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四条大橋の袂の「南座」は、耐震基準を満たしていない為に今年初めから休館と成ったママで・・改修工事は未だ始まりませんナ。桃山風の外観が特徴的な現劇場は、昭和五年(1930)に杮落しされたモノです
「季節の風物詩」ってございますナ。春は桜前線の北上に一喜一憂し、夏は各地で海開きが行われ、秋は木枯らし一号が吹いて震え上がり、冬はクリスマスのイルミネーションやお正月の松飾りに心を躍らせる。
或いは地域ごとや業界限定のソレが在る筈ですが、私の居ります芸界での今頃は「新年初席用のお手拭の色や柄」について思案し始める時期だったりします。コレに悩み始めると、年末年始が近いと感じますヨ。
師走は「吉例顔見世興行」が有りますンで、御役者衆の「まねき(画像は何年か前のモノ)」が南座には上げられますが、休館が続いてますから心配してましたら、変わらずに上げるソウで・・風物詩は守られます
東京の寄席芸界じゃ二ッ目以上だけが悩むコトを許される特権で、私メもドウしようか考え始めて居りますが、大衆芸能・伝統芸能全体の広い意味の芸界の十一月の風物詩と云えば、ソリャ「まねき上げ」ですナ。
四百年ほど前から続く日本最古の芝居小屋、「京都四條南座(いわゆる南座)」の正面に「まねき(歌舞伎の役者衆の名を筆で描いた看板)」をずらりズラズラっと並び上げるのが「まねき上げ」。十一月末の恒例行事。
南座から四条大橋を渡り、河原町へ参りましたが・・京都の中心に東京資本のマルイが在るのが、ナンとも不思議な感じがしますヨ。五年前までは阪急デパートだった場所で、真下は阪急電車・河原町駅です
ソレが行われると全国ニュースで伝えられるンで、ご存じの方は大勢居られましょうが、長らく続いて来たこの恒例行事が今年は行われない・・かもと噂されてましたネ。だって南座が、正月明けから閉まってるンで。
何しろ古い建物だから耐震性が弱く、万一ナニか有った時は大事に成りかねン。だから改修する為に暫く休館致します・・と云うコトの筈だったのに、イロイロ難しい問題が有るンでしょうナ。まだ工事が始まらない。
河原町界隈から六条の定宿へ戻ろうと、烏丸通を歩いてましたら・・五条交差点近くのビルの一階に、古〜い路面電車が収められてるのを発見!昭和三十六年(1961)まで走ってた、明治末期の電車の様です
師走恒例の顔見世興行は、鴨川を挟んだお向いの先斗町歌舞練場を借りて行う様ですが、「まねき上げ」は出来ないンだろうナと、同じ芸界の仲間として心配してましたヨ。向こうはソウ思わないでしょうが・・。
そして新しいまねき制作が始まった・・上げるトコは当然「南座の正面」。芝居と飾る場所を別にするとは考えませんでしたが、ソレが一番相応しいし納得出来る答えナンでしょうネ。今月二十五日に上げるソウです。
京都市電は明治二十八年(1895)に開業した日本最初の電車で、当時の最先端技術でしたが、コレからの最先端「リニア中央新幹線」は京都を通らない予定。ソレは困る、ナンとかして京都を通させたいと誘致活動をしてますが、今更ソレを騒いでも・・一体ドウ成るんでしょうか
(参考リンク)
★「京ごよみ」京都市観光協会HP
★「京都観光Navi」京都市産業観光局HP
★「四条河原町のおすすめ観光スポット17選!京都最大の繁華街!」KAUMO HP
★「四条はなやぎストリート」四条繁栄会商店街振興組合HP
★「かさねあわせるまち」河原町商店街振興組合HP
★「京都四條 南座」松竹HP
★「京都の冬の風物詩、南座『まねき上げ』」歌舞伎美人HP
★「休館中の京都南座。2016年顔見世は、先斗町歌舞練場で開催!」NAVERまとめHP
★「京都・南座、耐震改修で休館 再開時期は未定」京都新聞HP
★「京都マルイ」マルイ・グループHP
★「京都市電」Wikiwand・HP
★「京都市電N28保存車」汽車・電車1971〜HP
★「リニアを、京都へ。」京都市役所総合企画局HP
★「京のてっちようかん」京菓匠 西谷堂HP
★「丁稚羊羹(でっちようかん)とは?」京都の和菓子ドットコムHP
★「京都『西谷堂』 京のでっちようかん」美味まにまにブログ
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★「1600 【名物パン165】吉例顔見世!南座と『三つ編みサンライズ』・・四條」
★「1680 【スナック35】『京七味ポテチ』と祇園精舎の鐘の音・・京都祇園」
★「2030 【お米料理161】『皿盛』とスッキリした祇園・先斗町」
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★「2452 【スイーツ189】さよなら新風館と『錦市場の豆乳ドーナツ』・・烏丸御池」
★「2504 【今川焼き49】新緑の糺の森で『コーヒー屋の鯛焼き』を・・下鴨」
★「2505 【お米料理226】一人寂しき夜の河原町で『唐揚げ親子丼』を」
★「2605 【スイーツ212】黄昏迫る雑踏の河原町で『ちご餅』を」
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(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(歌舞練場での顔見世興行って、一体どんなモンなんでしょうかネ?)
糖尿病じゃ無いけれど、甘いモンを食べないと私ぁ身体が持たン!京都は幾らでも甘くて美味しい和菓子が有りますが、甘過ぎるのもツラいンで・・例えば羊羹は甘さ控えめの蒸し羊羹「丁稚羊羹」が好きですヨ。竹皮で包まれた滋賀県のモノが一般的ですが、京都のソレはチョット贅沢な拵えだったりしますヨ。四条河原町の新京極通で明治二十五年(1892)に創業した「西谷堂」サンが代表格らしく、季節に相応しく「栗入りのでっちようかん」を。昔の新京極は芝居小屋や映画館が多く並んでた興行街で、南座や東京の歌舞伎座を経営する松竹は、実は新京極発祥の会社だったりしますヨ。その頃から手軽なお土産として親しまれてソウで、お役者衆も楽屋でつまんでたりするンでしょうか?