国道の終点に突如聳えますのはギリシャの神殿、ならぬ四万川ダム。
私ぁ四万(しま)温泉の奥へ行って来たンです。と唐突に言われても、ソレが一体何処なのか判らないお方が殆どでしょうから、詳しくご説明致しますと群馬県でございますネ。吾妻郡中之条町、上越国境の山ン中でございますヨ。
関越道を渋川伊香保ICで降り、西の草津温泉へ向かって中之条町の中心部から北へ道を逸れ、上越国境方面へ国道三百五十三号線で約十数キロ。違う国道に入らなければ誰だって迷わずに参れます、だってその終点です。
この国道は本当は谷川連峰の山々を乗り越えまして、あの苗場スキー場迄繋がる筈ナンですが、温泉場の先のダムで道は途絶えちゃってます。恐らく大した需要も無いでしょうし、建設維持費用が莫大ナンでしょう。賢明賢明。
私ぁ「温泉魔人・いなせ家半七師匠」じゃ無いンで詳しく知りませんが、この温泉は「四万の病を治す」位に効能が有るらしく、国民保養温泉第一号の栄光に輝く名湯ナンだソウですヨ。でも私ぁ温泉に用が有って来た訳じゃ無い。
ダムの堤防を下から見てみた(左)、上から見てみた(右)。高さ四十二米
じゃ一体何しにそんな山ン中まで遙々参ったかと申しますと、温泉場の中を流れる清流・利根川水系四万川の上流に在る、ダム湖の水を見に行ったンです。ダム湖の水の先物取引をしてるとか、毒を蒔きに行った訳じゃ無い。
実は昨秋、ココの近くの温泉場で長逗留する旅営業がございまして、昼間は暇なモンでフラフラとこのダムまで来た事が有ったンです。そして私ぁ度肝を抜かれた、心底驚いた。「世の中にコレ程迄に真っ青な湖が在ったのか」と。
余りに美し過ぎるンで昨秋は、私ぁココに何度も来ちまったンです。あぁ山は涼しいだろうナ、あの真っ青な湖が見たいなぁと、酷暑の都心から高速飛ばしてこのダム湖まで来たンです。処が、数日前の大雨の影響か、青くない。
普段は青と云うには蒼すぎるウルトラマリンなんですが(原因は不明だって)、この日はトルコ石の様な色。コレはコレで綺麗ナンでだけど、あの真っ青じゃ無くてチョット残念。涼しい峰風に吹かれて、再訪を誓った私メで有りました。
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★明日は「東京都台東区浅草1−1−1」について考えてみます★
(参考リンク)
★「ひとには教えたくない温泉があります」四万温泉協会HP
http://www.shimaonsen.com/
★「四万川ダム」群馬県庁HP
http://www.pref.gunma.jp/h/05/shima/
★「群馬県・四万川ダム」ダムマニアHP
http://dammania.net/?http://dammania.net/gunma/simagawa.html
(考えてみれば、足湯以外一度も四万温泉のお湯に漬かった事が無いナ。)
本当は恐ろしい程に真っ青な湖水ナンですケド・・、季節がら渇水中。
301 蒼く美しき、山ン中のダム湖
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