きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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港を見下ろす高台に在る町立病院の駐車場から、20m超の大津波があの日押し寄せた女川湾と、整地のスッカリ出来た港付近を眺めてみましたヨ。女川へ参るとまずココへ上がるのが習慣に成っちゃってます

 

仙台までは時折参りますが、今回はその少し先・・宮城県の北東部を巡る東京の寄席芸人の私メです。巡ると書くと自力で動き廻った様に思われますが、今回はお仕事で参った登米市の方々にご案内戴いてます。

 

前夜に散々ご馳走に成っただけじゃ無く、翌日は一日仕事を休んでお世話して呉れたンだからホント有難いですが、ドコへ行きたいか聞いて下さいましたヨ。千葉に大被害を齎した台風が、関東に接近してた時。

 

東京から北に400km以上離れてるとは云え、宮城県もソレなりに風雨が強く、多くは廻れないから絶対に行きたいトコは?とのコト。ソコで是非にとお願いしたのは、八年前にボランティアの真似で参った女川町。

 

激しい風雨が時折降る中を、余所者にゃ判らぬ道をワゴン車は走って懐かしき街へ。震災前にも御縁が有って何度か参ってますし、震災後は尚更参らなきゃと、仙台へ行った時に時間を作って幾度か訪ねてます。

 

一枚上の画像とほぼ同じ場所の、八年前の夏の風景。家屋の九割が全壊・半壊した女川もこの頃にゃ残骸処理が結構進んでましたが、横倒しになったビルと岸壁に建つ会館「マリンパル女川」は残ってました

 

東北地方の太平洋岸はドコでも激しい津波被害を受けてますが、震災前の街のコトを強く覚えてるのはココ女川と、福島・浪江町だけ。福一原発至近の浪江は長らく近寄るコトすら無理でしたが、女川は津波だけ。

 

いや「だけ」ナンて言っちゃ成らぬ、被害自治体の中で住民の死亡者率が一番高かったのが女川で、金華山沖から押し寄せた巨大な潮の塊は港近くの中心市街地を全く呑みこみ、高台の病院ですら浸水したとか。

 

もちろん私ぁあの日東京に居ましたンで、後から見た映像と記録。ボランティアに行った時に被災された方々から聞いた話と、我が目で直接見た街の様子が全てですが・・震災前の記憶とのギャップが大き過ぎて。

 

帰京してから数日はショックに震えてた覚えが有りますが、誰かに頼まれた訳でも無いのに、何年かに一度参って残骸だらけの街がドウやって復興して行くのか見届けなきゃ成らぬと、チッとも役に立たぬ義侠心を。

 

JR石巻線の終点・女川駅の横の高台に出来た新しい町役場の前に、「東日本大震災慰霊碑」が。津波等で亡くなられた854名の方々のお名前が刻まれてまして、暫し黙祷と合掌をせずに居られませんでした

 

前回参ったのは四年前だから随分経ってしまいましたが、その時は女川駅が海辺から内陸に少し下がったトコに移転して、漸く運転再開した直後でしたネ。津波でひっくり返った列車は、とっくに片付けられた後。

 

同じく津波で破壊され、見渡す限り一面とっ散らかってた家屋の残骸もキレイに撤去され、広大な空き地と成った中心街だった場所に、真新しい駅舎だけが一つポツンと建ってるのに、妙な違和感を覚えましたナ。

 

そして駅の待合室に貼られてたポスターの「わたしたちは海と生きる」の文言に、途轍もない被害を齎した、憎い筈の海から逃げずに被災前とほぼ同じトコでの再建を目指す女川の意志に、急に涙が出ましたネ。

 

海沿いの街は高台への丸ごと移転や、津波の高さに負けぬほど高い防波堤の建設を国から勧められてた筈なのに、ココは移転もせず防波堤も造らず、敢えてそのまま海と共に生きる街造りをしようとしてましたヨ。

 

前回は開業前だった、女川駅前の復興商店街「シーパルピア女川」。洒落た木造平屋建ての長屋に海産物のお店が多く入ってますが、震災前はこの辺りに駅やホームが在った筈・・今の駅が奥に見えてます

 

津波被災地の多くが指針通りに高台移転や防波堤建設をする中、果たして女川の決意は良いコトなのだろうか。大丈夫なのだろうかと未だに私ぁ心配してますが、将来を担う街の若手が話し合いをして決めた事。

 

また専門家や有識者の意見を聞いた上での覚悟だろうから、部外の寄席芸人風情の口出すコトじゃ無いですが、別の意味で心配なのが「人が帰って来ない」問題。震災前の六割強の人口に減ってしまってるとか。

 

