きこしめす講釈師

寄席芸人 講釈師(講談師) 神田 鯉風 の「毎日更新続行中」な旅日記でございます。
大体五百円程度の範囲で、セセコマしい雑多な勝負を連日連夜繰り広げております。
二週間から一月ほど前のお出掛け報告が殆どですが、どうかご容赦下さいます様に。
取り上げましたお料理やお店の詳細は、「参考リンク」をご覧戴きます様に願います。
「 心から こころの鬼に せめられて 身のおきどころ なき人もあり 」 by 糟谷 磯丸
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084 2010年01月の目次


正月明け、秋田・玉川温泉からの帰り道。ホント物凄い雪だったンです

31日更新 084 2010年01月の目次
31日更新 083 【スイーツ03】ぽけっと講談「ありあけのハーバー」
30日更新 082 【粉なモン03】おいしいシウマイ、きよ〜けん
29日更新 081 【粉なモン02】げに恐ろしきチャルメラシューマイ
28日更新 080 【お鍋料理03】東北だけでなく、愛媛でも芋は煮る

27日更新 079 【お鍋料理02】河童センセのピェンロー鍋
26日更新 078 【麺類色々04】海峡を越えて札幌ラーメンはこう成った
25日更新 077 咸臨丸、北の大地の始発駅に沈む

24日更新 076 ここは北の大地の始発駅・木古内
23日更新 075 なぞの金曜日 第553回放送
22日更新 074  【やきそば06】横手の焼きそば・チルド版
21日更新 073 【今川焼き01】足利名物パンヂュウは一個三十円
20日更新 072 
彼は今日も黙々と・・転げ廻るのだ
19日更新 071 どっちが素敵か?銀座と金座
18日更新 070 【団子饅頭01】伊勢のなが餅、高虎ゆかり
17日更新 069 なぞの金曜日 第552回放送

16日更新 068 【名物パン06】水郷のモコモコしたボーロ
15日更新 067 拝啓、忠敬センセ。まだ歩いて居られますか?
14日更新 066 
【麺類色々03】雪の日は卵かきまぜチータンタン!!
13日更新 065 【名物パン05】コッペパン一つ1000kcal以上…
12日更新 064 【名物パン04】盛岡には福田パンが有る!!
11日更新 063 雪は降る降るドコモまでも(後)
10日更新 062 
雪は降る降るドコモまでも(前)
09日更新 061 なぞの金曜日 第550回/551回目放送
08日更新 060 【やきそば05】真庭名物ひるぜん焼きそば・チルド版
07日更新 059 【ご近所めぐり03】講釈師、久し振りに職質される
06日更新 058 【ご近所めぐり02】新撰組、板橋に滅ぶ・・
05日更新 057 
【ご近所めぐり01】中山道には六十九も宿場がある
04日更新 056 
那須与一は神田の生まれだってねぇ
03日更新 055 
【お米料理02】お狐サマは本当に油揚げが好きか?
02日更新 054 お狐サマとの遭遇、しかも大勢
01日更新 053 [2010新正月] 新年快楽!恭喜發財!

2010年01月は、以上32本の記事を掲載いたしました。
予定を上回る毎日更新のペースで今のところ進んでおります。
飽きるか忙しくなるまでは、毎日更新はどうやら続きそうです。

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| 2010.01.31 Sunday (23:59) | 月ごとの記事まとめ | - | - |
083 【スイーツ03】ぽけっと講談「ありあけのハーバー」


シウマイを買いに行ったついでに、あぁ懐かしの「ありあけのハーバー」

パンパン。今日は一席の復活のお噂を申し上げます。失敗しても挫けずに、渾身苦労の末見事復活すると云うのは、とかく講談として喜ばれる題材でございますが、本日のお噂は人では無く、お菓子復活のお噂でございます。

パンパン。日本全国津々浦々に夫々自慢の名物は有るモノでございますが、人の半数は女性でございまして、甘い名物が特に好まれる様でございます。西のカステラ、東の羊羹。京都自慢の和菓子ナド、日本の誇りでございます。

パンパン。さて今や日本第二の都市と相成りました、ミナト横浜自慢の甘い名物と申しますと、そりゃ「ありあけのハーバー」と云うのが相場ナンでございます。崎陽軒のシウマイとハーバーは、誰も喜ぶ横浜土産でございますナ。

