きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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フェイスブック、本格的に始めてみました!どうかご覧下さいませ

滋賀・近江八幡市の八幡地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、江戸末期〜明治時代の近江商人の繁栄を現代に伝えてますヨ。中でもご覧の「新町通り」には、重厚な伝統家屋が並んでます

今回の上方の旅の締め括りに、滋賀・近江八幡市をブラ付く私メです。JRのカットビ列車「新快速」で大阪から一時間、琵琶湖東岸のほぼ中央に在る「元」城下町で、豊臣家の二代目・秀次公の為に造られた街。

処がその失脚により、八幡山城は僅か十年で完全破却されますが、城下に集まってたのは名におう近江商人。如何に天下人・豊臣秀吉公でも街まで破壊は出来ず、城下町じゃ無く、商家町として存続しますヨ。


八幡地区は伝統家屋だけじゃ無く、明治期に建てられた西洋風建築も目立ちますナ。まず明治十年(1877)に近江商人が子弟教育の為に、寄付金を出した建てた学校「白雲館」。今は観光案内所に成ってます

コレって結構凄いコトと思います。戦国時代、全国にお城や砦はウジャウジャ在りましたが、天下統一により不必要とガクッと減り、江戸幕府が出来てドンドン整理され、城下町として生き残れた街の方が少ない位。

そんな「元」城下町は何時しか野に埋もれ、街じゃ無く成っちまったトコが殆どで、四十二万石の城下町だった頃の繁栄を、幕末まで保ち続けた近江八幡は実にスゴイ!幕府も直轄地として保護した様ですケド。


雨も上がったコトだし、洋館巡りと洒落こんでブラ〜リブラリ。コチラは近江兄弟社の創始者・ヴォーリズ氏の設計による、大正十年(1921)築の「旧八幡郵便局」。中はギャラリーやサロンとして使われてますナ

昨日ご紹介の八幡堀を通じた琵琶湖水運で、京都・大阪へ直接繋がってたココの近江商人たちは全国各地へ、渡航禁止令の出る前は海外へも進出し、大坂商人・伊勢商人と共に日本の経済を牛耳ってた訳です。

だもんで方々から、特に江戸っ子に嫌われ「近江泥棒」「伊勢乞食」と罵られますが、コリャ東西の商文化の違いだから仕方無い。近江商人にゃ彼らなりの仁義が在り、ソレが有名な「三方良し」てぇ商売理念だとか。


近江兄弟社は「メンタム」を普及させた組織・・位しか知りませんが、その創始者・ヴォーリズ氏はもともと建築家。その処女作が明治四十年(1907)築の「旧近江八幡YMCA会館(現:アンドリュース記念館)」です

売り手の都合で商売せず、買い手に満足して貰い、また儲けは社会に還元する様に・・「売り手良し・買い手良し・世間良し」で三方良し。尤も還元先は地元が主で、江戸っ子は搾取されるばかりで怒ったのかナ?

何れにせよ・・当時の繁栄は大変だった様で、その面影が重伝建の街並みとして残ってます。ココが関東だったなら、今の十数倍の観光地に成ってた筈ですが、静かな方が私メにゃ有難いと思う雨上がりでした。


一昨日ご紹介しましたが、全国に在る「飛び出し坊や」看板の発祥地が滋賀県で、だから?色ンな姿・格好の坊やが滋賀にゃ居ますヨ。コチラは八幡地区の老舗和菓子屋「和た与」さんの店先に居た坊やで、名物「でっち羊羹」で知られたお店だから、丁稚の「とび松」くんだとか

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★明日は「埼玉県鴻巣市」への訪問記です★


(参考リンク)
★「滋賀・びわ湖 観光情報」びわこビジターズビューローHP
★「水郷と古き商家のたたずまい」近江八幡観光物産協会HP
★「近江八幡市の生活情報サイト」八幡ガイドHP
★「近江八幡 八幡商人」近江商人ゆかりの町連絡会HP
★「近江商人の理念・商法」近江商人ゆかりの町連絡会HP
★「近江八幡 近江商人の町並み」歩鉄の達人HP
★「近江八幡の町並み保存とその取り組みについて」近江八幡観光物産協会HP
★「近江八幡の旧八幡郵便局」ヴォーリズを訪ねてブログ
★「アンドリュース記念館
(旧近江八幡YMCA会館)」『我唯足知』をしりたいブログ
★「ウィリアム・メレル・ウォーリズ」近江八幡観光物産協会HP
★「W.M.ウォーリズ ライブラリ」近江兄弟社
(ウォーリズ記念館)HP
★「八幡名物 でっち羊羹、うゐろ餅」元祖 和た与HP
★「丁稚ようかん 竹の皮包む家族思う心」読売新聞オンライン滋賀HP
★「滋賀の和菓子・丁稚羊羹
(ようかん)」松の陰からブログ

(関連する記事)
★「121 【保存食品01】氏郷公の城下町・近江日野」
★「122 秀次公の城下町・近江八幡」
★「123 【スイーツ06】和た与の「でっち羊羹』、近江の味」
★「888 【お魚料理47】義仲公最期の地と『えび豆』・・大津」
★「889 【お魚料理48】義仲公のご墓所と『氷魚の佃煮』‥大津」
★「890 【お米料理61】東海道と中山道の分岐点で『はこずし』・・草津市」
★「891 【団子饅頭36】二つの道に分かれる街と『うばがもち』・・草津市」
★「2132 【麺類色々176】県名変更?と桜と『ハイカラこぶうどん』・・彦根」
★「2133 【麺類色々177】一期一会の夜桜と『元祖・彦根ちゃんぽん』」
★「2294 【野菜果物78】赤神山の太郎坊と『赤い糸こんにゃく』‥八日市」
★「2295 【スイーツ178】悲劇の関白と『近江うゐろ餅』‥近江八幡


(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(近江商人がルーツの大企業って、現在でも結構多かったりしますヨ)

そもそも旅の帰りに近江八幡へ寄ったのは、「和た与」さんへ久し振りに参って「でっち羊羹」を直接買いたかったから。近江商人の元で奉公してた丁稚どんが、藪入りで帰郷できる時に土産として持ってったと云う、丁稚どんでも買える位に安い(=砂糖の量が少ない)羊羹のコトですナ。今でも結構お手軽なお値段で助かりますが、数ある店の中じゃナンと云っても「近江八幡の和た与」サンのが一番!十数年前に漏電火事から不幸と成り、和た与の旦那さんはご家族を亡くされて大変だった直後に参ったのが初めてでしたナ。敬愛する大阪の講釈師・旭堂南海兄ぃから「和た与サンは今再起中やから、絶対に寄って沢山買え」と命令され、私ぁ「江戸前芸人として、義を見てせざるは勇無きなり」と、万札持ってお店に参って一体何本買わせて戴いたやら。只今は見事に御再起なさって居られる様で何よりですが、今は逆に私メの方が大変で、ソコから懸命に再起を図ってますンで・・和た与の旦那さんの御勇気に肖りたいモノと有難く美味しく頂戴しましたヨ。甘過ぎない、実に懐かしい味で、今回も何本も食べちまいましたヨ。私メも頑張らねば




| 2015.10.07 Wednesday (00:15) | 琵琶湖は滋賀の1/6 | - | - |
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| 2019.06.17 Monday (00:15) | - | - | - |
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