きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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鎌倉時代初期から廃藩置県まで七百四十年に渡り、浜通り北部を治めた相馬家六万石の本拠「中村城(馬陵城)」は七年前の震災で石垣が一部崩れたモノの、スッカリ修復されて実に穏やかな秋を迎えてます

 

十月と思えぬ夏日だったり、逆にエラク涼しかったりと気候の定まらぬ都内をテクテクと、今イチ芳しからぬ心神を励ましながら歩き廻る私メです。チョット疲れが溜まってた様で、昨日は更新を休ませて戴きました。

 

もう少し元気に成るまでは無茶せずに、身体がキツい時は鋭意休む方針ですンで、コレからも時折休む筈ですが・・無茶せにゃ成らぬ時も!気に成ってたコトを確かめに「行くぜ東北」、福島へ行って来ましたヨ。

 

と云うのは先日ご案内の郡山市へ参った際、見付けてしまった仮設住宅群。もちろん忌まわしき大震災の被災者用のモノですが、七年も経って復興は大方終わっただろうと思ってただけに、ショックが大きい。

 

関東じゃ二〜三年ほど前まで、NHKを中心に「東北がんばれ番組」とでも称すべきモノが良く流されてましたが、ドウも最近ソレを見ないンで・・てっきり復興は成ったモノだと思ってましたが、ソウじゃ無かったのか。

 

中村城も江戸時代初期は立派な天守閣が在ったソウですが、落雷で焼失してから再建されずじまい・・本丸跡には藩主・相馬家の祖先と、平将門公(相馬家の氏神だとか)を祀る「相馬神社」が置かれてますナ

 

あの仮設住宅は同じ福島県の太平洋側、つまり津波や放射能の為に「浜通り地方」を追い立てられた方用。こんなコトに成るとは夢にも思わず、私ぁ浜通り北部の相馬市や双葉郡を震災の半年前に訪ねてる。

 

何だか良いトコだナと再訪を誓ったらご存知通りで、原発爆発による放射能飛散の為に十万人以上が避難を命じられる大災難。気軽に旅できる処の状況じゃ無く、無力な寄席芸人はTVの前で只管涙するばかり。

 

ソレでも四年前の今頃、多分私ぁ発病してた筈ですが・・その自覚がまだ無かったンで、バイクツーリングで強引に訪ねてる。その翌年は常磐線の代行バスを乗り継ぎ土砂降りの相馬へ、病気でドン底だったのに。

 

今春までの闘病中に起きた出来事は、服薬の副作用で殆ど覚えてませんし、バイクで来た時のコトは残念ながら思い出せない。でも代行バスから見た車窓の風景を覚えてるのは、余程ショックだったからですナ。

 

中村城の石垣の上から、南の方・・つまり未だ自宅に帰れぬ人が大勢居る居住困難地域の在る双葉郡の方向を眺めてみましたが、アレから何度こんな青空が広がったンでしょうネ。悲しい秋晴れに感じられます

 

そうだ行かなくちゃ。福島市から「相馬福島道路」と云う無料の高速道路が建設中で、福島市内の区間を除けば完成して供用されてますが、コレが無かった震災当時は並行する国道を避難する車で混雑してた筈。

 

もちろん今は静かなモノで、放射能で汚染された表土を詰めたフレコンバッグが所々に積み重ねてある以外、震災の痕跡などは感じられませんし、浜通り北部の中心都市・相馬市内にイザ入っても平穏そのモノ。

 

そして三年前に代行バスで辿り着いた中村城も、壊れてた石垣が直されてナニゴトも無かった様ですし、あの時より街中に活気が多少戻った感が。穏やかな秋晴れに恵まれたコトも有って、唯々安心しましたネ。

 

処が街外れの道の駅に参ったら、片隅に飾ってあった折れ曲がった道路標識版。福一原発から比較的遠い相馬市は放射能汚染より、津波の被害が大きかった街だったンだ・・海沿いは一体ドウ成ってるンだろう。

 

国道六号線沿いの「道の駅そうま」に置かれてたのが、海辺の景勝地「松川浦」のナニかの施設の案内板・・押し寄せる津波に巻き込まれてグシャグシャに折れ曲がってますが、捨てちゃ成らぬ「負の記憶」です