パンパン。処が一時ソウじゃ無かった時期が有る。いや不味くなって評判が悪くなったとか、高飛車に成って敬遠されたとか云う訳じゃなく、ハーバーを皆がどんなに欲しても、手に入らなくなった時期が有ったンでございます。


お久し振り〜ねぇ、貴方に会うなんて。アレから何年たったのかしら〜

パンパン。そもそもは横浜鶴見区の有明製菓が戦後発売したこのハーバー。ハマの港(ハーバー)に投錨する客船をモチーフに作られた栗入り焼き菓子でございまして、CMソングによって多いに知られ、多いに好まれてたンですヨ。

パンパン。処が好事魔多し。本業に精を出してさえ居れば良かったモノの、時はバブルで日本中が浮かれてた時代。止せばイイのについ調子に乗り、不動産に手を出したのが間違いの始まりでございまして、後は奈落の底へ。

パンパン。虚業の儲かる筈も無く、終いにゃ本社・工場・商標と借金の形に取られてしまい、白旗掲げて会社は消滅。皆がどんなに欲しても、哀れなハーバーは記憶の彼方で懐かしむばかり。つまり無くなっちゃったンですヨ。

パンパン。処が白馬の騎士が現れて、「我らのハーバー殺しちゃ成らぬ」と新たな会社を設立し、商標買取り設備も整え二年の星霜はや越えて、見事復活「ありあけのハーバー」。かくて名物は守られたと云う一席。パンパン

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★明日は「青森県黒石市の名物料理」を作ってみます★

(参考リンク)
★復活横浜銘菓「ありあけのハーバー」ありあけHP
http://www.ariakeharbour.com/
★関内日本大通り「ありあけ本館ハーバーズ・ムーン」HP
http://www.harboursmoon.com/

(ナンだかチョット味が変わった様な気もするンですが・・気のせいかなぁ)

横浜スタジアム側の「ありあけ本館ハーバーズ・ムーン」。オシャレ!!




| 2010.01.31 Sunday (07:29) | 横浜に優るあらめや | - | - |
082 【粉なモン03】おいしいシウマイ、きよ〜けん


崎陽軒のシウマイ。冷めてても美味いけれど、暖めたらもっと美味い!!

前回の記事で崎陽軒のシウマイについて書いてましたら、ナンだか猛烈に堪らなく狂おしい程にシウマイが食べたく成ってしまいましたので、私ぁ寒風吹き荒む中わざわざ横浜まで買いに行って参りましたヨ。ホント暇ですねぇ。

他社の「シューマイ」とか「焼売」では駄目ナンです。コレはやはり横浜駅前崎陽軒謹製の「シウマイ」で無ければ・・。この愚かさ極まるブログをご覧の関東〜静岡辺りの方ならば、「そうだそうだ」と賛同して下さると思うンです。

我らにとって崎陽軒サンは、豚まんでお馴染み大阪「551蓬莱」サンの様なモンとでも云えば関西の方はナンと無くお判り戴けるかと存じますが、横浜駅前のみならず、都内各デパートの地下にも出店が在るンで近しいンです。

ナンでも創業者が長崎の出身だったらしく、長崎市の美名「崎陽(きよう)」にちなんで社名を付けたンだとか。鎌倉のコトを「柳の都」とか言う様なモンでございますナ。もう百年以上の老舗で、「真空パック」と云う言葉の発明者。


ひょうちゃんから醤油を差し、「シウマイ旅情」を唄い乍ら食べましょう

通称「ひょうちゃん」と云う、瓢箪型の陶器製醤油差しが付いて居るのがまた嬉しく、青森市のどの御家庭の裏庭にも帆立の貝殻が山を成して居る様に、関東〜静岡辺りの御家庭にはひょうちゃんがきっと山成してる筈ナンです。

さて横浜駅前には駅弁屋に相応しく、崎陽軒サンのビルが堂々と建ってるンですが、そのビルの上層の階には結婚式場がございまして、崎陽軒特製の中華料理を主体としたお料理で、披露宴をする事が出来るンでございますヨ。

その崎陽軒の披露宴の目玉と云うのが「ウェディングケーキ入刀式」ならぬ、「ジャンボシウマイ入刀式」ナンだそうですナ。新郎新婦がナイフを入れると、巨大なシウマイの中から小さなシウマイがゴロゴロ沢山出て来るンだってさ。

