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メトロ丸ノ内線・茗荷谷駅からスグの「教育の森公園」は、国立東京教育大学(現在の筑波大、戦前の東京高師)の大塚キャンバスの跡地。江戸時代は、水戸徳川家の分家・守山藩二万石のお屋敷だったトコです
今日は「夏越の祓」、つまり今年も半分終わりですネ。アチコチの神社に茅の輪が設けられ、ドッチから廻れば良いのかナ?と皆が戸惑う日ですが、まず左から。続いて右から八の字に廻り、計三回潜りゃ良いのヨ。
すりゃ今年前半の悪運と穢れを浄められるソウで、元々は宮中の行事として大和時代から行われてたと聞きますゼ。室町時代まで行われてた様ですが・・何時しか廃れ、明治政府が全国的に復活させたンだとか。
駅から教育の森へ続くエントランス(カイザースラウテルン広場)に、ナンとも不思議な彫刻群が!ドイツの方による作品で、一角獣やら怪魚やらナニやらと・・前衛芸術は難しいですが、不思議な存在感が有ります
但し無理が生じた・・と云うのは、夏越の祓は「旧暦七月一日の前日」の行事なのに、「新暦七月一日の前日」に嵌めこんだモノだから、何十日かズレが生じて本来と違う季節。まだ梅雨なのに夏越に成っちまった。
コレを説明し出すと大変ですが、旧暦じゃ四月〜六月が夏、七月〜九月が秋。つまり六月が終わると「夏を越して」秋な訳で、だから秋の前日が「夏越」。因みに今年の本当の夏越は、確か八月の二日だった気が・・。
茗荷谷界隈は水戸徳川家関連のお屋敷が多かった様で、文京区きっての桜の名所「播磨坂」も、その御分家たる常陸府中藩・松平播磨守サマのお屋敷だったトコだとか。桜の季節と違って、今は静かですナ
ま、コレ以上騒ぐのは野暮天で、今年前半の悪運と穢れを浄めねば!昨年一年間は大狂乱の中でしたが、弛まぬ服薬治療と青空療法でソレを強引に鎮圧して、闘病も折り返しの減薬期に入れた今年の前半分。
服薬の副作用で殆どナニも覚えてませんが、苦しいばかりの半年間でしたネ。去年の今頃より心神の具合は遥かにマシですが、無理を重ね過ぎた為に身体の調子が宜しく無い。痩せてくのに歯止めが掛らない。
播磨坂を降りると、徳川将軍家の薬園だった「小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科付属植物園)」。その片隅に明治九年(1876)に建てられた、国の重文「旧東京医学校本館」が移築・保存されてます
ソレでも前に進むしか無く、無理を承知でこのまま頑張るしか無いンでしょう。せめて悪運と穢れを浄め、ほんの一時でも安寧を得たいモノ。だから茅の輪を三回と言わず、三十回・三百回だって潜りたい位の気分。
珍しい「水無月」が有ると聞き、青空療法がてら訪れた茗荷谷。この辺りの鎮守サマは、植物園のお隣の簸川神社サマの筈。滅多に詣でぬお社ですがコレも何かの御縁と、茅の輪をクルクル潜ってみた私メでした。
今は小さなお社ですが、ソレでも文京区最大の氏子数を誇る「簸川(ひかわ)神社」サマは、紀元前473年の創建と伝わるトンでも無い古社。江戸の七大氷川神社の一つで、昔は小石川植物園の場所に鎮座してたとか。明治に成って「氷川」から、同じ音の「簸川」に改称されてます
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★明日は「東京都武蔵野市吉祥寺」への訪問記です★
(参考リンク)
★「歴史と文化に恵まれた緑豊かな区」文京区観光協会HP
★「山の手屈指の閑静な住宅街エリア」小石川ネットHP
★「茗荷谷の生活者による生活者のためのサイト」茗荷谷界隈サイト・ブログ
★「教育の森公園」文京区役所HP
★「教育の森公園〜占春園〜窪町東公園」万歩計HP
★「想い出の東京教育大学」東京教育大学新聞会OB会HP
★「神話空間への招待 カイザースラウテルン広場」茗荷谷界隈サイト・ブログ
★「文京区播磨坂と環三通り」東京坂道ゆるラン・ブログ
★「小石川分館 建築ミュージアム」東京大学総合研究博物館HP
★「文京風景 簸川神社」TRYタウンガイドHP
★「旧暦・新暦とは?その違いとずれとは!」jun smile j ブログ
★「季節の行事 夏越の祓(なごしのはらえ)」暮らし歳時記HP
★「HONMONO 一幸庵」松屋銀座HP
★「一幸庵の水無月」猶しも直しすブログ
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(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(この苦労は全て万全の身体で高座に上がる為、決して負けません)
先日も御紹介したばかりナンですが、六月だけの京都の和菓子で「水無月」と云うモノが有りますヨ。六月祓、すなわち夏越の祓いの日に食べるモノで、フツーは白い外郎に甘く煮た小豆を載せて、氷室から出した氷を模すンですが・・茗荷谷・播磨坂上の「一幸庵」さんのソレは外郎じゃ無く、本葛を使って透明に仕上げた珍しいモノと聞いて、透明な心神に戻って今年の後半に臨みたいと買いに参った私メ。処が・・少し冷えてた方が美味しかろうと、冷蔵庫に入れちまったのが運の尽き。本葛の和菓子って、チョット冷やすと白く濁って風味が悪く成っちまうのを忘れてた・・取り返しの尽かぬ失態で、コウ成りゃ恥を晒してスッキリしようと、情けない画像で失礼致します。今年前半の私メを象徴するかの様な濁りっぷりで、茅の輪潜りの数が足りなかったのかしらん