日本海に突き出した、島根半島の最西端・日御碕(ひのみさき)。この灯台は石造りのモノとしては日本最大だソウで、高さ約44m。ただ風が強くてもう寒くて‥とてもとても上がろうと云う気には成れませんでした
東日本大震災の被災者の方々に、謹んでお見舞い申し上げます。一日も早く復興成ります事を期待してます。今はカラ元気を出して乗り切ろう
島根県東部(出雲地方)巡りは続きます。昨日ご案内の出雲大社サマへ参る度に私メが驚きますのは、参拝者用駐車場のナンバーの多彩さ。フツーの神社やお寺ですと、ドウしても地元ナンバーが殆どに成りますが、ココは違う!
北は北海道から南は九州各地まで、方々のナンバーがホント沢山。参りました日に沖縄ナンバーだけは見付けられませんでしたが、全国からお参りに来てる!ソレだけ深い信仰に値する神社と云う事ナンでしょうナ、大社サマは。
この出雲大社サマと同じ「大社町(知らん内にお隣りの出雲市に吸収されてましたが)」に、「日御碕」と云う景勝地がございまして、両方をセットにして観光される方が多い。確かに私メも二十数年前に両方参った記憶が有ります。
ソコは日本海に突き出た岬で、夕焼けの綺麗さで知られた場所。大社サマの参拝を終えますと黄昏近くでしたンで、折角来たンだし行こうじゃ無ぇかと寒風吹き荒ぶ中、日御碕へとレンタカーのハンドルを握る私メでございました。
「神々の黄昏」と云う感じが致しますナ。流石に「日暮れ」を祀る神社の在る場所だけ有って、ホント夕焼けは綺麗でした。でも寒くて寒くて‥。太平洋側で育った私メにゃ、晩秋から冬に掛けての日本海側はキツイ
夕焼けが綺麗なトコでして、古の人はソレに「神の存在」を感じたンでございましょう。ココには日御碕神社と云うお社が在りまして、二つ有る本社の片一方が「日沈(ひしずみ)」の宮」と言う。勅命により千年以上も前に創建された。
平城京・奈良や、平安京・京都と云った「畿内」が都だった朝廷は、太陽が昇って来る方向(=伊勢国、今の三重県)に「昼間を祀る」伊勢神宮を置き、そして太陽の沈む方向(=出雲国)に「日暮れ以降を祀る」日御碕神社を置いた。
コレだけ情報が氾濫してるのに、多くの関東人が関東以外は今も知らない様に、平安の貴人にとって出雲国が「知識の範疇」の西端だったンでしょうナ。また電灯の無い昔ですから、日暮れ以降は夜明けまで基本的に真暗がり。
私メらだって、「漆黒の闇」に放り出されたら身が竦む。ましてや迷信深い平安の御世、恐怖はもっと深かった筈。こりゃ専門の神社でも作らにゃ、不安で堪らンかったでしょうネ。日本海に沈む夕陽を見、そんな事を考えてました。
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★明日は「島根県松江市十六島湾」への訪問記です★
(参考リンク)
★「MISAKIまるかじり」出雲観光協会日御碕案内所HP
http://hinomisaki.com/
★「出雲観光ガイド・日御碕灯台」出雲観光協会HP
http://www.izumo-kankou.gr.jp/677
★「出雲観光ガイド・日御碕神社」出雲観光協会HP
http://www.izumo-kankou.gr.jp/678
★「島根県の美食『板わかめ』とは」OKガイドHP
http://okguide.okwave.jp/guides/44001
(昔の人には「夜明け=希望」「日暮れ=絶望」を現すモンだったンでしょうナ)
日御碕神社では「和布刈(めかり)神事」と云う、ワカメを刈り取る有名な行事が旧暦正月五日に行われるソウで、昔からワカメの産地ナンだそうナ。この「板わかめ」と云う不思議なモノが島根県の名物でございます
789 【お魚料理41】日暮れを祀る神社と珍味「板わかめ」‥日御碕
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