ソレをもっと前から知ってたら、私ぁココで披露宴をやってた筈なのに・・。尤もそう云う事は(嫁サンの希望も有りまして)「真打昇進披露パーティー」だけでもう十分と、私ぁやらなかったンでございますが。でも、もう一回しようかな。

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★明日も「神奈川県横浜市」への訪問記です★

(参考リンク)
★「崎陽軒本店のウェディング」崎陽軒HP
http://www.kiyoken.com/wedding/honten/h_index.html
★「ひょうちゃんができるまで」エキサイト・ニュースHP
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091103698342.html

(披露宴はともかく、シウマイ入刀式だけやらせて貰う訳にゃいかんだろうか)

この「ひょうちゃん」はゲートボールかな?それともグランドゴルフかな?




| 2010.01.30 Saturday (07:33) | 横浜に優るあらめや | - | - |
081 【粉なモン02】げに恐ろしきチャルメラシューマイ


コレが問題のチャルメラシューマイなんですヨ。材料は主に玉葱と澱粉

日本人はホント中華惣菜が好きでございますヨねぇ。肉饅・餃子のみならず、漬物・お菓子の類まで。中でも「焼売」も好きですヨねぇ。私メにとって焼売と云いますとまず思い浮かぶのは、横浜駅崎陽軒特製の「シウマイ」ですナ。

アレは飽くまでも「シウマイ」で有りまして、「焼売」や「シューマイ」とは言わないンですが、関東〜静岡辺りの人ならば大体誰でも好きですヨねぇ、崎陽軒。横浜のお土産と云えば、崎陽軒のシウマイだった人はきっと多い筈です。

崎陽軒サンのシウマイは元々駅弁のオカズの一つですンで、冷めてるのを前提に作って有るらしく、材料の一つ・帆立の風味が食欲を誘います。あぁ書いてるだけで、私ぁナンか食べたく成って参りました。シウマイ喰いてぇ!!

崎陽軒のシウマイと云えば、そのCMソング「シウマイ旅情」が思い出される訳でして、思わずこの名曲を口づさんでしまう人も多いと思うンですヨ。ある夫婦の歩みと純愛を語ったこの「シウマイ旅情」は、ホント名曲なんですヨ。


一見フツーのシューマイに見えますが、ソースを掛けて食べるらしい・・

私メは横浜市歌は無理ですが、シウマイ旅情は諳んじて唄えるンです。長野県民が「県歌・信濃の国」を唄える様に、横浜市民は「横浜市歌」を皆唄えるらしいですナ。私メはシウマイ旅情と「ありあけのハーバーの唄」なら唄える。

そのシウマイ旅情は「おいしいシウマイ、きよ〜けん」と云うフレーズでして、どう云う歌詞なのかはご自分でお調べ戴くか(JASRACが煩いのヨ)、私メが酔っ払い調子に乗って唄い出すのをお待ち下さいませ。何時でも唄いますヨ。

さて焼売と云うのはお肉沢山ジューシーなのが相場でございますが、世間には全く違うのも存在するンですヨ。それが群馬東部〜栃木西部のいわゆる両毛地域のみに存在の、誰が名付けたか「チャルメラシューマイ」なんです。

主な具は玉葱と澱粉。多少はお肉も入ってる様ですが、暖めると中身は半分透明な位に真っ白け。ナンだか澱粉で作ったお餅を食べてるみたい。それを醤油では無く、ソースを掛けホフホフ食べる。世間には不思議が尽きません。

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★明日は「神奈川県横浜市」への訪問記です★

(参考リンク)
★「横浜名物シウマイの崎陽軒」HP
http://www.kiyoken.com/
★「横浜市歌」横浜市生涯学習ページはまなびHP
http://hachihaya.net/H_Kanko/contents/Hassyoku.html
★「チャルメラシューマイ、再び」Cocktail&Dinig Peace piece HP
http://blogs.yahoo.co.jp/satomi_xxkg/59818919.html

(なんでチャルメラシューマイって云うンですかねぇ。謎は深まるばかり)




| 2010.01.29 Friday (12:52) | そりゃ栃木がいいべ | - | - |
080 【お鍋料理03】東北だけでなく、愛媛でも芋は煮る

       
東北でも似た様なのは有るが、愛媛内子町の山彦サン「いもたきだし」

或る地方だけの行事習慣と云うモノは、ホントに多いモンでございます。ソコでは当然常識なコトなのに、いざお隣りの地方へ行くと全く知られてない/行われてないコトは随分と有るモンです。狭い様で日本は広いですから・・。

