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千二百年の古都なのに、意外と洋館が多いのが京都。或る意味その頂点に立つのが、明治三十七年(1904)に竣工した国重文「京都府庁旧本館」。創建時そのままの姿を残す、日本最古の官公庁建築だとか
拙宅の在る東京を離れ、寺社の沢山在る京都へ参った私メです。と云っても新年に入ってからの訪問じゃ無く、昨年師走の旅のお噂の積み残しでして、まだ初詣に行ってない・・今日中に何処かへ参る心算ですケド。
さて都内は勿論、旅先でも青空療法で毎日歩き廻ってますが、続けたお蔭で服薬量は結構減らせましたし、体力維持に随分役立ちましたネ。三年少しで約一万三千km、旧東海道なら十三往復目がもうスグ終わる。
京都府庁の少し東側の烏丸通沿い、御所に面したトコに鎮座するのが「足腰の守護神」として知られる護王神社サマ。「護王大明神」の神階と、正一位の御位を朝廷から授かった和気清麻呂公を祭神としてます
我ながら少し歩き過ぎ。悪い意味での依存症と化してるのは自覚してますが、今更止めるに止められず・・取り敢えず寛解までは続けるしか無い様な。でもコレじゃ心神が治る前に、身体が・・特に足腰が持たぬ!
だもんで苦しい時の神頼み。国内最多の神社数を誇る京都だから、ソレ担当のお社がきっと在る筈。何しろ毛髪専門の神社が在る位で、もっと重要な身体の器官だから・・と調べると、御所のすぐ西側に在るらしい。
護王神社が「足腰の守護神」なのは・・道鏡事件で帝の怒りに触れ、歩けぬ様に足の腱を切られて九州へ清麻呂公は流されますが、三百頭の猪が現れて公を護る内に足が治ったから。よってココは狛猪ですゼ
南北朝時代の楠木正成公と並び、勤王の二大忠臣と称された「和気清麻呂公」を祀る護王神社がソレで、清麻呂公と云えば造宮大夫として平安京・・つまり千二百年前に京都を造った総責任者。京都の生みの親。
ですが一番の功績は、平安遷都前・・だから長岡京の頃に自らを天皇に成ろうとした稀代の怪僧「弓削道鏡」の野望を砕く御神託を、九州の宇佐八幡宮から受け賜って来たコト。宇佐は全国の八幡サマの総本宮。
烏丸通を挟んだ護王神社の正面は、幕末動乱の激戦地「京都御所の蛤御門」。てぇコトは・・神社の真ん前で幕府軍と長州藩が戦ったのかと思いきや、神社は明治十九年(1886)に現在地に遷座したンだとか
二次大戦の敗北以上に、皇統存続がコレほど危ぶまれた時は無く、清麻呂公が時の帝のご意向に逆らって皇室を護ったからこそ、戦前は十円札に清麻呂公と護王神社がずっと描かれてた・・って知らンかった。
コレだから京都は油断出来ぬ。ですがもっと油断出来ぬのは足腰の無事で、寛解するまで持たせて下さいと、真摯にお願いするばかり。ま、コレで安心しましたンで、美味しいモノを食べに「歩いて」向かう私メです。
幾ら歩いてる歩いてると拙ブログ旅日記に書いても信用して貰えぬ向きも有りますンで、愛用のアイフォンのアプリの昨晩撮ったスクリーンショットを。今の7プラスを買った昨年三月からの約三百日間で勘弁願いますが、一日平均が十kmを超しちまってるって・・やっぱ異常です
(参考リンク)
★「京ごよみ」京都市観光協会HP
★「京都観光Navi」京都市産業観光局HP
★「上京区の観光サイト」おこしやす上京HP
★「上京ふれあいネット カミング」京都市上京区役所HP
★「重要文化財『京都府庁旧本館』の概要」京都府庁HP
★「足腰の守護神」京都御所西 護王神社P
★「和気清麻呂公といのしし」京都御所西 護王神社P
★「和気清麻呂、大隅へ流罪」今日は何の日?徒然日記ブログ
★「足腰のご利益」京都御所西 護王神社P
★「足腰の神様・護王神社、スポーツ選手も訪れる神社で不思議なイノシシの伝承に触れる度」ニホンタビHP
★「京都御苑 蛤御門」環境省HP
★「禁門の変(蛤御門の変)をわかりやすく解説する。長州藩が京都へ乗り込んだ理由と背景。」眠れなくなるほど面白い日本史HP
★「近江の歴史が生んだ 深みある味わい 伝統の味 近江牛」近江牛 生産・流通推進協議会HP
★「近江牛柳川丼が驚愕の540円!どう考えても高級な京都の焼肉懐石店に奇跡のメニューがあった」みんなのごはん。HP
(関連する記事)
★「792 【名物パン57】地名連称の老舗と名物パン『カルネ』‥出町柳」
★「793 【京都上ル下ル14】世界遺産と『ざるそば』『ざるうどん』」
★「1049 【麺類色々65】『キーシマ』と平安京のオアシス『京都御所』」
★「2260 【団子饅頭70】世界遺産の森と『元祖みたらし団子』・・下鴨神社」
★「2286 【団子饅頭72】今日も元気な商店街で『ふたばの豆餅』を・・出町柳」
★「2452 【スイーツ189】さよなら新風館と『錦市場の豆乳ドーナツ』・・烏丸御池」
★「2504 【今川焼き49】新緑の糺の森で『コーヒー屋の鯛焼き』を・・下鴨」
★「2794 【団子饅頭104】桜咲く糺の森と『京都の追分団子』・・下鴨」
★「2895 【呑みモン78】灼熱の京都御所と夏の定番『京番茶その5』」
★「3021 【やきそば333】洋館並ぶ西本願寺と復活『大とらの焼きそば』・・堀川六条」
(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(京都には有りと有らゆる専門を担当の神サマが居らっしゃる様な・・)
東京じゃ「松坂牛」と「神戸牛」の影に隠れがちですが、京都で高級な和牛と云えば・・お隣り滋賀県で生産された「近江牛」。料亭や割烹で戴いたりすると目が飛び出る様なお値段に成りますが、御所の南東・鴨川の畔に近い丸太町河原町の路地に、「鴨川たかし」と云う人名みたいな焼肉割烹が在りまして、もちろんココでもマトモに食べりゃ凄いコトに成りますが、ランチの「柳川丼」は僅かに540円!滋賀・日野町で育てられた最優秀な近江牛の切れっ端のを無駄にせぬ様、料理人さん達が手抜きせず調理して呉れる・・コレだから京都は油断が出来ぬ!同じく切れっ端の牛脂を使ったお味噌汁と云い、東京だったら平気な顔して三倍は取るでしょうネ。夜にもお伺いさせて戴きたいと思いますが、ココへはやっぱ歩いて参りました。当然、予約してからですが