きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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3192 【スナック87】大水害から甦った街で「やまとの味カレー」を・・諫早

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諫早市を流れる「本明(ほんみょう)川」は、長崎県唯一の一級河川で氾濫を繰り返して来た暴れ川。今回の水害じゃ幸いにして持ち堪えた様ですが、昭和三十二年(1957)の豪雨じゃ六百人近くが亡くなってます

 

今回発生した西日本各地の大水害の被害が余りに酷いンで、ナカナカ書くに書けなかった九州・長崎の旅のお噂を、意を決して今日から始める私メです。まずは被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。

 

突然襲って来る地震は勿論ですが、永遠に続く様な気分に成ってしまうだろう豪雨の恐怖は想像し難く、もし自分がその場に居たらドウ対処出来ただろうか。イヤ出来なかっただろうと、暗澹たる思いに成りますネ。

 

と云うのは・・九州へ先日参りました際、去年の筑後川水害の被災地に偶々行ってしまい、未だ残る痕跡に衝撃を受けると共に、別の街ではかつて発生した大水害の事例に戦慄を覚えて居たから。ソレが諫早市。

 

城下町だった諫早の総鎮守は、行基上人が神亀五年(728)に創建したと伝わる「諫早神社」。本明川の畔にクスノキの大木だらけの境内が在りますが、九州各地の神様を纏めて祀る九州総守護だったりします

 

長崎は半島だらけのトコでして、そもそも県全体が九州から突き出た半島で有る上に、南部はソコから雲仙岳の聳える「島原半島」・長崎市の在る「野母半島」・大村湾を塞ぐ様に延びる「西彼杵半島」に分れてる。

 

この三つの半島の要に位置してるのが諫早市で、人口は十四万弱・長崎県内じゃ第三位の都市。三方で海に面してる複雑な地形の所為か?突然の豪雨に成るコトが多く、古くから水害に悩まされ続けてたそうナ。

 

中心街を流れる本明川に橋を架けるのが難しく、例え架けても大水で流されてしまうコトが続き、両岸を渡るのは平時でも命懸けの大難事。ソウだ、木の橋だから流されちまう。ならば頑丈な石の橋を架けるとしよう。

 

石橋として初めて国の重要文化財に指定された「諫早の眼鏡橋」が、本明川に隣接する諫早公園の中に移設・保存されてますヨ。有名な長崎の眼鏡橋の二倍の長さを誇りますが、チト頑丈に作り過ぎた様で・・

 

幕末近くの天保十年(1839)に、英知を結集して造られたのが「諫早の眼鏡橋」。大水で橋が度々流されるのに憂いてた街の人達は、とにかく頑丈な橋と頑張って‥日本最強と自負する巨大な石橋を築き上げた。

 

眼鏡橋は狙い通りに屈強で、幾度も襲って来た大雨・豪雨にビクともせず、明治・大正・戦前と諫早のシンボルとして街を支え続けます。処が想定外の事態が起きたのが、昭和三十二年の七月下旬・・ちょうど今頃。

 

梅雨前線が活発化し、すぐ近くの雲仙じゃ当時の日本記録「24時間で1109mm」と云う途轍もない大豪雨に。ナンだか今回の水害に似てますが、本明川の上流じゃ土石流が発生して下流の街へ押し寄せる!

 

諫早駅は長崎新幹線の乗り入れに伴う大改造中でしたが、駅前商店街は今年からJリーグ一部(J1)に昇格した「Vファーレン長崎」の応援フラッグだらけ。交通の便の良いこの街が、チームの本拠地ナンです

 

災害対策は防御施設(ハード)と避難計画(ソフト)の二つが大切で、水害に度々遭ってた諫早はソフト面の備えは万全。ハード面も眼鏡橋を筆頭に出来うる限りやって来たから、今度も大した被害は出ずに済む筈だ。

 

処が大誤算だったのは・・眼鏡橋が頑丈過ぎて殆ど崩れず、上流からの流木や瓦礫をガッチリ受け止めた結果、橋の下が塞がって自ずと溢れた水が街を襲って膨大な死者の出た大水害に。こんなコトに成るとは。