津波で大勢亡くなられただけじゃ無く、街造り案の策定や宅地造成に時間が掛かり過ぎて、一時避難の心算で余所へ出ていた多くの元町民が痺れを切らし、そのまま町外に定住してしまった例がエラク多いらしい。

 

勿論コレも私メの心配すべきコトじゃ無いですが、勝手に見守らせて戴いてますンで・・海と共に生きる街のコレからを改めて見守らなくては!但し東京住まいじゃナカナカ参れず、でもまた参ると決意した私メです。

 

津波の恐るべき力で土台ごと引っこ抜かれ、横倒しに成ったビルが女川にゃ幾つも有りましたが、唯一保存されるのがシーピルピアと漁港の間の「旧女川交番」・・右側が地面から抜けた土台です。因みに周囲が土に囲まれてますが、コレは堤防を造らぬ代わりに街全体をかさ上げした分の高さの差で、メモリアル公園の造成が現在行われてますヨ

 

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★明日は「宮城県石巻市」への訪問記です★


(参考リンク)
★「おながわたび」女川町観光協会HP

★「海街さんぽ」石巻圏観光推進機構HP
★「女川で、おだずもっこ!」ONAGAWA DAYS HP
★「新しく生まれ変わった女川を十分に満喫しよう!おすすめ観光スポット7選」Skyticket HP
★「宮城県女川町 海と寄り添い生きてきた人々を襲った津波」NHK東日本大震災アーカイブスHP
★「海とともに生きる」iRONNA HP
★「『復興タウン』の輝きが消える日 人口減少率37%の女川町 奥尻と同じ道をたどるのか」産経ニュースHP
★「東日本大震災慰霊碑について」女川町役場HP
★「新しいスタートが世界一生まれる町へ」シーパルピア女川HP
★「女川駅前の新しい地元物産市場”ハマテラス”」せんだいマチプラHP

★「女川駅前、シーパルピア女川を散策」夫婦で世界と日本を旅する生活ブログ
★「旧女川交番(東日本大震災の震災遺構)」日本秘境探訪ブログ

★「震災の津波で横倒しになった『女川サプリメント』と『江島共済会館』」ペンギンの足跡競屮蹈
★「Gozainn」兼宮商店HP

★「女川で食べてほしい3つのグルメ」まつだのぶろぐ

(関連する記事)
★「590 【名物パン45】石ノ森センセとラムレーズン」
★「669 宮城・女川町へ行って参りました」
★「815 【やきそば48】鎮魂の灯と仙台の魔窟『北京餃子』」
★「816 【調味料類09】塩竃神社での真剣な祈りと『タインホアの天然塩』」
★「817 【お魚料理44】日本最大の練り物産地『塩竃』の、津波からの復興」
★「2305 【スナック60】更地に成った津波の街と『いさだスナック』・・女川」
★「2306 【名物パン264】海と共に生きる津波の街と『さんまパン』・・女川」
★「2307 【やきそば245】サイボーグ戦士と『茶色い焼きそば』・・石巻」
★「2308 【やきそば246】『石巻だし焼きそば』と蘇った萬画館・・石巻」
★「2698 【名物パン314】初売りを待つ大アーケードと『味噌がんづき』・・仙台」

★「2699 【麺類色々225】光のページェント2016と『仙台味噌のタンメン』・・仙台」

★「3498 【お肉料理140】伝説の第三代横綱の故郷で『仙台牛の串焼き』を・・登米」

(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(今より問題なのは、十年・二十年経って震災が忘れられる頃ですが)

女川と云えば当然「さんま」ですが、今年は異常なほどの大不漁・・秋の味覚がドウ成ってしまうのか心配ですが、同行して呉れたS氏が代りに奨めて呉れたのはコレも女川の名産「牡蠣」。震災で一時壊滅状態だったのが、同じ牡蠣の大産地・広島県の協力で復活しつつ有るとか。瀬戸内の牡蠣が赤潮で壊滅した時に宮城県が助けた恩返しでソウ成ったとのコトですが、冬の味覚の様に思えても養殖だから年中食べられますヨ。同じく名産のハマグリと共に焼き立てのを頂戴しましたが、プリプリしててアァ幸せ!奨められるがままに・・全部食べてしまいましたが、食べるコトこそが復興に繋がるとの言葉に救われた思いが。元より被災地のモノを積極的に買って食べる様にしてますが、皆さま方も食べるコトこそが復興に繋がる!宮城の牡蠣、食べて下さいナ




| 2019.09.18 Wednesday (00:15) | 宮城はいがったなや | - | - |
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| 2020.09.23 Wednesday (00:15) | - | - | - |
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