きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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日本の背骨・国道一号線は東京・日本橋から572km先の大阪・梅田新道まで伸びてますが、終点まであと少しの守口市八島交差点で左手に入って行く小道が、「五十七番目の宿場」へ向かう旧東海道!

 

旧中山道板橋平尾宿の拙宅からテクテクと、都内を療法として歩き廻ってる私メです。ソレは炎天下でも雨降りでも休みなく、旅先だろうと出先だろうと構わず続けてますが、背骨の震える冬も漸く終わって一安心。

 

東京の桜の標準木「靖國神社内苑のソメイヨシノ」が昨日一輪咲いたソウで、開花宣言が今週末に史上最早で出るかもと言われてますが、キレイに咲き揃うまでの拙ブログ旅日記は山積み状態な根多の大攫え。

 

てな訳で・・先月参った上方のお噂の後半戦に入ってますが、今日は長らく宿題に成ってた大阪のナゾの解決譚を。東京生まれの講釈師の癖に私ぁ関西も好きでして、アチラの高座にも好んで上がりたがりますヨ。

 

もちろん東と西じゃお客様の気風が随分違うンで、初めはエラク面食らうコトばかりでしたが・・ハジかきベソかき、冷汗と脂汗を多分に流した結果・・大阪でも東京の高座と同じ様に読むのが一番と云う結論に。

 

東海道五十七次の最終宿「守口」は、豊臣家が滅ぼされた大坂夏の陣の翌年・元和二年(1616)に制定された宿場町で、大阪表まで僅か二里(8km)と近過ぎて・・余り栄えなかったとか。ソレでも昔の面影が

 

そんなの当り前じゃんと仰るやも知れませんが、何しろ普段と勝手の違う雰囲気の客席に呑まれがちで、アァ開き直るまでにドレだけ手間が掛かったか!尤も徒労だった訳じゃ無く、イイ意味で良い経験でしたケド。

 

後輩の誰かがコレを読んでたら、敵地で赤っ恥かくのは滅多に出来ない勉強だから、敢えて周章狼狽して欲しいと私ぁ勧めますが、そんな或る日の彼地の高座でお客さまに言われました「東海道は五十七次や」と。

 

こりゃ楽屋にお尋ね戴いてのお小言で、「東京から見たら東海道は京都までの五十三次かも知れんが、大阪から見たら京都を通り越しての五十七次が正しい」「大阪での高座の時だけはソウ言うと、皆が喜ぶで」。

 

私ぁ江戸五街道の一つ「中山道」の一番宿・板橋の住人で、同じ道の七番宿・鴻巣まで毎週ラジオDJに通って二十年少し。また東海道の十九番宿・駿府で幼き頃を過ごし、今の実家は二十八番宿・見附だったり。

 

すぐお隣りが大阪市旭区で、メトロ谷町線で梅田へ直通・京阪電車は頻繁運転と便利だから住宅地化が著しく、昔っぽい建物は宿場内でも減ってますが・・「五十七次守口宿」の幟を翻して再活用されてますネ

 

江戸から京都まで延びる二大街道に縁深く、こんな寄席芸人は滅多に居ないと嘯いてたのに・・東海道は五十三ならぬ五十七次だと!そんなの聞いたコトが無い、テンゴ言うとったらアカンがな。せやけどホンマ?

 

元来は飛鳥時代に制定された五畿七道の一つで、茨城県から三重県に至るまでの太平洋岸地域の総称で、ソコを貫くのが古東海道。ソレを徳川家康公が関ヶ原合戦の翌年、慶長六年(1601)に大整備してますヨ。

 

その際に江戸を境に東海道と水戸街道に分けてますが、朝廷のある京都と幕府のある江戸を結ぶのが最重要任務だから、宿場はその間に設けられた五十三ヵ所だけ。同じく江戸・京都間の中山道は六十九ヶ所。

 

コレは学校で教わりましたし、両街道沿いじゃ東海道五十三次・中山道六十九次と当たり前の様に称してますンで、私メらナニ疑問も無く高座じゃソウ申してました。なのに五十七次だと、宿場が四つも増えるのネ。

 

豊臣秀吉公が諸大名に築かせた淀川の堤防が京阪間の東海道だったりしますが、京阪守口市駅へ通じる道路上に架かる小さな陸橋が旧街道!今の淀川は付け替えられて遠く離れ、堤防跡は埋没してますナ

