きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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1929 【スイーツ132】大籠城戦と「一千年の羊羹」・・安来


戦国大名・尼子家の本拠地「富田(とだ)城」は、飯梨川沿いの小高い丘「月山(がっさん/197m)」を丸ごと使った山城。尼子家の全盛期はココが山陰の中心で、慶長十六年(1611)に廃城されるまで栄えます

全国的に十月は「神無月」ですが、ソレに逆らい唯一「神在月」な出雲国(島根県東部)へ参りましたヨ。しかも訪ねたのは山陰地方全体のちょうど真ン中、安来市の広瀬町と云う古い城下町。いや城跡の街ですヨ。

中海に面した安来市中心街から、飯梨川沿いに十kmほど奥に入った長閑なトコですが、ココが昔は山陰・山陽両地方の中心都市だったと云うから驚きます。ソレは室町から戦国時代にかけての約百七十年間。

室町幕府の有力大名・京極氏の分家、尼子一族が富田城を拠点に、最大時は両地方の十一ヶ国(全国の六分の一!)を領してたンです。初めは京極家の守護代として、やがてソレを奪い取った自らのモノにした。

随分と優れた殿サマが代を重ね、一時は京都へ攻め込んで天下を獲ろうと云う位の勢いに。ですが六代目の殿サマ・尼子義久さんの時、配下で野心を滾らしてた奴が居た。ソレが有名な、毛利元就と云う武将だ。


安来市はドジョウすくいの「安来節」発祥の地。広瀬町へ行く途中に、この「安来節演芸館」が在りましたヨ。あいにく休館日でしたが、立派な劇場を持ってますナ。本拠地の無い講談からすれば、ホント羨ましい

尼子家の勢力圏だった安芸国(広島県西部)の一領主で、全盛期の尼子氏相手なら、正直「吹けば飛ぶような存在」。処が盛者必衰の理で、百七十年も続くと綻びが自ずと出て来ますゼ。毛利はソコに付け込んだ。

合戦も強かったけど、毛利の得意技は「謀略戦」。如何にもソレらしい噂をじんわりと流して相手を疑心暗鬼にさせ、やがてソレが頂点に達して有力家来の粛清に至り、鉄壁の団結を誇った尼子家臣団は大混乱!

そんな最悪の状態で、当主を継いた義久さんはお気の毒。家来は次々に毛利側に寝返り、遂に本拠地・富田城は敵の大軍に囲まれますヨ。けれど流石の富田城、簡単にゃ落ちぬ。一年七ヶ月に及ぶ、大籠城戦。

包囲する側も、籠城する側も大したモン!しかし兵糧が尽きて城内は飢餓状態に陥って、やむなく尼子家は降伏し、毛利家が山陰・山陽の覇者に!そんな壮絶な大合戦が有ったとは、とても思えぬ静かな街でした。


演芸館の表に、こんな不思議なモンが置いて在りましたヨ。どうやら夏のイベントで使った子供用「どじょうみこし」の様ですが、妙に可愛らしいですナ。絶滅寸前のウナギの代わりに、安来市は特産のドジョウを売り込みたいンだとか。開館日は演芸館のお食事処「どじょう亭」で、各種のドジョウ料理が食べられるソウです。実に残念な私メでしたゼ

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★明日は「島根県松江市」への訪問記です★

(参考リンク)
★「安来いい旅いい夫婦。」安来市観光協会HP
★「月山富田城(戦国の覇者・尼子盛衰記をめぐる)」神々のふるさと 山陰HP
★「月山富田城」戦国探究HP
★「第二次月山富田城の戦い〜尼子義久vs毛利元就〜」Riccio-Moromoro Blog ブログ
★「尼子氏滅亡」武将の家紋HP
★「安来市広瀬町の町並み」おさかな’sぶろぐブログ
★「安来節の殿堂」安来節演芸館HP
★「清水羊羹(安来市)」なるべく日刊しまったねブログ

(関連する記事)

★「018 【名物パン01】やっぱ法事はパンじゃないと!!」
★「019 【スイーツ01】ひょっとこ達の終わらない宴」
★「550 【お魚料理28】鞆ノ浦で滅んだ幕府と英雄」
★「787 【保存食品17】もったいない街・松江と『津田かぶ漬』」
★「801 【名物パン58】鳥取の渇え殺しと『マイフライ』」
★「818 【揚げモン29】清水寺ネットワークと『安来の泥鰌』」
★「819 【お米料理56】米子で考える『バカ殿』と『かにめし』」


(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」

★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」

(尼子氏再興を目指したのが、講談で有名な山中鹿之助サンですナ)


安来と云えば勿論「ドジョウ料理」ですが、ソレは以前ご紹介しましたンで・・今回は「清水羊羹」を。ココに前回来た時、何気なく訪ねた安来の清水寺がエラク立派で私ぁ吃驚しましたが、ソコの門前の名物ナンだとか・・気が付かなかったネ。慈覚大師円仁大僧正サマが中国・唐から作り方を伝えたモノで、ナント一千年以上の歴史を持つンだとか!コレの製造元は数社有って、そのうちミニサイズを二つ買って参りました。ま、味はフツーの羊羹ですが・・千年以上と聞くと有難く思えて来ます




| 2014.10.12 Sunday (00:15) | 島根が左・鳥取が右 | - | - |
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| 2019.06.17 Monday (00:15) | - | - | - |
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