 

コレまで至って安穏とした気分だったのが突然変わり、コリャ津波の跡を見て来なくちゃ成らぬと悲壮な覚悟に。一見ナニゴトも無い様に見える街中から、海辺に近付くにつれてドンドン増えて来たのが荒れ野原。

 

そして入り江の松川浦と太平洋の間の細長い砂嘴へ出ると、かつてココが松原だったのが信じられぬ位の荒涼とした風景。松川浦は「小松島」等と呼ばれ、大小の島や松原が点在する風光明媚なトコだったのに。

 

ソレが全く無く成っちゃってる!代わりに真新しい堤防の内側にササラみたいな木の柵が延々と連なり、ソレに囲まれる様に松の若木が整然と植えられて、新しい松原として育って呉れる様に用意されてましたヨ。

 

無論すぐ出来るモノじゃ無く、百年計画で臨む様ですが・・万一その前にまた津波が来る様なコトが有ったら!でも恐れてるだけで何もしないンじゃ明日は来ないから、立派な松原に成ってくれるのを祈る次第です。

 

松川浦は貞享五年(1688)に時の藩主が朝廷に願い出て、新名所として認めて貰ったと云う歴史ある観光地・景勝地で、現代でも日本百景の一つとして数えられてたトコですが、海にほぼ面してるのが災いして津波の直撃を受け、私メが今回通った道路も今年春に七年ぶりに開通したばかりだったりしますヨ。元通りの賑わいを取り戻すまで時間はまだまだ掛かりそうですが、何れ改めてココを訪ねたいと思う私メです

 

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★明日は「福島県双葉郡浪江町」への訪問記です★


(参考リンク)
★「きらりと光る 相馬観光ガイド」相馬市観光協会HP
★「相双ビューロー」福島県相双地方振興局HP

★「相双ゆさどさ」福島県相双地方振興局HP
★「県指定史跡 中村城跡」相馬市役所HP
★「相馬中村城跡」北日本近世城郭検討会HP

★「相馬神社」相馬観光ガイドHP
★「道の駅そうま」道の駅 情報提供システムHP
★「松川浦観光スポット」松川浦観光案内所HP
★「新鮮な海の幸や温泉を堪能する松川浦の一日観光プラン」福島TRIP・HP
★「松川浦 震災関連の動画」相馬市松川浦観光振興グループHP
★「松川浦と原釜地区@福島県相馬市 [3.11以後]」とんちゃん日記ブログ
★「松川浦にクロマツを植樹しました」福島発電HP

★「イチジクのコンポート」圧力鍋で目指せ500レシピ!HP
★「いちじくの甘露煮」花野果村キッチンガーデン物語ブログ
★「いちじくの甘露煮」All Things Must Pass@宮城仙南よりブログ


(関連する記事)
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★「408 【やきそば18】浪江焼きそばに鮭は入れません」
★「1944 【スイーツ135】震災に負けない『凍み天』を相馬市で」
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★「2926 【野菜果物100】今年もいちじくを煮てみた!2017・・白河」

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(相馬市の中村城はちょうど今日、お祭りが盛大に行われてる筈です)

東北以外じゃ知られて無い習慣ですが、六県のうち福島・宮城・山形と秋田県じゃ「青いいちじく」を秋に成ったらこぞって煮て、甘露煮やコンポートにするンですヨ。一般的な生食用のモノと違って赤くないけど熟れてない訳じゃ無く、甘露煮用のイチジクは実が小さくて青い品種。ソレが一kg単位で袋に入れられて、秋の東北じゃフツーの顔して売られてますナ。偶々コレを知ってから拙宅じゃ参秋の恒例行事と成り、今や煮ないと納得できない!十年目の今年は最大産地の相馬の地物。例年通りにお酢と砂糖と醤油で甘露煮にしましたが、コレで「今年もやる事を無事やった」満足感に安心。来年も絶対に続けたいと思ってます




| 2018.10.07 Sunday (00:15) | 負げるな!福島浜通 | - | - |
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| 2018.12.19 Wednesday (00:15) | - | - | - |
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