きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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2269 【スイーツ176】「しょうゆソフト」と稲むらの火・・紀州広川

フェイスブック、本格的に始めてみました!どうかご覧下さいませ

今回の紀州路の旅が、考えてみれば私メの今夏「初めての海」。私ぁ海沿いの街でも育ったンで「やっぱ海はイイ」と思いますが、この穏やかな海が恐ろしい牙を剥く時も。紀伊半島の歴史は津波との戦いです

一向に好転せぬ心神に疲れ果て、東京から「気侭な一人旅」と関西へ逃げ出した私メです。まずは京都市をブラつき、続いて紀伊半島に参りましたが、「醤油発祥の地」なる看板に惹かれてJR湯浅駅で途中下車。

当然ながら湯浅駅には、「国の重要伝統的建造物群保存地区」に指定された湯浅町の観光案内図が飾られてましたが、不思議なコトに同じ様な案内図がもう一枚。但しソレは湯浅のじゃ無く、隣りの広川町のモノ。


津波に度々襲われた紀伊半島は、昔から堤防の在るトコが多い様ですが、名高いのが広川町の「広村堤防」。「稲むらの火」の安政南海地震後に築かれたモノで、終戦直後の大地震の津波から街を守ったとか

その看板にゃ聞いたコトの有る字が・・「稲むらの火」ってドッカで聞いた様な?服薬の為に異様に「物覚えが悪く成った」「物忘れの激しく成った」私メですが、発病以前のコトは結構覚えてる。ソウだ、思い出した!

四年半前の大震災で大津波が発生した時に、「地震後の津波への警戒と早期避難の必要性、人命救助の為の犠牲的精神」を説くとして喧伝されてた、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)先生作の小説の題名でしたナ。


三陸沿岸に新築された巨大な堤防を思うと「コレで大丈夫?」と心配に成りますが、安政五年(1858)に完成して以来、幾度もの大地震・大津波から広川町を守り続けてきた「広村堤防」。今でも現役バリバリです


八雲センセが「日本の生き神」として紹介した主人公のモデルは、広川町の醤油醸造者だった「濱口梧陵(はまぐちごりょう)」と云う方。この人ン家の醤油は皆様もきっと使ったコトの有る筈、今のヤマサ醤油だから。

幕末のヤマサ醤油は、千葉の銚子と紀州の広川の二元体制だった様。梧陵サンは銚子や江戸で若い頃を過ごし、やがて本家当主として広川へ戻り、そして安政元年(1854)暮れの安政南海地震を迎えるコトに。


言葉じゃ説明し切れないンで、津波と広村堤防の歴史はコチラをご覧下さいませ。堤防建設は防災だけじゃ無く、震災後の雇用対策と経済再建も兼ねたモノですが、その費用は全て梧陵さんが負担してますヨ

八雲センセの小説では、地震直後に襲来する津波を知らせる為、主人公は収穫したばかりで田んぼで乾してた稲わらに火を放ち、その消火の為に集まった村人たちを連れて高台に逃れた・・てな粗筋だった気が。

実際の梧陵さんは「脱穀し終えた藁」に火を放ち、高台への避難誘導に努めた様ですが、スゴイのはその後!紀州藩の許可を取り、全て自費で新たな堤防を築き、未来の街を守ろうとした・・講談に成る人物です。


隣り合う湯浅町と広川町の役場は一kmも離れて居らず、また両町の共同玄関がJR湯浅駅って塩梅なのに、共に歴史が古い分だけプライドが高いのか?今イチ仲が宜しくないらしく、合併する気は無いンだとか。正直言って広川町はコレまで全く知りませんでしたが、湯浅駅に降りたついで乍らも、訪ねて良かったと思った私メ。また行きたいですネ

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★明日は「大阪府大阪市浪速区新世界」への訪問記です★

(参考リンク)
★「広川町観光マップ」広川町役場HP
★「わかやまてくてく旅・広川町」和歌山県観光連盟HP
★「あなたの心にも、消えることのない稲むらの火を・・。」稲むらの火の館HP
★「稲むらの火」防災システム研究所HP
★「濱口梧陵(儀兵衛)」防災システム研究所HP
★「教科書にものった『稲むらの火』七代濱口儀兵衛」ヤマサ醤油HP
★「『稲むらの火』と史跡広村堤防」津波ディジタルライブラリィHP
★「昭和南海地震津波における広村堤防の効果と問題点」気象庁HP
★「ヤマサで日本の食文化を楽しもう!」ヤマサ醤油HP
★「和歌山県広川町 しょうゆソフトクリーム」Team Mo−Doブログ

(関連する記事)

★「827 【名物パン61】漆黒の和歌山城と『ナカタのパン』」
★「828 【スイーツ39】和歌山遺産『グリーンソフト』」
★「2265 【スイーツ174】昔は近かった和歌山と『グリーンソフト』」
★「2266 【お米料理189】『早なれ寿司』と挫けぬ吉宗公・・和歌山市」
★「2267 【麺類色々194】『和歌山ラーメン』と夜の和歌山城」
★「2268 【スイーツ175】『ミカンかき氷』と醤油発祥の街‥湯浅

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」

★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」

(旅すると発見が多く、ソレをブログに書くため新たな勉強に成ります)


湯浅町じゃ見付けるコトの出来なかった「お醤油のソフトクリーム」を、広川町の濱口梧陵記念館「稲むらの火の館」の売店で、アッサリ発見しましたヨ。恐らくは千葉・銚子市のヤマサ醤油の売店で売られてるモノと同じと思えますが、確かに醤油ナンだけど醤油っぽくない、だけども殆ど甘くない、実にサッパリした味のソフトクリーム。服薬の為に全くお酒が呑めなく成り、すっかり甘党に成ってしまった私メですが、左党だった頃でもコレなら美味しく思えただろうと思える、面白い味でした




| 2015.09.11 Friday (00:15) | 和み和らぐ和歌山県 | - | - |
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| 2019.11.20 Wednesday (00:15) | - | - | - |
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