右も左もドッチも河原。こう云う広大な場所を通って行くと、埼玉・川島町はホント「川の島」だと実感します。ちなみに右は荒川、左は入間川
東日本大震災の被災者の方々に、謹んでお見舞い申し上げます。一日も早く復興成ります事を期待してます。今はカラ元気を出して乗り切ろう
今日は賢い人の話でございますが、その前に一言「暑いですなぁ」。こう暑いとマトモな事をチットも考えられませんで、阿呆な事ばかり考えてますヨ。ま、阿呆な妄想は毎度の事ですから、その点だけは通常運転ナンでしょうケド。
でも頭は通常運転でも体は猛暑に負けかかってる様で、つい涼しいモンを食いたがる。何事も過ぎたるは‥なのは判っちゃ居るンですケド、もぅ駄目だ。今日のお昼も素麺にしよう!いや江戸前に盛り蕎麦にしよう!冷麦でもイイ!
ですがザル系は麺自体は違っても「つけ汁」は同じ様なモンで、鰹出汁とか昆布出汁とか目先を変える様にしてますが、ソレも限度は有りますし‥。だからと云ってウスターソースとかトマト味と云う訳にもいかんし‥ナニか無いか?
そんな和麺の夏向けの新しい「つけ汁」を、知らざぁ言って聞かせやしょう(偉そうだなぁ)。埼玉県・川越市の隣り町で、人口二万強の田圃ン中の街・川島(かわじま)町が、四年位前から街興しとして売り出してる「すったて」でさぁ。
證券四強だった「日興證券」の創業者、遠山元一翁はこの町の出身。芸術品収集家だった翁が再興させた生家が、美術館として残ってます
その「すったて」とは「冷や汁」をつけ汁にした饂飩で、冷や汁は宮崎県とかで良く食べる「味噌汁ぶっかけ飯」ですナ。本来ならば御飯に掛けるべき味噌ベースの汁を、醤油ベースのつけ汁代わりに使った埼玉中部の伝統料理。
関東の大河・荒川を挟んで川島町と向かい合う鴻巣市に、私ぁ毎週ラジオの生放送の為に参って居るンですが、その放送局の局長曰く「『すったて』とは呼ばなかったケド、冷や汁うどんなら子供の頃から食べてた」だ、ソウです。
ローカルフードと云うモノは、極一部の狭い範囲のみの局地的なモンも多いけど、大抵は地域・地方毎に広く存在するモノで、ソレを我が町の「街興しの目玉」「B級グルメ」として売り出す為には、周辺町村を出し抜かにゃ成らぬ。
川島町の一体ドナタが声を上げたのか存じませんが、自称「都会に一番近い農村」なココは目玉として「すったて」を売り出して、少しずつブレーク中!着眼が良かったと云うか、行動が機敏だったと云うか、賢い人が居た様です。
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★明日は「長野県南佐久郡小海町」への訪問記です★
(参考リンク)
★「川島町観光ガイド」川島町商工会HP
http://www.kawajima.or.jp/kankou/
★「郷土料理すったて」川島町商工会HP
http://www.kawajima.or.jp/suttate/
★「夏の冷や汁〜宮崎と埼玉」後藤真樹写真事務所ブログ
http://gotophoto.zauho.com/kyodo/2010/07/-1.html
★「美術館と昭和初期の邸宅、庭園が楽しめる癒しの空間」遠山記念館HP
http://www.e-kinenkan.com/
(正直言ってナンも無い川島町も、高速道路のICが出来てから変化中です)
これが「すったて」。お味噌と胡麻を良く摺って、胡瓜やら茗荷やらイロんな夏野菜を加えて又摺って、井戸水を加えて溶いた付け汁に、東京多摩地方〜埼玉全域の名物「武蔵野うどん」の麺をつけて召し上がれ
646 【麺類色々38】暑い日は川島町の「すったて」
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