北海道では「観楓会」と称し秋に泊り込みの宴会をしますが、本州以南では全くやりませんヨね。コレは随分と楽しい習慣ナンですが、全く北海道限定。一般的な紅葉狩りとは全く違います。冬の長い北海道ならではの習慣です。

同じ様に冬の長い東北地方では、秋に成りますと大勢が外に集まって宴会する行事習慣がございます、通称「芋煮会」。コレもまた随分と楽しい習慣でございまして、東北六県ほぼ全ての広場や河原で行われて居る筈ナンです。

この習慣を初めて知ったのは、二十年近く前の仙台のタウン誌でしたねぇ。各ビール会社が「芋煮会にビヤサーバー貸し出します」的な広告を大きく出してまして、私ぁ初めの内は戸惑いましたがいざ参加してみると楽しいンです。


愛媛では白玉団子を入れて炊くンですなぁ。コレが不思議と美味いのヨ

里芋を使うと云う点では一緒ナンですが、不思議なコトに各県ごとに細かい違いが有りまして、入れる肉は鶏か豚か牛か魚か。味付けは醤油か味噌かそれともミックスか。ソレを組み合わせまして、郷土伝統の味が出来るのネ。

秋に成るとコンビニ等の店頭に堆く薪が積み重ねられ(暖房用じゃ無いヨ)、人々がソワソワし出す・・、いい習慣だなぁ。出来れば一年中宴会して居たい私メには春の花見だけで無く、秋も宴会する口実が有るのは何トモ羨ましい。

西日本ではナゼか愛媛県に「いも炊き」と称する、既に三百年以上も昔から行われて居る類似(失礼!!)の行事が有るそうナ。愛媛では専門業者さんが場所の提供と、ある程度の準備をして呉れるらしいンで楽が出来そうです。

こちらには残念乍らまだ参加した事が無いンですが(誰か呼んで!!)、恐らく芋煮会と同じ様に楽しい習慣なんでしょうナ。本来は中秋の名月前後に行うらしいンですが、愛媛でタレを買ってましたンで冬の夜、暖かく楽しみました。

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★明日は「栃木県佐野市」への訪問記です★

(参考リンク)
★「愛媛のいもたき完全ガイド」デジタルシティえひめ・ポータルサイトHP
http://www.dcity-ehime.com/tokusyu/
imo.asp?P_MODE=1&P_TMOD=15

★「秋の風物詩・いもたき」NPO倫理生活指導センターHP
http://www.rinkun-wa.com/~kjol/chiiki/0909.htm

(東北と愛媛だけじゃ無く、かつては全国的に行われてた習慣でしょうナ。)

こんなモンを東北地方では売ってます。よほど芋煮が好きナンですねぇ




| 2010.01.28 Thursday (08:11) | 愛ある愛媛いい予感 | - | - |
079 【お鍋料理02】河童センセのピェンロー鍋


世の中には可愛らしいキャラクターも居るモンです。妖怪ナンですが・・

舞台美術家の妹尾河童と云う先生が居らっしゃる。今やエッセイストや作家と言う方が判り易いかも知れませんナ。勿論お会いした事は無いンですが、あるエピソードによって我々寄席芸人の興味を引き続けている先生ナンです。

寄席芸人と云うのはソレゾレ独自の芸名を名乗って居りますが、これは師匠から与えられたモノが普通でございます。一見苗字に見える上の「屋号」と、下の「名前」ですナ。一部の改名好きと違い、普通は長いコト同じ芸名です。

ですが同じ芸名を長いコト名乗って居りますと、ソレがすっかり肌に馴染んでしまいまして、本名よりも余程自分に近く成ってしまいます。私らは極端な話芸名で選挙に出られる訳でして、云わば「通り名」として認められてるンです。

ですから改名襲名するのはナンとも面倒極まるコトでして、せっかく馴染んだ名前を変えるのは自分自身を捨てる様に辛いモンなんです。私メも真打ちに昇進した時に襲名しただけです。前の名前が一門伝統の前座名でしたから。


河童センセ伝来の「ピェンロー」。ナンだか塩味の「出前一丁」みたい

さて妹尾先生は本当の名前が当然別に有りまして、「河童」と云うのは筆名だったらしいンです。ですが「河童」と云う名前で世間に知られ、舞台芸術で海外にも知られる様に成りますと、本名と筆名との乖離に悩んだそうですヨ。

そこで本名と筆名との乖離問題を解決する為に、妹尾先生は家庭裁判所に出かけまして、「河童」を本名とする承認を求めたそうですナ。普通はヘンな名前を普通に直す為に改名するのに、普通をヘンな名前にするとは何事か!!

