きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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1969 【スイーツ142】藩の危機を救った?「源氏巻」・・津和野


日本百名城の一つ「津和野城」は、津和野川を挟んで古い町並みと向い立つ「霊亀山(標高367m)」の頂上に在りますヨ。麓からリフトで上がれますが、今回は時間の都合でやむなくパス。絶景が望めるそうナ

あと少しで師走ですネ。私メら講釈師的には「師走=赤穂義士伝」の時期でして、お芝居で云う「忠臣蔵」・講談で云う「赤穂義士伝」を高座で多く読む様に成りますヨ。何しろ十二月十四日は討ち入りの日ですから。

兵庫・赤穂の藩主・浅野内匠頭サマが、幕府の高家(作法指南役)筆頭・吉良上野介サマに対し、江戸城内で斬り付けて失敗したのが事件の発端。浅野の家来は吉良邸に翌年討ち入り、主人の恨みを晴らします。


津和野城のリフト乗り場の近くに、「太皷谷稲成神社」と云う派手なお社が在ります。国内唯一の「稲成」と称するお稲荷さんで、藩主・亀井家が安永二年(1773)に創建したモノ。五大稲荷の一社と称してます

最大の謎は「ナゼ斬り付けたか」。諸説有りますが、一番流布してるのは「浅野は吉良に賄賂を贈らず、ソレが為に苛められて逆上した」と云うモノ。当時の常識で考えますと、ソレならば浅野の方が悪い事に成る。

私メら講釈師は「見て来た様に」出鱈目を喋ってる様ですが、実際は事実を調べ、或る程度は判った上で虚構を拵えてますゼ。だから馬鹿じゃ出来ません、尤も利口な人は成りませんが・・。ま、賄賂説は判り易い。


津和野最大の偉人は、明治の文豪「森鴎外」センセ。本業の軍医総監しての評判はサッパリですが、文学史には確かな地位を築いてますナ。津和野藩の藩医の家系で、その生家が今も大事に残されてます

だからか?「吉良は以前から苛めを繰り返していた」とする、まるで講談みたいな話が残ってたりする。内匠頭サマが務め切れなかった「勅使接待役」を、その前年に島根・津和野の藩主・亀井能登守サマが務めた。

その際に吉良サマは能登守サマも苛めようとしたが、家老が機転を利かし、「津和野名物の源氏巻でございます」と賄賂を届けて機嫌を取り、無事に接待役を果たすコトが出来た・・と成ってる。多分、虚構ですゼ。


津和野は「山陰の小京都」として町おこしに成功し、今や全国区の有名観光地に成ってます。但し萩市とセットで扱われる事が多いンで、山口県とだ思ってる方が多い筈。宜しいですか、津和野は島根県です

講釈師として思うに、余りに話が出来過ぎてる。ま、津和野じゃ事実として扱われ、ソレを起源とする「源氏巻」と云う和菓子が、古い街並みのアチコチで作られ売られてます。藩の危機を救った目出度い菓子として。

私メもその逸話は前から知ってましたが、源氏巻は見るのも食べるのも初めてで、実在するとは驚いた!「信じちゃえばソレも真実」と云う格言を想い出し、きっとソウだったに違いないと信じた津和野の私メでした。


津和野はディスカバージャパンの時代に発掘された街で、町興しの歴史が長いだけに実に見事に整えられてますネ。この日はたまたま観光客の姿が薄かったですが、オンシーズンは大勢が歩き回るソウですヨ
 

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★明日は「大阪府大阪市港区天保山」への訪問記です★

(参考リンク)
★「ゆ〜にしんさい」津和野町観光協会HP
★「歴史と文化薫る日本のふるさと 津和野町」津和野町役場HP
★「津和野城」home.384.jp HP
★「山陰の小京都・津和野<津和野城址>」日本の城訪問記HP
★「日本五大稲荷」太皷谷稲成神社HP
★「森鴎外記念館」津和野町役場HP
★「
亀井茲親 赤穂浪士事件になりかけた未遂事件」知泉Wiki HP
★「源氏巻の由来」熱愛源氏巻ぶろぐ
★「津和野名物 源氏巻」津和野 峰月堂HP
★「津和野のお土産『源氏巻』」竹風軒HP

(関連する記事)

★「020 【お魚料理01】浜田行き寝台特急と『赤天』」
★「401 【名物パン34】赤穂・加里屋でカリーパン」
★「601 【麺類色々30】龍野のお殿様は鉄拳の持ち主だった」
★「1281 【団子饅頭50】松之大廊下と『義士白玉粉』‥皇居東御苑」
★「1880 【お肉料理58】吉良さまの御墓所と『鉄板麺』・・東中野」
★「1965 【麺類色々152】甍街道と『スパゲッティ風めん』・・江津」
★「1967 【お魚料理93】『赤てん』と竹島密貿易事件・・浜田」
★「1968 【麺類色々153】聖の没した益田で『ローメン』を


(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」

★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」

(講談も『赤穂義士』ならぬ、『津和野義士』だった可能性が有るのネ)


コレが噂の「源氏巻」。大きなどら焼きの皮一枚で、こし餡を包んで算盤状に薄く延ばした・・と云う表現に成りましょうか。津和野藩主の正室が命名したとされてますが、お話では家老が知恵を凝らし、餡子の代わりに小判を包んで吉良サマに献上し、その翌日から苛めが無く成ったとされてますネ。津和野の和菓子屋さん十軒ほどがコレを作り、それぞれ特徴を競ってて楽しいねぇ。今回は「竹風軒さん()」と「峰月堂さん()」のを何本か買って参りましたが、実に上品な味わいでした




| 2014.11.17 Monday (00:15) | 島根が左・鳥取が右 | - | - |
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| 2019.06.20 Thursday (00:15) | - | - | - |
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