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佐世保港の約八割は米海軍が優先される制限水域だソウで、結構広く思えるのに・・イロイロ面倒な様。佐世保駅の真ん前は五島諸島方面へのフェリー乗り場で、ちょうど着港した船が有ったンで暫くボンヤリと
拙宅の在る東京から西へ一千kmの彼方、九州・佐世保の街をブラつく私メです。昔は東京駅を夕方に出発する寝台特急が何本も有り、その行先の一つとして馴染みを感じてましたが・・イザ参るとホント遠いナ。
もちろん今は寝台特急で参る時代じゃ無く、私メも飛行機で乗り込みましたが・・その行先が九州各地の県庁所在地ばかりの中で、佐世保だけ違うのに毎日走ってたンだから、ソレなりの需要が有ったンでしょうネ。
確か「さくら号」だった筈ですが、現在その名前は山陽・九州新幹線で使われて居りまして、大阪から鹿児島まで約四時間のかっとび列車。ドウやら「桜」は長崎県や佐世保に因んだネーミングじゃ無かった様です。
長崎県は総じて平らなトコが少なく、海際まで山地が迫った地形なモノだから、市街地は海を埋め立てるか谷間の奥へ延びるか、斜面に家を建てて行くか・・長崎市ほどじゃ無いですが、佐世保も坂だらけですナ
東海道新幹線で新大阪まで参りますと、隣のホームに鹿児島行きのさくら号が停まってたりしますンで、一度終点まで乗ってみたいですが・・いずれ長崎新幹線も出来るとか。ソウしたら佐世保も行き易く成るかナ。
処が長崎県南部の中心都市・長崎市へ直行するらしく、北部の中心都市・佐世保に寄らないンだとか。地形の関係で佐世保を廻ると時間が余計に掛かるし、甘く算定しがちの役所の事前予測でも大赤字が必至。
直行ならば建設費が安い分、黒字に成りそう。つまり「長崎と佐世保の両方」じゃ無く「長崎か佐世保のドチラか」な訳で、道理で昔の寝台特急は長崎行きと佐世保行きとを繋げ、佐賀県内のドコかで分けてた訳だ。
駅を港の反対側に出ると目に付くのは、昭和六年(1931)完成の「カトリック三浦町教会」。高台に聳えてるンで昔は港が一望で、戦中は空襲の目印に成らぬ様にと黒く塗られたとか。お陰で延焼を免れてます
私ぁ基本的に東海道新幹線の沿線で育ち、ソレは生まれる前から走ってたンで「新幹線は有って当り前」。大都市側としては遠くまで延びると便利・・程度の感覚ですが、地方側としてはドウしても直通させたい!
だからこそ九州や北海道まで線路が延びた訳ですが、当初の計画じゃ長崎は鹿児島と同時に開業する筈だったとか。ですが途中に佐賀しかない長崎と、熊本のある鹿児島じゃ需要が余りに違い、長崎は後回し。
しかも出来るだけ安く造りたいと、フル規格(所謂フツーの新幹線)の部分をなるべく減らし、佐賀県内は在来線にミニ新幹線を走らせよう。山形や秋田みたいですが、レール幅を変えずに電車側で対応させよう。
佐世保駅前から市役所方面へ1km近く延びるのが、九州最長の全屋根式アーケード「さるくシティ403」。地方都市と思えぬ程に賑わってるトコで、米海軍や海自の兵隊さん達も闊歩してる国際的な商店街です
在来線より新幹線の方がレール幅が広いソウで、山形や秋田は新幹線規格のソレに取り換えてますナ。処が長崎は両方に対応できる特殊な台車を履いた電車を開発し、余計な工事をせずに大阪まで走らせたい。
加えてこの電車なら、途中からまた在来線に下ろして佐世保まで直通運転できるンで、全て上手く治まるバラ色の計画・・だったのに、電車の開発が難航し、予定までに出来そうも無い。工事は一部始まってますが。
ならば佐賀県内も含めて全線フル規格でと思えども、余計な工事費を分担させられる佐賀は嬉しくないし、ソレじゃ佐世保は一体ドウ成る?大阪どころか博多への特急すら覚束なく、全く泥沼化しちゃってます。
駅側から「四ヶ町商店街」「佐世保玉屋デパート」「三ヶ町商店街」と繋がり、ソコをさるく(佐世保弁の歩く)ンで「さるくシティ403」ナンだとか。玉屋までは賑わってますが、ソコを過ぎると・・チト寂しいかナ?佐世保が本社の全国企業「ジャパネットたかた」の直営店(?)が在りました
(参考リンク)
★「させぼ・おぢかの観光情報サイト 海風の国」 観光圏佐世保観光コンベンション協会HP
★「SASEBO港街Diary」佐世保観光情報センターHP
★「このマチもっとスキになる」させぼ通信HP
★「初めてでも安心♪佐世保観光のポイントと王道観光スポットをご紹介!」icotto HP
★「佐世保港の概要」佐世保市役所HP
★「させぼシーサイドパーク」九州 観光と温泉HP
★「佐世保駅で見た『さくら』号 」鉄りすとブログ
★「三浦町教会」大いなる遺産 ながさきの教会HP
★「SASEBOまちなかポータルサイト」SASEBO HP
★「四ヶ町・三ヶ町アーケードは何が日本一??【サセモン】」させぼ通信HP
★「九州新幹線西九州ルート 2022年度開業」長崎県庁HP
★「長崎新幹線『全線フル規格化』で佐賀が慎重な理由 投資効果は高いけど」乗りものニュースHP
★「長崎新幹線、フリーゲージトレインで 佐世保支線も!? 」あきひこゆめてつどうブログ
★「早岐のケーラン」草加屋HP
★「ケーラン」鉄りすとブログ
(関連する記事)
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★「1412 【名物パン132】フェリー乗り場で『玉屋のサンドイッチ』を‥佐世保」
★「1449 【野菜果物52】古い城下町で『ピーナッツ豆腐』を‥大村」
★「1450 【お米料理99】海辺のお城で『大村寿司』を」
★「3192 【スナック87】大水害から甦った街で『やまとの味カレー』を・・諫早」
★「3193 【お肉料理121】米海軍の街・佐世保で『レモンステーキ』を」
(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(長崎市と違って佐世保は概ね「新幹線なんて要らん」てな感じです)
アーケードの中の地元野菜直売所みたいなお店で見付けたのが、佐世保市内の「早岐(はいき)」と云う街の名物「ケーラン」。うるち米のお餅で餡子を包み、ソレを棒状にしたお菓子で・・太閤殿下・豊臣秀吉公の朝鮮出兵まで遡るンだとか。長崎・佐賀の県境に近い名護屋城から指揮を執って居られた太閤殿下に地元民が献上し、大いに喜ばれた殿下は「戦に勝つまで帰らん」。その帰らんが「けいらん」「ケーラン」に成った様ですが、講釈師が言うのもヘンですが・・ナンだか講談みたいなお話。柔らかなお餅と滑らかな漉し餡の組み合わせが抜群ですが、同じ「けいらん」でも長崎市の鶏卵素麺(ソウ云う名前の南蛮菓子)とは全く違い、長崎県内の「南北問題」を象徴するかの様に思われました