家裁の承認の下りる筈は無く、そこを作家らしく珍妙極まる上申書の提出で裁判官を笑わせ納得させて、承認を勝ち取ったそうナ。本名と芸名の乖離に私メも多少は悩んでますが、将来「鯉風」と云う芸名を本名に出来るかなぁ。

その河童先生が著書で紹介されて居た、「ピェンロー(偏炉)」と云う中国は広西省の鍋料理を嫁サンが作って呉れました。詳しくはリンク先に任せますが、私ぁごま油の風味が強いンで「出前一丁」を思い出してしまったンです。

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★明日は「四国・愛媛県の鍋料理」を作ってみます★

(参考リンク)
★「妹尾河童さんによる旨すぎる白菜鍋」レシピサイトぷちぐるHP
http://oisiso.com/pyen_ro.html
★「ピェンローの作り方」おおたに庵へようこそ!HP
http://homepage3.nifty.com/ootani/kitchen/pi.html

(ご家庭で白菜が大量に有る時にお作りに成って見てはどうでしょうカ?)




| 2010.01.27 Wednesday (07:56) | その他イロイロよ | - | - |
078 【麺類色々04】海峡を越えて札幌ラーメンはこう成った


青森市では常識の「味噌カレー牛乳ラーメン」。今回はチルドで我慢・・

さて北海道に別れを告げ、再び青函トンネルに挑む私メなんでございますが、流石に行きほどのワクワク感はございませんなぁ。むしろ前夜の寝台特急の影響か、海峡特急のダイヤが乱れ捲くってる方が心配ナンでございますヨ。

車掌さんはしきりに「接続列車はチャンと待って居りますので、どうぞご安心下さいませ」と車内放送してますが、正直不安な人も多いンでしょうネ。尤も私メは青森駅で一旦下車のつもりナンで、多少遅れても構わないンですが。

さて無駄に長い青函トンネルを抜け、本州に無事に生還致しましたが天気が悪く成ってる。青森駅に近付く頃には黄昏時、かつ横殴りの大みぞれ。風で破壊された傘が転がってるよぉ・・。この天気じゃ、駅から外へ出られないヨ。

それでも蛮勇を振り絞って街へ出たモノの、とてもとても前を向いちゃ歩けません。仕方ないンで駅近くの地元資本のデパート・中三(なかさん)青森本店へ逃げ込み、お天気の回復を待ちながらヘンなモン捜しでも致しましょうヤ。


確かこのカレーの香りは、台湾で嗅いだ事が有るぞ!!ナンだったけか?

暖かくて濡れないのはとても有難い事で、しかも(私メにとって)興味溢れるヘンなモンが沢山並んでると来ちゃもうパラダイス!!ヘンに興奮しながら私ぁ見て廻ってますンで、傍から見たらさぞ異常な行動に見えてる事でしょうナ。

だがお天気の回復は望みが薄く(予報士じゃ無いンだから判らんヨ・・)、南へ下る帰りの列車の時刻も有って、噂に聞いた「味噌カレー牛乳ラーメン」なる不思議なモンを食べに行く事は結局出来ませんでした。駅前らしいンですが。

一体どう云う訳かは全く知りませんが、青森市内の札幌ラーメン屋で異常な進化を遂げたモノらしく、むしろ札幌ラーメンと云うのは「カレー粉入り」「牛乳風味」が当然と青森市民は思っていたらしい・・と無責任な噂で聞きました。

涙を呑んで私ぁ八戸行き・新幹線接続列車に乗り込んだンでございますが、来年には東北新幹線が新青森まで伸びて来るらしいンで、いつか改めて挑戦しようと、青森名物シャイニーのアップルジュースを呑み乍ら誓う私メでした。

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★明日は「中国・広西省の鍋料理」を作ってみます★

(参考リンク)
★青森味噌カレー牛乳ラーメン普及会HP
http://www.misokare-gyu.com/modules/tinyd0/
★「味噌カレーラーメンmilk風味」こだわり麺工房高砂HP
http://www.takasago-mejya.net/SHOP/TMR-05.html

(どうして地元の人は、あの大みぞれの中を平気で歩けるンだろうか?)
       
