きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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028 講釈師は「張り扇」という棒でパンパン叩く


このお店が西野内の国道118号沿いにある「西ノ内紙 紙のさと」さん

一度でも講談という芸を見たコトのある人ならば、我々講釈師が高座の上で座布団の前においた小さな机を白い棒の様なモノでパンパンと叩きながら、リズムをつけて話しを読み聞かせているのに気付かれると思うんですよ。

あのパンパンと叩かれている小机は「釈台(しゃくだい)」と申しまして、元々講釈師が昔あの上に本を置いて読んでいた名残りらしいンです。別にあの釈台にナンの恨み辛みもございません、本当に気の毒な小机ナンですヨ。

パンパン叩いている白い棒の様なモノは「張り扇(はりおうぎ)」と申します。決して「はりせん」と読まないで下さいナ。講釈師は浪人くずれがやってた芸ですので、高座扇子と併せてお侍サンの「大小二本差し」と成る訳です。

あの張り扇は何処かで売ってるモンじゃございませんで、全て我々自身の手作りです。各演者の腕力・握力に合わせて調整しながら、毎年一本一本「芸道精進」の願いを込め、「会心の高座」を夢みて竹に和紙を巻くンです。


今回こんな色合いの紙を買ってみた。その内コレで張り扇を作ります

張り扇の芯となるのは「竹ひご」です。高座扇子をバラして芯にするズボラな仲間もおりますがソレじゃイイ音はしませんネ。張り扇はパンパンとイイ音がしてナンボですンで、多少面倒だろうとも自分で竹ひごを削りだしませんと。

美味く撓る様に工夫した竹ひごと厚紙を束ね、それを茨城県常陸大宮市の西野内という集落で漉かれる「西ノ内和紙」でクルクル巻き、でんぷん糊で接着し乍ら毎年暮れに何本も作ります。古いのは「張り扇供養」行きです。

どういう理由かは知りませんが、ナゼか「西ノ内和紙」っていうのが昔からの決まりナンです。三百五十年前、黄門水戸光圀公が殖産させたこの和紙はかつて風船爆弾にも使われたくらい、布並みに繊維が強靭な「ザ日本紙」。

腕力の強い私メに合わせ、以前ココで厚めに漉いて貰ったのがまだ何枚も有りますンで、今回は「水たま柄」入りのを買ってみました。千代紙みたいなキレイなのも有りましたが、流石にソレじゃ高座じゃ使えませんからねぇ。

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★次回は「東京都江戸川区」への訪問記です★

(参考リンク)
★「発見!!いばらきホームページ『西ノ内和紙』」茨城県庁HP 
http://www.pref.ibaraki.jp/discover/craft/north/05.html
★「常陸大宮市観光ガイド」常陸大宮市観光協会HP
http://www.city.hitachiomiya.ibaraki.jp/~kankokyokai/

(西野内まで西ノ内和紙を買いに行く、凝る講釈師は少ないでしょうナ)




| 2009.12.01 Tuesday (07:13) | よかっぺ茨城だっぺ | - | - |
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| 2019.08.23 Friday (07:13) | - | - | - |
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