 

江戸から太平洋側を西へ進んだ東海道は、滋賀・草津宿で山沿いを進んだ中山道と合流し、大津宿を通って京都の三条大橋へ向かいます。処が五十七次だと大津から三条大橋へ進まず、同じ京都の伏見宿へ。

 

そして淀宿・枚方宿・守口宿を通り、大阪・高麗橋まで至る様。江戸・京都間だけじゃ無く、三都の残り一つ・大坂まで繋ごうと云う贅沢な旅路ですが、コレは豊臣秀吉公が整備した京街道を十数年後に加えたモノ。

 

豊臣家を滅ぼして大坂も手に入れた徳川家康公が、三都全てを自ら管轄すると宣言したに等しい東海道の拡大ですが、伏見・大阪間は陸地より淀川を船で行き来する方が便利だったンで、皆の意識に無かった様。

 

尤も東海道は五十七次で良いとして、中山道は七十三次とナゼ言わぬのかと疑問を抱きつつ、最後の宿場・守口を初めて歩いてみましたが、取り合えず納得したンで「大阪じゃ東海道五十七次や」と申せそうです。

 

今回学んだもう一つは・・世界一長い大根「守口大根」は守口市の特産じゃ無く、守口漬けは名古屋名物なコト!守口市駅前の京阪百貨店で売り子さんに教えられましたが、ほなこのマンホールの絵柄はナンやねん!勘違いするやん!元はこの辺りで採れてたモノらしいですが

 

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★明日は「大阪府大阪市天王寺区上本町」への訪問記です★


(参考リンク)
★「守口観光ガイド」守口市役所HP
★「号外NET守口・門真」本気メディアHP
★「寺社を巡る守口市のおすすめ観光スポット4選!淀川河川公園で遊ぼう」skyticket HP
★「本当に"五十三"であってる?知ったかぶると恥をかく『東海道』」BEST TiMES KKベストセラーズHP
★「東海道57次と京街道 京街道って何だろう?」風人社の窓HP
★「東海道五十七次と大津宿・伏見宿・淀宿・枚方宿・守口宿」京阪電車HP
★「『夏の陣』直後、京から延伸 東海道五十七次 大坂へ
1」日本経済新聞HP
★「文禄堤の面影を偲んで京街道・守口宿を行く」京阪奈ぶらり歴史散歩HP
★「京街道を歩く・守口の文禄堤」十三のいま昔を歩こうブログ

★「守口の古い町並み」一路一会HP

★「発酵まで『おもろい』! 大阪の謎の漬物を探せ!」アマノ食堂HP
★「オオサカハイボール ひやし飴風味」合同酒精・オエノングループHP
★「関西の懐かしの味を初体験!『オオサカハイボール ひやし飴風味』を飲んでみた!」エキサイトニュースHP

★「オオサカハイボール 冷やし飴風味 を飲んでみた。」新発売の缶ビール、新ジャンル、缶チューハイをすぐ飲むブログ

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(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」


(せやけど大阪以外では『東海道五十三次』の儘で行かせて貰います)

守口漬けは守口じゃ漬けられてないコトに衝撃を受け、ならば他にナニか珍しいモノは無いかしらん・・と京阪百貨店や守口市駅周辺で探してみたモノの見付からず、そこで大阪の名の付く珍しい呑みモノで御容赦を。地方のナゾな缶チューハイを多数出してる合同酒精さんが、大阪をイメージして作ってみた「オオサカハイボール」・・驚くコトに「ひやし飴風味」!ひやし飴って関西人や関西好き以外にゃ余り馴染みが無いですが、麦芽で造られた水あめをお湯で溶いてショウガの絞り汁を加えた呑みモノで、夏は冷やして・冬は暖かなまま飲みますが、アチラでは至って当たり前の滋養飲料。立場的には麹由来の甘酒に近いですが、ソレを缶入りハイボールにしちまおうと云うのが実に乱暴で、黒糖的なしつこい甘さの中に生姜が効いてて・・少しも爽やかな感じがしませんが、ひやし飴を知ってる人ならアァ成る程なのかも。美味いかドウかと云うよりも、こんなモンを企画した人が素晴らしい!製品化した合同さんもスゴイです




| 2020.03.12 Thursday (00:15) | 大阪市以外も大阪府 | - | - |
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| 2020.07.08 Wednesday (00:15) | - | - | - |
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