こんなノも買ってみました。にんにくも今じゃ青森の名物だからねぇ・・




| 2010.01.26 Tuesday (08:00) | 遥かなる青森・秋田 | - | - |
077 咸臨丸、北の大地の始発駅の沖に沈む


木古内駅近くの浜辺より、海峡越しに津軽半島を眺める。画面左がそう

さて木古内駅から街へと出てみたンでございますが、幸い雪は降っておらずそれ程積もっておらず、歩き易くて有難い。とは云え気を抜きますと、スッテンコロリっと華々しく転んじゃうンでございますが。ま、ソロリソロリ参りましょう。

駅前ロータリーからソロリソロリ歩いても、四〜五分で津軽海峡に出てしまいます。海の向こうに薄っすらと見えるのは、青森県の津軽半島と下北半島。この広い海峡の真下に良くぞ、あの長いトンネルを掘ったモンだ。凄い凄い。

入門前、バイクで北海道をグルグルしてた頃に私ぁこの街を確かに通ってる筈ナンですケド、ど〜しても思い出せません。コリャ忘れたと云うよりは、憶えなかったンでしょうナ。ならば今回はチャンと覚えて帰れる様に致しましょう。

地元の人に「この近所にお店は無いか?」と尋ねると、「ドコから何しに来たんだ」「東京からフラフラしに」「東京からフラフラしに!!・・咸臨丸がココに沈んでるンだぞ」「ほぉ咸臨丸が!!」。要約すると、大体こんな会話を致しました。


同じ浜辺から函館方面を。左の白い所の沖に咸臨丸が沈んでるらしい

咸臨丸と云えば幕末の頃、勝海舟サンを船長にして太平洋を渡った幕府の機帆船じゃございませんか。尤も勝海舟サンは激しい船酔いの為に、船長らしい事は殆どしなかったと聞いて居りますが・・。教科書に載ってた舟だ。

戊辰戦争の時、どうしても納得出来ない幕府方の面々を乗せて江戸沖から脱出し、清水港海戦で薩長土肥に敗退して捕獲され、その後始末を巡って山本長五郎(清水の次郎長)が知られる切欠に成った、講談とも縁の有る船。

そして新政府の徴用船として明治四年、北海道開拓に赴く旧士族を乗せて航行中に、木古内の沖であえなく沈没したンだそうですヨ。実際に咸臨丸の錨も見つかったそうでして、そうか、あの咸臨丸はココに沈んで居たのか・・。

ちなみに旭川資本の旭友(きょくゆう)と、札幌資本のラルズが有りましたンで私ぁ存分にヘンなモン捜しを楽しみましたが、最初に自分で決めたケジメとは云え、折角来たンですから、もう少し先へ行きたかった私メでございました。

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★明日は「青森県青森市」への訪問記です★

(参考リンク)
★木古内観光協会HP
http://kikonai-kankou.com/
★「我がまちづくり観光」木古内町観光協会HP
http://kikonai.hp.infoseek.co.jp/kikonai.files/frame.htm

(北海道に来たら当然の様に、私ぁ「ホッケフライ」に嵌ったンです・・大好き)

北海道の「紅しょうが」は刻んでない、丸の儘の色付け生姜ナンですヨ




| 2010.01.25 Monday (07:06) | あずましいネ北海道 | - | - |
076 ここは北の大地の始発駅・木古内


特急スーパー白鳥の車内にて。一番深い所で海面下240mだそうナ

どうやら人は突然旅立ちたくなる様でございます。一体ナニが呼んで居るか判らないけれど、兎に角行かねば成らない事が有る。「止めて呉れるなお母サン、背中の銀杏が泣いて居る。男・鯉風はドコへ行く」的な衝動ですナ。

今回の私メの衝動は「青函トンネルをくぐりたい」と云う、全く不可解なモンでございます。理由はございません、只々なんとなく世界最長の青函トンネルをくぐりたく成っただけナンです。それ以上ドウにも説明の仕様ございません。

でも大抵は何らかの事情でソノ衝動は果たせないモンなんですが、折悪くこの時私メは激しく暇でして、当然「ソンならイッチョ行ってくんべぇ」と成った訳でございます。「そうだ、男・鯉風は北へ旅立つのだ」ナンかイイですなぁ。

