徳島・貞光町(現つるぎ町)の「二層うだつの街並み」は全国でも珍しい、チョー豪華な建築装飾群。別に無くたって構わない「うだつ」にコレだけ力を入れられたとは、この街はドレだけの栄華を誇ってたンでしょうか?
東日本大震災の被災者の方々に、謹んでお見舞い申し上げます。一日も早く復興成ります事を期待してます。今はカラ元気を出して乗り切ろう
四国最大の川・吉野川沿いに在る、徳島・貞光(さだみつ)町と云うトコへ行って参りました。数年前に近隣町村と合併し、剣山と云う秀峰の麓だから「つるぎ町」に成った、人口一万強の小さな町。私ぁ生まれて初めて参りました。
合併相手の半田町は、西日本じゃ結構有名な「半田そうめん(東京でも時々売ってる)」の産地だから存じてましたが、貞光町までは知りませんヨ。でも今回たまたま訪れて、一発で気に入っちまいましたヨ。いや凄いトコなのサ。
「坂東太郎」利根川と「筑紫次郎」筑後川に並ぶ、名に負う「四国三郎」吉野川ですから流域は古くから良く栄え、趣き深い街が多い。中でも北岸の脇町(現:美馬市)が好きで、知り合いの出身地だったりするンで何度も行ってる。
この脇町は、歴史から綺麗に忘れられてた昔の街が再発見され綺麗に整備され、「うだつの街」として売り出してます。敬愛する放送作家で、語源ハンターのわぐりたかしセンセ曰く、「卯建の上らない」と云う言葉の発祥地だとか。
葉たばこの集積場として栄えた貞光にゃ、秀逸なモンが結構有ったりします。「金露梅(きんろばい)」と云う剣山の高山植物を模ったこのお菓子は、手亡豆(白いんげん豆の一種)を材料にチョコを掛けた可愛らしいモノ
センセと「脇町はいい」「脇町のうだつは上ってる」と大酒を呑み、二人で脇町臨時応援隊を結成した事もございましたが、センセ申し訳無ぇ。吉野川の対岸に、もっと凄いトコを見付けちまった。脇町より遥かに豪華な街が在ったヨ。
ソレが貞光町。「二層うだつ」と云う、チョー豪華な装飾を付けた古い建物群がソコに在る。「うだつ」と云うのは隣家との境に付けられた防火壁の事で、別に無くたって全く困らない飾りでございます。金持ちしかフツーは付けン。
うだつ付きの立派な建物が四百m以上整然と並ぶのが脇町の良いトコで、センセと私メの結構汚れた心を鷲掴みしたンですが、貞光町のは無駄の上に無駄を重ねたと云うか‥、うだつが二層式に成っててナント屋根まで付いてる。
凄い!ドウしてこう云う方向に情熱が走っちまったンだろうか?余程お金が余ってたか、ソレとも貞光人は見栄っ張りなのか?或る程度の無駄は社会の潤滑油ですが、ココまで来ると「見上げたモンだヨ」。度肝を抜かれた私メです。
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★明日は「徳島県鳴門市」への訪問記です★
(参考リンク)
★「うだつのまちなみ」つるぎ町役場HP
http://www.town.tokushima-tsurugi.lg.jp/sadamitsu/udatsu.htm
★「つるぎ町観光ページ」四国ネットHP
http://shikoku-net.co.jp/tokushima/kankou/mimagun/tsurugikankou.htm
★「名物 金露梅」あづまや製菓HP
http://kinrobai.com/
★「田舎へぎ餅」阿波ういろうのふじやHP
http://www.uirouya.com/wagashi/wagashi005_ohegi.html
(街が狭くて、生活道路と観光歩道とを別けられないのが難点でございます)
貞光町だけじゃ無く、ドウやら徳島県全域に有るらしい「おへぎ」。阿波言葉じゃ「剥ぐ」を「へぐ」と言うソウで、お餅をへいで作ったお菓子だから「おへぎ」と成る訳だ。イロイロ味が有るンですが、コレは「黒糖入り・雑穀おへぎ」。でも甘さが殆ど隠れて、上品なクッキーと云った味わい(間違い無くおかき・あられの類ナンですが)。コレを常備品にしたい位です
859 【煎餅お餅14】「二層うだつ」の貞光町と、徳島名物「おへぎ」
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