福井県の隠れた名物「味付たら」。酒の肴やお茶漬けに請け合いです
天高く馬肥える十月、ホントの秋に成りましたンで、私ぁ敢えて宣言を致します。曰く「鱈を鱈腹喰いたい」。馬鹿じゃなかろうか、勝手に食え!と云う皆様方からのお叱りは重々承知してますが、喰いたいンだから仕方無いでショ。
大体が「魚」扁に「雪」と書く位で、冬が美味しい盛りと云う事は山ほど判って居ります。まだ旬じゃ無いと海ほど知ってますけれど、出物腫れ物処構わずでございまして、人間の欲求は交通事故並みに突然、発生しちまうンです。
尤も「鱈を鱈腹喰いたい!」と云う欲求は、ほぼ一年中の常時型の慢性欲求でございまして、よーするに私メは何時だって鱈を鱈腹喰いたい訳でございますナ。やっぱこの欲求は育った所と、多少関係が在るンだと思いますが・・。
今でこそ流通革命で日本中ドコでも、鱈なんぞ季節に成りゃ珍しくもナンとも有りませんが、約三十年前の静岡じゃ鱈なんてホント珍しいモンでした。鮪や鰹の方が遥かに安かったですし、生はまず無く、塩漬けか干物カチンコチン。
焼いた「福井名物へしこ」。鯖の糠漬で、酒の肴やお茶漬けに請け合い
子供心に誓いましたネ、「オラは柔かい鱈を鱈腹喰える様な、立派な大人に成るズラ!」と。ま、ソレ程気を張る様なコトでも無いですし、寒い地域出身の人達には笑われましたが・・。別にイイじゃ無ぇか、価値観は人ソレゾレだ。
でもこう暑いと大好きな鱈を見掛ける機会はほぼ無く、私ぁ淋しくて堪らない。「オジさんはお前の事を、食べちゃいたい位に好きナンだ〜!」って、コレじゃ立派な変質者だヨ・・。そんな心を癒やして呉れますのは、鱈のふりかけ達。
下の「たら茶漬」は、幼少時からの愛用品。特に「イトク印」のが好みでして、ドウ云う訳かココ数年、手に入れられずイライラしてました。でもコレって広島・尾道産ナンですヨ。尾道じゃ鱈は獲れない筈ナンだが・・北前船の関係か?
上の「味付たら」は過日、福井県に行った時に初めて買ったンですが、一寸塩っぱい感は有るモノの酒の肴として、冬を待ち切れない私メの食欲を呼び覚ます、中々の優れモノ。ただ要冷蔵で日持ちしないのが難点ですねぇ。
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★明日は「なぞの金曜日 第588回放送」の記録です★
(参考リンク)
★「オーロラ印の味付たら」福井お土産研究所ブログ
http://e-miyage.mitelog.jp/happysweets/2004/07/post_a7d4.html
★「たら茶漬と生姜湯」尾道・イトク食品HP
http://itokufood.info/
★「食の楽しみを開拓しつづける」高知・旭食品HP
http://www.asask.co.jp/asahi/index.htm
(北国で育ってたら、きっと鮪や鰹に憧れてたンでしょうナ。人間は勝手気儘)
コレを御飯に掛けまして、お茶漬けにして食べると・・二日酔いには最高
337 【お魚料理15】嗚呼!タラを鱈腹食べたい
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