でも幾ら私メが暇だと云っても、青函トンネルをくぐって北の果て稚内まで行く訳には参りませんので、「青函トンネルをくぐって最初の停車駅で引き返そう」と自分自身のケジメを決めた訳でございます。さぁ切符の手配だ、旅仕度だ。


JR北海道・津軽海峡線の木古内駅。数年後には新幹線も停まるらしい

特急スーパー白鳥1号は青森駅で進行方向を変え、津軽海峡へ向けて突っ走ります。が、車内はナカナカ大騒ぎ。ナンでも前夜の札幌行き寝台特急が大雪で途中で打ち切りに成ったらしく、大勢がこの特急に流れて来たらしい。

この先の手配について、車掌サンは平身低頭丁寧な言葉で説明するのに忙しく、見ててナンとも気の毒でございました。天候に逆らえないと判ってても、寝台特急の乗客の積もり積もった鬱憤をブツける先は可哀相な車掌サン。

それでも合間に青函トンネルの説明を車内放送で行い、他の乗客を楽しませて呉れた車掌サン、ホントお疲れ様でした。こう云う人の懸命な勤勉により、世界に誇る日本の鉄道は維持されてンですなぁ。真面目さを見習わねば・・。

さて特急は何事もなくトンネルを高速でくぐり抜け、はるばる来たぞ北海道。と云っても一番南の木古内(きこない)駅ナンですが。どうやら結構停まる便だったらしく、函館に行きたかったなぁ。でもコレから木古内散歩が始るのヨ。

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★明日も「北海道木古内町」への訪問記です★

(参考リンク)
★「青函トンネル」JR北海道函館支店HP
http://jr.hakodate.jp/train/tunnel/default.htm
★青函トンネル記念館・公式HP
http://seikan-tunnel-museum.com/

(寝台特急のお客サンもホント災難でしたなぁ。冬の北への旅は大変です)

青函トンネルへの突入寸前、特急の車内から北海道・渡島半島を望む




| 2010.01.24 Sunday (08:04) | あずましいネ北海道 | - | - |
075 なぞの金曜日 第553回放送


音声の出力レベルが「レッドゾーン」に突入しない様に、気をつけないと

2010/01/22() 第553回放送
選曲テーマ 「また寒くなりましたンで、冬の唄」
1曲目:西脇 唯/冬の惑星
2曲目:山本達彦/冬を巡るメモリー
3曲目:Le Couple/冬のめぐり逢い
4曲目:Bross/彼女はNo.1 
(今月の唄として)
5曲目:(今週は臨時コーナー放送の為に無し)
6曲目:サーカス/Our Winter Vacation
7曲目:尾崎亜美/冬のポスター
8曲目:財津和夫/「ストーヴ」
9曲目:槇原敬之/今年の冬

マッキーの唄はイイねぇ、ホント唄は・・。

[番組で読んだ、今週の世界のヘンなニュース]
米マサチューセッツ州発のニュース。当地で三日の間に全く違う三つの罪で三度も逮捕された凄い男が話題に成ってンだそうナ。東アジア系二十五歳のこの男は、まず「免停中の運転」ナド複数の交通違反が発覚したンだそうナ。

さすがに違反キップだけで見逃す訳にはイカン!!と逮捕されますと、男は己の罪を素直に認め、サンザ頭を下げてようやく釈放されたのに、翌日には元の勤務先の銀行口座から約一万ドルも横領してたのが発覚し、二度目の逮捕。

弁護士雇って保釈金を沢山積んでやっと仮釈放されたのに、ナント翌々日に隣り町の元恋人の家に不法侵入して、三度目の御用!!三日間で三度も逮捕されるのも珍しいが、逮捕理由が全て違うのは凄いと面白がられてるらしい。

う〜む凄い、コレほど愚かな奴が世間に居るとは・・。東アジア系としか判りませんが、一体ドコの出身だろうか?一体ドンナ育てられ方したンだろうか?順法意識ってぇのが全く無いンでしょうナ。でもミットモ無い罪ばっかだねぇ。

来週1/29放送は、私メは地方興行の為に番組を休ませて戴きます。代打は福島県「FMいわき」の元エース・関亜希子サンでございます。

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(参考リンク)
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| 2010.01.23 Saturday (08:43) | フラワーラジオ2010 | - | - |
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