きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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有明海に近い筑後平野南部は元々クリークの多い地域ですが、柳川城の周りは濠代わりに縦横無尽に張り巡らせたンで、ソレを巡る川下りの観光船が大雨の中でも次々と。総延長は九百三十kmも有るとか

 

GW明けの九州・福岡県西部から南部を、レンタカーで呑気に走り回る私メです。普段の拙ブログ旅日記は口演で遠方へ参った時でも、その話題はなるべく出さぬ様にしてますが、今回は触れないと勿体ないかナ。

 

数日前にご案内した九州最古の出湯「二日市温泉」の営業ですが、良く有るソレと違って拘束が緩く、出番の遥か前から監禁されるコトは無く、終わってからも延々と解放して貰えないコトも無く、正にタッチ&ゴー!

 

お陰で仕事に参ったンだか遊びに行ったンだか判らぬ位でしたが、コレもマネージャー役として一緒に東京から行って呉れたY氏の信用かしらん。こう云う方々のご尽力で、私メらは好きな稼業を続けられてますヨ。

 

立花家十万九千石の本拠「柳川城」にゃ五層の天守閣が在ったソウですが、明治初頭に失火で落消して幾年月。その再建を求める運動が始まり、だからこその「書き割」ナンでしょう。こんなの初めて見ました

 

ソレは兎も角、両名共に物好き加減は同程度で、大雨だけどレンタカーは有るし、高座後の時間もタップリ有るし、そうそう九州にゃ参らンだろうからドッカへ行こう。但しソレは「なるべく下らない目的」が良かろう。

 

無い知恵を絞って出した答えは「柳川に柳川鍋は有るのか」。イイ年したオッサン二人の挑むコトじゃ無いけれど、コチとら伊達と酔狂だけが頼りの寄席芸人。らしくてイイと満足し、土砂降りの筑後平野を柳川へ。

 

福岡県の最南部。有明海に面した古くからの城下町で、街を縦横に流れる掘割が観光地として人気と言うけれど・・漸く辿り着いた柳川は、止まぬ雨と吹き荒れる風で商売に成らぬと、お店も殆ど閉まってますヨ。

 

天守閣の復元はまだ先ですが、藩主の別邸だった「御花」や庭園は無事残り、現在は立花家自らが経営する料亭・結婚式場として使われてます。西洋館は明治四十三年(1910)に伯爵邸として建てられてます

 

ま、コリャ仕方ないでしょうナ。こんな荒天の日にわざわざ来るのはガチガチに旅行日程の決まってる人と、私メらみたいな物好きだけ。晴れてりゃ川下りの舟に乗りますが、Y氏と二人じゃロマンスは湧かないしネ。

 

ソレより驚いたのは、高校と中学校の敷地に成ってスッカリ埋没した柳川城の一角・・かつて天守閣の建ってたトコに、アレ?天守閣が在る!明治の初めに焼失したと聞いてたのに、一体いつ再築したのかしらん。

 

ドウ云うコトなのかと雨に滅げずに近付いてみれば、いやぁ驚いた・・書き割だ。私メも全国方々のお城に行ってるけど、こんなの初めて見ましたヨ。思わず大笑いしましたが、幾らナンでも安易過ぎやしませんか?

 

御花の西側は、まるで倉敷みたいな風景の広がる「沖端」美観地区。倉敷川のソレと同じく、海に繋がる船溜まりとして物資の上げ下ろしをしてたトコで、一時寂れてたのを再整備したンだとか。晴れてたら・・ネ

 

判らぬコトは聞くが一番と、沖端美観地区の観光案内所へ参って尋ねれば、あの書き割は「天守閣をいつか再築したいと云う思い」の現れで、五月中旬まで毎年してる期間限定のモノだとか。ソレならば納得。

 

ならばと序に尋ねれば、「柳川鍋は柳川発祥!」と云う説も有るとか。でも「江戸の柳川という料亭が始めた」説が最有力で、「牛蒡の笹掛けが川端の柳の様に見える」説も強く、ドウやらウチじゃ無いみたいですと。

 

元祖と言いたがる街が多い中で、天守閣の書き割と云い柳川鍋の件と云い、何だか正直なトコですナ・・Y氏と二人して感心しちまった位。柳川鍋をメニューに出てる店も有りましたが、開いておらず残念な私メです。

 

沖端美観地区の一角に、大正時代を代表する大詩人「北原白秋」先生の生家が残されてますヨ。柳川藩の御用を代々務める海産物問屋の跡取り息子として育ったモノの、十六歳の時に街を襲った大火で家運が傾き、ソレ以来詩歌の創作に情熱を傾けたンだとか。早稲田大学へ進学の為に上京してますが、故郷・柳川をこよなく愛して度々帰郷し、元柳川藩校で母校たる福岡県立伝習館高校の校歌も作詞されてます

 

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★明日は「福岡県久留米市」への訪問記です★


(参考リンク)
★「水郷柳川」柳川市観光協会HP
★「柳川おでかけWeb」柳川市役所観光課HP
★「福岡ちくご 良質な時間」筑後田園都市推進評議会事務局HP
★「【初めての柳川観光】うなぎ、川下り、そして・・!」福岡TOUCH HP
★「水郷柳川 川下り」水郷柳川観光HP
★「堀の記憶が成し遂げた、柳川再生物語」ミツカン水の文化センターHP

★「古地図に見る柳川城の歴史」庄福BICサイト・南筑後の歴史と文化HP
★「柳川城天守閣再建プロジェクト」柳川市役所HP
★「柳川の人々は親しみを込めて『御花』と呼ぶ」柳川藩主立花邸 御花HP
★「御花 西洋館」レトロな建物を訪ねてHP
★「柳川・沖端
(おきのはた)の町と北原白秋」九州あちこち歴史散歩HP

★「北原白秋記念館」北原白秋生家記念財団HP

★「福岡の柳川鍋の由来、起源と歴史、作り方」日々の移ろいを切りとってブログ
★「柳川名物のおいしい鰻」皿屋 福柳HP
★「柳川 皿屋福柳のうなむす」Y’s favorites ブログ


(関連する記事)
★「1391 【名物パン128】県境の炭鉱町で『ピーナッツメロン』を‥荒尾」

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★「3139 【麺類色々299】九州最古の温泉で『特濃な久留米ラーメン』を・・筑紫野」

★「3140 【団子饅頭115】大横綱・梅ヶ谷の故郷の水害と『とうふ饅頭』・・朝倉

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(次回は晴れてる時に旅したいですが、天守閣の再築が待たれます)

てな訳で・・「柳川にも柳川鍋は有る」モノの、「柳川鍋は柳川発祥じゃない」と云うコトの様ですネ。むしろ柳川は泥鰌じゃ無くて鰻の名産地らしく、蒸篭蒸しにしたソレを出すお店がアチコチに。処が私メらは昼食をシッカリ摂ってたモノだから腹が全く減っておらず、ミニやハーフサイズを出すトコも無いらしいンで・・仕方なく、雰囲気だけでも楽しもうと沖端美観地区の老舗料亭「皿屋福柳」さんの店先で、お土産用の「うなむす」をムシャムシャと。たれをタップリ浸み込ませたラップおむすびを蒸篭で蒸し、有明海産の海苔を巻いて食べると云うモノで・・西日本風の焼き鰻だから私メらの慣れてる江戸前とは違い、脂が多くってコレはコレで面白いですナ。次が有ればお腹を空かせて参りたいモノです




| 2018.05.16 Wednesday (00:15) | よぅきんしゃった福岡 | - | - |
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| 2018.09.18 Tuesday (00:15) | - | - | - |
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