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大人の社会科見学じゃ無いですが、静岡・御前崎市の中部電力・浜岡原子力発電所へ。爆発する前の福島第一原発・三号機の原子炉建屋に入った時は白い防御服を着ましたが、今回は見学施設「浜岡原子力館」だからその必要は無し。圧巻の原子炉模型は実物大だソウですヨ
代替エネルギーが実用化されるまでは原発を使うしかない・・と私ぁ考えてますが、憂慮すべき問題の一つが核廃棄物の処理方法。放射性が高レベルの物はガラス固体化して地下深く埋める様ですが、低レベルの物はこのドラム缶内にモルタルを充填して、隔離して置いとくとか
御前崎市最大の名所は、東の駿河湾と西の遠州灘を分かつ「御前埼灯台」。明治七年(1874)に初点灯の白亜の塔ですが、市名と灯台名が微妙に違うのは・・地図を作る陸軍測量部(現:国土地理院)と、海図を作る海軍水路部(現:海上保安庁)のライバル関係に起するモノです
江戸時代の千石船が日本海側を廻った(北前船)のは、遠州灘の波が荒過ぎて命懸けだったから!その対策に幕府が設けたのが「見尾火(みおび)灯明堂」なる常夜灯の輝く建物で、今の灯台はその跡地に立ってますヨ。原始的なモノですが、船乗りには頼りに成ったでしょうネ
御前埼灯台は海抜37mの高台に立ってますンで、坂を下って水面へ参りましょ!大した高さに思えなくてもビルやマンションなら12〜3階建てに相当し、しかも海に向かって降りて行くンだから・・凄ぶるダイナミックに感じる!視界が開けた途端に濃厚な潮の香りが・・海だ海だ!
下に降りて灯台を見上げれば、明治時代に建てられた全国67基の保存灯台の中でも歴史・文化的な価値が特に高いAランク(23基だけ)に選ばれてるだけ有って、実に美しいモノに感じられますネ。ココは北緯34度35分45秒・東経138度13分36秒、静岡県の最南端の地です
そして眺める太海原・・島だらけの瀬戸内も良いけれど、水平線の彼方まで船影以外ナニも見えない太平洋は落ち着きます・・だって静岡に住んでたコトの有る私メだもの。時化てる訳じゃ無いですが、ココは何時でも波が荒くて強い潮風が吹いてますンで・・そんな風に見えます
灯台の西側はホントに長く続く砂浜で、波が荒くて強い風がいつでも吹いてるコトから・・全国からウインドサーファーが集まるだけじゃ無く、世界中を転戦するワールドカップツアーの開幕戦が今年も春にココで有りましたヨ。でも今はオフシーズン?ススキだけが風と戯れてました
御前崎は全国有数のカツオ漁の拠点ナンで、港近くの大きな海鮮施設「なぶら市場」へ参りましたら・・カツオの安いコト!静岡県はカツオを一匹単位で買うのが昔は当たり前で、季節に成ると魚屋さんの前に氷水の入った盥に頭を下に無造作に沢山放り込まれてるのがフツーでしたナ。一切れ一切れチマチマと食べるのは、今でも好きに成れません
(参考リンク)
★「いいね!御前崎」御前崎市観光協会HP
★「LIKE AN OMAEZAKI」御前崎市役所HP
★「御前崎市をとことん堪能する観光スポット11選!見どころ満載」Skyticket HP
★「浜岡原子力発電所」中部電力HP
★「浜岡原子力館」中部電力浜岡原子力発電所HP
★「浜岡原子力館に行ってきた」Luminohope HP
★「浜岡原子力発電所の使用済燃料の行方は?」中部電力HP
★「御前埼灯台」公益社団法人 燈光会HP
★「『●ン●』作りでは日本で2番目に古い!御前埼灯台」灯台へ行こうHP
★「御前崎、それとも御前埼? 崎と埼の微妙な関係」Yahoo!地図ブログ
★「見尾火燈明堂」静岡県庁・ふじのくに文化資源データベースHP
★「保存灯台」Lighthouse-JAPAN.COM HP
★「遠州灘について調べてみた」釣旅物語(山梨から一魚一会を求めて)ブログ
★「御前崎ロングビーチ」御前崎市役所HP
★「“最高の”ウインドサーフィン国際大会『IWT Omaezaki Japan Cup2019』観戦レポート!」UMICO HP
★「新鮮な魚がいっぱい!」御前崎海鮮なぶら市場HP
★「【干し芋 聖地巡礼】地元芋農家が生誕地静岡県御前崎から干し芋の歴史を紐解く【干し芋クエスト】」銀篭園 みらイモ農家HP
★「美味!御前崎の芋切り干し」みのりのちからこぶブログ
★「絶妙な粉の吹き具合だった 遠州名産 いもの花」干し芋クラブ・ブログ
(関連する記事)
★「285 【名物パン19】神奈川だけが横須賀じゃ無い・・遠州横須賀」
★「460 【スイーツ17】名誉回復はワイロ最中で・・遠州相良」
★「495 【やきそば24】遠州横須賀あとがけ焼きそば」
★「1031 【お魚料理54】どうする?浜岡原発と『サバの麹漬け』」
★「1032 【お魚料理55】御前崎で見付けた『おからなます』」
★「1348 【やきそば135】生シラスと駄菓子屋の焼きそば‥遠州吉田」
★「1349 【スイーツ76】使いづらい空港と『ブラック源氏パイ』・・牧之原」
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(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(静岡市に住んでた子供の頃は、初日の出を毎年ココで見てましたネ)
寒く成って来ると美味く成るモノって結構有りますが、中でも嬉しいのが「干し芋」。スライスした蒸かしサツマイモを寒風に晒して半乾燥させ、ソレを焙って食べると幸せな気分に成りますが、その発祥地が御前崎市だったりしますヨ。江戸時代中期に難破した御用船を助けたのが縁で、薩摩藩が門外不出の秘密としてた種芋と栽培法を授けられたンだソウですヨ。ソレを強い寒風と日照の有る気候を生かして加工したのが干し芋で、200年以上の歴史を誇ってたりしますネ。ですが「スライスされたのを干すよりも、細い芋を丸ごと干したモノの方が美味い」と私ぁ思う。ですが断面積の少ない分だけ水分が抜けるのに時間が掛るンで、お値段がチト高いのヨ!尤も時間をかけてチャンと干したのは、まるで干し柿の様に粉を吹いてて真っ白け!コレは澱粉質が糖分に変わった証拠で、判ってる人は白いモノの方から買って行く・・美味しい季節がコレから来ますゼ