ少々騒がしいですが、二人がココで相対死した頃は鬱蒼とした森に囲まれてたらしく、心中するのに相応しい淋しいトコだったンでしょうナ。大阪駅のすぐ近くなのに

 

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★明日は「兵庫県篠山市」への訪問記です★

(参考リンク)

★「世界へ!大阪最新情報」大阪観光局HP
★「梅田でつながる。梅田がつながる。」UMEDA CONNECT HP
★「えぇやんか東通」阪急東通商店街HP
★「梅田・曾根崎総鎮守」露天神社(通称:お初天神)HP
★「恋人の聖地プロジェクト・お初天神」地域活性化支援センターHP
★「曽根崎心中ゆかりの地」曽根崎お初天神商店街HP
★「近松つぁん『曽根崎心中』大当たり」近松門左衛門と人形浄瑠璃の軌跡HP
★「純粋にせられた『死』〜曽根崎心中と忠臣蔵」歌舞伎素人講釈HP
★「『曽根崎心中』同行ルートを散策」大阪のおっさん日記ブログ

★「大阪府ではど定番!お好み焼き屋や居酒屋で愛されている『とん平焼き』とは」マイナビニュースHP
★「名物元祖とん平焼き 本とん平」おはてんグルメブログ

(関連する記事)

★「976 【やきそば66】大阪の福島で『味の濃すぎる焼きそば』を喰らう」
★「1063 【麺類色々67】大阪じゃフツーに売ってるモノ」
★「1405 【呑みモン40】魔境!大阪駅前ビルと『ひやしあめ』」
★「1532 【やきそば161】阪急梅田駅で『焼きそば定食』に挑もう!」
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(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」

★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」

(確かに死んで花実は咲きませんが、ソレだけじゃ無いのも人生です)


東京じゃ殆どの人が知らない「大阪の粉モン料理」の一つに、ご覧の「とん平焼き」がございますナ。生地を小判状に広げ、その上に豚のロース肉・ソースを乗せてひっくり返し、卵を乗せてからソース・マヨネーズ・ケチャップを塗って焼いたモノで、その元祖はお初天神商店街の「本とん平」サンだとか。折角なんで頂戴いたしましたが、初代のご主人が戦後シベリアに抑留されてた時に、ソ連の兵隊が食べてたのを参考に発案したそうナ。豚を平らに焼いたンで、「とん平」だソウですヨ




| 2014.09.24 Wednesday (00:15) | もちろん大阪はキタ | - | - |
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| 2019.06.24 Monday (00:15) | - | - | - |
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