フェイスブックに加え、ツイッターも始めました。神田鯉風で検索を!
拙ブログ旅日記としては珍しく鮮度が良く、今回は「平成最後にして最強の四月寒波」が関東を襲った数日前のコト。北関東の山沿いは降雪に成ると云うンで、ならばと参った栃木・日光市!春の雪見とは酔狂ですが、敢えて酔狂をするのが寄席芸人と云う困った生き物なのですヨ
宇都宮から乗ったJR日光線は、東京で使われてた通勤電車を改造した観光列車「いろは」。扉が減らされてる以外は大して見た目は変わりませんが、外国人観光客を意識したジャポネスク・インテリア!彼らサイズのゆったりとした座席は快適で、偶々ですが幸先良いのかしらん
日光駅付近はまだ小ぶりでしたが、ひたすら続く坂道を二kmほど歩く内に・・雪の量は増えて行き、世界遺産「日光の社寺」の入口たる「神橋(しんきょう)」まで来ると本降りに。奥日光から流れる大谷川に架かるこの橋は、神様しか渡れない国の重要文化財。四百年前のモノです
先ずは天台宗の門跡寺院「日光山輪王寺」さんへ。奈良時代の創建と聞きますが、巨大化したのは江戸時代初めに黒衣の宰相と云われた「南光坊天海(慈眼大師)大僧正」が貫主と成ってから。十二年前から大修理中だった三仏堂(国重文)も覆いが取れ、威容が見えて来ました
世界遺産に指定されてる日光の二社一寺の内、仏教の輪王寺と神道の東照宮はもともと神仏習合で一緒の扱いでしたンで、双方の境内の境目が今イチ良く判らン。長くて広い参道は雪が積もり始めましたが、こんな日にわざわざ来るのは外国人観光客と私メの様な酔狂者だけ
続いて徳川家康公が祀られてる「日光東照宮」へ。静岡市で幼い頃を過ごした私メとしては東照宮は久能山しか有り得ないンで、毎度のコトながら此処はパス!でも雪の中に浮かぶ五重塔がキレイ・・って、神社にソレが在るのが不思議。本来は輪王寺さんのだったンでしょうネ
東照宮から二荒山神社サマへは、如何にも日光らしい深い杉木立の参道を歩いて行きますが、天を突く様に高い杉が両側から風を遮って呉れるンで、雪が全く積もってないトコが所々に!私ぁ花粉症持ちナンで日頃は憎たらしい杉が、この日ばっかりは頼もしく思えて成りません
日光の社寺で一番好きなのは、最奥に鎮座される「日光二荒山(ふたらさん)神社」サマ。コチラも奈良時代の創建とされ、後背に聳える男体山や女峰山等の日光連山はこのお社の境内地だったりしますヨ。宇都宮の二荒山(ふたあらやま)神社と並び、下野国の一之宮とされてます
例年なら大雪続きの日光ですが、今年は異様な程に少なく・・二月に一度降っただけだったとか。ソレが四月にこんなの降ったのを地元の方も驚いてましたが、如何に寒かろうとも、実に静かな雰囲気の中で詣でられて、蛮勇奮った甲斐が有りましたネ。ですが関東の春とは思えぬ風景・・ドコか遠い北国へ旅した気分、酔狂も偶には良いモノです
(参考リンク)
★「行こう日光!日光旅ナビ」日光市観光協会HP
★「世界遺産 日光の社寺」日光市役所HP
★「日光の今がわかる観光情報サイト」日光観光ライブ情報局HP
★「ジャポネスク風デザインです♪ 日光線に『いろは』がデビュー!」えきねっとマガジンHP
★「神橋」日光二荒山神社HP
★「世界を平和の輪でつなぐ」日光山輪王寺HP
★「国宝『陽明門』竣工」日光東照宮HP
★「下野国一之宮」日光二荒山神社HP
★「関東甲信で季節外れの雪 栃木・奥日光で23センチ積雪 」スポニチHP
★「平成最後の寒波」奥日光そぞろ歩きブログ
★「日光甚五郎煎餅」石田屋HP
★「日光のお土産79 日光甚五郎煎餅の猫のマークは手塚治虫作!?」日光ふぃふぁ山荘 元単身赴任日記ブログ
★「日光土産の定番 餃子味やいちごミルク味も!小分けも嬉しい石田屋『日光甚五郎煎餅』」ippin HP
(関連する記事)
★「634 【スイーツ25】鹿沼には『切りパン』がある」
★「745 【お鍋料理13】燃える秋な奥日光と『ちたけ鍋』」
★「1438 【やきそば142】『ニラ焼きそば』とまちの駅だらけの街‥鹿沼」
★「1511 【やきそば156】足尾銅山と日光の『白焼きそば』」
★「1512 【名物パン147】世界遺産・日光の社寺と『ジャーマン』」
★「2614 【お米料理258】寒く美しき日光で『湯波むすび』を」
★「2715 【今川焼き61】世界遺産・日光山の争いと『昔のたい焼き』」
★「3025 【保存食品71】銀嶺望む冬の日光で『日光きすげの煮物』を」
★「3026 【スイーツ253】争い治まらぬ日光で『水ようかん』と初詣を」
(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(この日降った雪が、私メにとって『平成最後の雪』に成るンでしょうネ)
時代外れの講釈師もSNSに馴染もうと、ご覧のブログ旅日記やフェイスブックだけじゃ無く、ツイッターを始めてあと数日で満半年。未だ判らぬコトだらけですが、雪の日光からのツイートに「いいね」して下さったのが日光名物「甚五郎煎餅」の五代目さん。全く存じ上げない方ナンですが、私ぁ高座で甚五郎伝を良く読みますンで興味を持ち、帰り道に宇都宮駅の土産物売場で探してみたら・・有った有った甚五郎煎餅!イロイロ試食させて貰いながら選んだのが、一番ぶっ飛んでた「いちごミルク味」。当り前の醤油味や定番の塩バター等の他、カレーやトマトバジル・キャラメル・コーンポタージュetc・・とても煎餅とは思えぬモノも沢山。ですが栃木はイチゴ県だし、売り子さんは「ポッキーのイチゴを想像して下さい」等と恐ろしいコトを仰るンでコレしか無い!コレからゆっくり頂戴しますが、不思議な味のひと口サイズ煎餅は何れも可愛らしいパッケージで、食べたら本のカバー等に使ってくれとのコト。また猫のイラストは手塚治虫センセ作だソウで、驚きばかりです