東山・白川に架かる古川町橋、通称「行者橋」。幅二尺程度の狭い橋
ソレにしても関西は暑い。東北の三陸地方や北海道の道北等を除けば、ドコへ行っても暑いのが日本の夏ナンですが、特に関西は暑い様な気がします。同じ暑さでも関東と関西では、暑さの質が全く違う様な気がする。特に大阪。
大阪から東京へ嫁いで来た私メの嫁サンは、今も「東京の夏は涼しい!」と申して居りますが、私メら東夷からすれば東京だってムチャクチャ暑いンですヨ。ただ嫁がソウ言う理由の理由の幾つかは、私メにも判る様な気がします。
地理的条件も有りますが、ナニより緑地の割合の差でしょう。同じビルばかりなのに、大阪はホント驚く位に緑地が少ない。大阪の夏の暑さにゃ私ぁ耐えられん。同じ関西でも京都なら、何とか数日程度は・・耐えられる様な気が。
京都だって矢鱈と暑いンですが、「社寺が沢山在る=緑地が多い」訳ですし、せめて気分だけでも涼しげに見せ様とする伝統の知恵が感じられる。と言っても暑いモンはドウやっても暑いンで、あまり夏には行きたく無いンですが。
祇園・花見小路。昼間なら恐くないけれど、ココは昼間より夜だよナ・・
町屋の空家率が二割を超え、将来展望に黄信号が点灯したと報道も有った京都・東山区。坂は多いし観光客が多くて五月蝿いンで、私ぁ余り行きたいと思わん場所ナンですが、今回は故あって白川の畔をブラついとったンです。
浄土宗総本山・知恩院の古門前辺りを流れる白川は、川風に柳が棚引いてコレが如何にも涼しげで、しかも河の中程まで張り出したウッドデッキがこれまた涼しげで、実際は暑いンだけれど、ブラつく私メを誘う訳でございますヨ。
デッキ上のベンチに座り、川風で多少涼み乍ら、近所の商店街で買って未だ冷えてる「魚そうめん」ナンぞを啜って居りましたら、目の前に随分と細い石の橋が在る。しかも皆さん平気な顔して渡ってらっしゃる、アリャ由緒有りそう。
ナンでも比叡山で千日廻峰の厳しい行を積まれた行者サマは、その行を終えるとこの橋を渡って入洛なされる、と云う処から通称「行者橋」。流石に古都。予想外なトコに予想外なモンが多過ぎるンで、全く油断の出来ない街です。
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★明日は「京都某所に在る、或る著名人の首塚」への訪問記です★
(参考リンク)
★「土木のギャラリー・行者橋」土木学会関西支部HP
http://www.civilnet.or.jp/gallery/bridge/kyoto/html/gyozya.html
★「白川と行者橋」景観デザインを目指せ・ブログ
http://blog.enviro-studio.net/?eid=239
★「昔は『東の錦』と呼ばれました・・」東山区・古川町商店街HP
http://www.furukawacho.com/
★「夏季限定 魚そうめん」京かまぼこ茨木屋HP
http://www.ibarakiya-shop.com/SHOP/444301/444712/list.html
(地元の人に聞きますと、あの橋を自転車で渡れる様に成って一人前らしい)
魚(うお)そうめん。蒲鉾とほぼ同じ材料の、暑くて堪らん真夏の食べ物
280 【京都上ル下ル06】白川は涼しげに流れる
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