ココは「鈴ヶ森刑場」じゃござンせん、南品川「既成山願行寺」サンの縛られ地蔵です。願掛けをした人はこのお地蔵サンの御首を持って行って良いらしく、願いが叶ったら御首を二つお納めする事に成ってるソウです
東日本大震災の被災者の方々に、謹んでお見舞い申し上げます。一日も早く復興成ります事を期待してます。今はカラ元気を出して乗り切ろう
私メも高座で時折読みます、講談「大岡政談〜縛られ地蔵」のお地蔵サン捜しの三回目でございます。私ぁてっきりソレは葛飾区水元の南蔵院のお地蔵サンだと思ってましたが、調べてみたら文京区茗荷谷の林泉寺にも在った。
で、林泉寺サンへ参りましたら「縛られ地蔵は江戸に三つ在った」と記されてまして、私ぁ頭を抱えちまったと云うのが昨日までのご報告でございます。その三体目のお地蔵サンは、品川区南品川の願行寺サンに在られるとの事。
もうコウ成りゃ乗りかかった舟だ!行って見てやろうじゃ無ぇかと半ば自棄に成り、向かいましたのは東海道の首宿「品川宿」。私メが住まいするのは中山道の首宿「板橋宿」で、何れもお江戸日本橋から最初の宿場と云う意味。
板橋が「平尾(私ぁココに在住)」「仲宿」「上宿」の三つで出来てる様に、品川も「徒歩新宿」「北品川」「南品川」の三つから出来てまして、願行寺サンは南品川に属するらしい。処がお寺だらけで、辿り着くのに手間が掛かりました。
日本最大の幹線道路だった東海道は、昔のままの幅で品川宿に残ってます。この写真の場所は北品川ですが、もう少し行けば南品川。整備具合は板橋宿と似たレベルでも、コッチの方が華やかに見えるのはナゼ?
京都・南禅寺の境内を「疎水」が高架橋で横切ってますが、願行寺サンは境内の真ン中を「カッ飛び列車」京浜急行の線路が高架橋で貫いてまして、エラク不思議な雰囲気。五百五十年ほど前の創建だソウで、結構広いお寺だ。
お寺北側が「第一京浜道路(国道十五号線)」で、私ぁソレを良く通るンですが知らンかったナ。ココにも縛られ地蔵が在ったとは‥。正に京急の高架の下にお地蔵サンが居られるンですが‥おや?荒縄での縛り具合が足りないぞ。
葛飾と茗荷谷のお地蔵サンは、荒縄で縛る事によって願を掛ける事に成ってンですが、コチラさんのは願の掛け方が違うらしく、御首を持ってって良いらしい。そして願いが叶ったら、持ってったのと新しいのと御首を二つお納めする。
へぇソレは面白い、だもんで荒縄は格好付け程度に縛られてる訳か。でもソレのドコが縛られ地蔵なのか?謎は深まる一方ですが、この願行寺サンは大岡政談の「お」の字も出しちゃ居られませンので、悩むのを止めた私メでした。
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★明日も「東京都品川区品川宿」への訪問記です★
(参考リンク)
★「品川区 願行寺」POTAL TOKYO HP
http://www.portaltokyo.com/guide_23/contents/c09012gankou.htm
★「既成山願行寺」歴史の足跡HP
http://orange.zero.jp/kkubota.bird/gangyouji.htm
★「ローカル食選手権・常盤軒そば処の品川丼」通販生活HP
http://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/local_foods/tokyo/don_03.html
(「大岡政談〜縛られ地蔵」のお話は、中国・宋の説話を元にした虚構です)
品川宿は京急「北品川駅」「新馬場駅」からどうぞ。JR品川駅は品川区じゃ有りませんのでご注意を!アソコは港区ですからネ。そんなJR品川駅の山手線ホームで名物の「品川丼」を。立ち食いソバ用のかき揚げを御飯に乗せただけのチープな食い物ですが、この安っぽさが懐かしい
764 【お米料理52】品川の縛られ地蔵と「品川丼」
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