 

眼鏡橋の在った場所には新たな橋が架けられ、大水害の教訓と避難場所を知らせる掲示が、市街地アチコチにされてますナ。ハードとソフトの備えがされた諫早は、今回の大雨特別警報を無事乗り切った様です。

 

以前にも一度書きましたが、今年からJ1入りしたVファーレンは異例ばかりの面白チーム。去年の春は倒産寸前だったのが、地元のチームを潰しちゃ成らぬと「ジャパネットの高田前社長」が乗り出したお陰で、経営が一気に改善しただけじゃ無く・・チームは初めてのJ1昇格。もちろん格上チームばかりのJ1なんで成績は低迷してますが、正々道々と戦って残留出来るのを祈ってますヨ。高田節が聞きたいですナ

 

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★明日は「長崎県佐世保市」への訪問記です★


(参考リンク)
★「いさはやをもっと楽しく」諫早観光物産コンベンション協会HP
★「諫早もりあげガールズ」諫早観光物産コンベンション協会HP
★「諫早の情報サイト」よかまちネット21HP
★「諫早市の観光名所17選!3つの湾に囲まれた自然豊かな町です」skyticket HP
★「九州総守護 四面宮」諫早神社HP
★「諫早大水害から50年 新たな本明川への第一歩」九州地方計画協会HP

★「諫早大水害 59年『眼鏡橋がシンボル』負けじ魂で復興」毎日新聞HP
★「
九州を襲った諫早豪雨から得られた教訓」思則有備HP
★「
人々が願った永久不壊の橋・静かに歴史を語る眼鏡橋」諫早市役所HP
★「
眼鏡橋
(諫早公園)」ニッポン旅マガジンHP
★「正々道々〜ナガサキから、世界へ〜」Vファーレン長崎HP

★「ジャパネット創業者・高田明がJリーグ経営で放つ強烈な存在感」ダイヤモンド・オンラインHP

★「変らぬおいしさ、50年」大和製菓HP
★「やまとの味カレー」寝言は寝て言え!ブログ


(関連する記事)
★「1357 【お米料理90】外国領だった長崎市で『トルコライス』を

★「1358 【お米料理91】行こうか戻ろか、思案橋と『夕月カレー』‥長崎」
★「1445 【麺類色々102】蘇る出島と『しいたけ肉そば』・・長崎」
★「1446 【調味料類16】クルーズ船埠頭と『えびつゆ』‥長崎
★「
1447 【やきそば144】原爆記念公園と『ちゃんぽん麺焼きそば』‥長崎
★「
1448 【やきそば145】黄昏の終着駅で『ちゃポリタン』‥長崎
★「
1449 【野菜果物52】古い城下町で『ピーナッツ豆腐』を‥大村
★「
1450 【お米料理99】海辺のお城で『大村寿司』を


(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(『ムダ足覚悟で早めの避難』が、水害以来の諫早の合言葉ですネ)

今回の豪雨ほどじゃ無かったですが、先日訪ねた時の諫早は結構な降りで、スッカリ濡れ鼠と化した私メ。珍しい食べモンを探して回るほどの余裕は無く、だもんで諫早の名物じゃ無いですが・・同じ長崎県と云うコトで、昔なつかしの佐世保名物「やまとの味カレー」を。少しカリカリしたかっぱえびせんと云えばお判りに成るかも知れませんが、昭和三十五年(1960)に誕生したカレー味のスナックで、東海以西の本州でも結構売られてる昔懐かしの「味カレー()」の他に、長崎県内限定の「辛口()」なんかも有ったりしますヨ。味付けできる職人さんは一人しか居ないらしく、微妙に加減しながら六十年近く同じ味を作って居られるとか。また辛口は子供のお菓子と思えぬ強い味で、ドチラかと云うとビールのつまみに向いてる様な。全国発売されるのを待ってますゼ




| 2018.07.11 Wednesday (00:15) | よってこんね長崎! | - | - |
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| 2018.07.20 Friday (00:15) | - | - | - |
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