まるで夏みたいな景色ですが、実際は晩秋の岡山・蒜山高原。ココはスキー場も在る位に寒い場所ナンですが、今年の秋は暖か過ぎると見えて、紅葉は大して進んでませンでした。でも風はホント冷たかったねぇ
東日本大震災の被災者の方々に、謹んでお見舞い申し上げます。一日も早く復興成ります事を期待してます。今はカラ元気を出して乗り切ろう
「B級グルメ」なる奇怪な言葉が、世間を跋扈する様に成ったのはココ十数年でございますナ。前世紀の末にゃ確かに聞いてましたンで、恐らくその位の事ナンでしょうが、私ぁ正直コレの流行を苦々しく思って居るンでございます。
コレでも私ぁ映画少年を気取ってた時期が有りまして、しかも文芸大作やハリウッドの超大作は余り見ず、仲間内で云う「バカ映画」が大好きと云う愚かな若僧でした。「カブキマン」を始めて見た時の衝撃は、今でも忘れません。
「予算が無いから立派なモンは撮れン→知恵を絞っても、マトモじゃ無いモノに成っちまう→それでも喜ぶお馬鹿な客が少なからず居る→でも儲からンから、次回作の予算は増えない」てな悪循環で、バカ映画は出来上がります。
ソレでも製作者の「志」だけは凄まじく、何らかの形でメジャー映画会社に認められ、多くの予算を与えられる一流監督に成った人も珍しくございません。尤もソンな人は極めて稀で、フツーは「志の空回り」だけで終わるンですケド。
このトーテムポールみたいのは、「スイトン(粋呑)」と云う蒜山高原に古くから伝わる妖怪。悪い奴が跋扈してますと、此奴が空から飛んで来て喰われちまう‥と伝わってるそうナ。高原の各地に此奴は建ってますゼ
そう云うバカ映画は「B級映画」と以前から称されてまして、映像畑出身のライター連中がソコから換骨堕胎して使ったのが、今日の「B級グルメ」てェモンだと私ぁ思ってますヨ。但し名前は似てますが、「志」の面で似て非なるモノ。
映画の方はどんなにサイテーな出来でも、少なくとも製作者の「闘志」が感じられます(例外は有るけど)。一方グルメの方は「売らんかなの商売っ気」しか感じられないモノが殆どで、特に新規開発したモノは「志」がC級D級ばかり。
新規開発したモンを売り出そうとしてる某県某市の、観光協会のお偉いサンと話した時に「数年コレで凌げりゃイイ」と仰ってたのが、妙に印象的に憶えてますヨ。ソレじゃ街興しは出来ンでしょ、地方商店街の延命策と一緒じゃん。
新規開発が悪いとは申しませんが、余所者の目を入れ自分達じゃ気付き辛い、故郷のローカルフードを発掘しましょうヨ!今年のB級グルメ全国大会で優勝した「ひるぜん焼きそば」を蒜山で食べながら、ソウ思ってた私メでした。
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★明日は「謎の金曜日 第647回/第648回放送」の記録です★
(参考リンク)
★「ひるぜん高原へいこう」蒜山観光協会HP
http://www.hiruzen.info/
★「蒜山の怪物 スイトン」蒜山観光協会HP
http://cms.top-page.jp/p/maniwa/hiruzen/5/4/5/
★「2011B−1グランプリ優勝」ひるぜん焼きそば好いとん会HP
http://www.hiruzen.info/yakisoba/
(関連する記事)
★「目次 【やきそば】シリーズ」
http://rifuh.jugem.jp/?cid=33
(『ひるぜん焼きそば』は元々ココに在ったのを、発掘して来たモノだソウです)
具はキャベツと親鶏肉のみ、味付けは味噌ダレ(若田のタレ?)やジンギスカンのタレ。発掘されたのは2003年だソウですが、まずは御目出度うございます。私メにゃ一寸味がきつかったですが、確かに美味い。だけど「よるぜん焼きそば」まで作ったのは‥悪乗りし過ぎじゃないか?
774 【やきそば44】スイトンと「ひるぜん焼きそば」
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