フェイスブックに加え、ツイッターも始めました。神田鯉風で検索を!
中山道六十九次の首宿(第一番宿)と云えば、江戸四宿の一つとしても知られた「板橋宿」。日本橋寄りから「平尾宿」「仲宿」「上宿」に分かれてますが、中心と成るのが仲宿。この道が京都や北陸まで続いてます
漸く梅雨明けしたのが嬉しくて、青空療法で都内をテクテク歩き廻る私メです。と・・申し上げたいンですが、今月は中旬まで酷い梅雨寒だったのに、下旬に入って晴れ出したのと共に暑く成り・・とても身体が保たぬ。
短期間での気温変動が激しすぎて元気な方でも辛いでしょうに、私メ厄介な症状の連中は暑熱順化が毎年上手く行かず、今夏はソレが特に難しそう。対策と云えばなるべく無茶はせず、木陰で涼風に吹かれる位。
私メの場合はリズム良く歩く事でセロトニンの分泌を促してますンで、梅雨入り前に使ってた日傘を再び開き、木陰を連れてる様なモノと気取ってますが・・所詮ソレじゃ抗し難く、熱中症じゃ無いけど身体がキツイ!
日本橋から仲宿まで九kmと近く、また板橋宿までは江戸御府内(御朱引内)扱いでしたから、宿場よりも岡場所・遊郭としての機能の方が強かった様。今はそんなトコ一軒も無く、活気ある商店街に成ってます
だもんで普段の倍以上の休憩を取り、代わりに歩く距離を半分以下に減らしてます。具体的に言えば毎日十km以上歩いてたのが、梅雨明け前から五km程度・・減らそうとした訳じゃ無く、身体が拒んでますンで。
ソレでも何れは暑さに慣れ、日傘を頼りに元通り歩ける様に成りましょうが、今年の夏は始まりが遅かっただけに短いらしく、漸く暑熱順化出来た頃には残暑と化してる可能性が。何しろ真っ当ならざる身体だから。
ま、ソウ成らぬ様に願うしか有りませんが、板橋平尾宿に在る拙宅の真ん前を通るのが旧中山道。街道歩きのハイク客が上り下りと行き来してますが、夏の間は普段の中高年ばかりと違い、若者の姿が増えます。
平尾宿と仲宿の境界は一番上の画像の辺りですが、仲宿と上宿の境目は石神井川を渡る「板橋」。鎌倉幕府を開いた源頼朝公が、板製の橋が掛かってるのは珍しいと、その儘ストレートに付けられた名前です
学校が休みに入ったから、夏のイベントとして中山道を歩こうと云う集団ですネ。言うまでも無く中山道は江戸幕府が全国を治めるに当たり、その根幹として整備した五つの重要な幹線「江戸五街道」の一つですナ。
中でも江戸と京都を結ぶ東海道と中山道は最重要で、元々あった海沿いの古道を整備した東海道と違い、信州の山中を抜ける中山道は新たに造った道。中でも江戸から板橋を通り、高崎までの間は完全な新道。
もちろん板橋と云う街自体は鎌倉時代以前から在ったンで、何らかの原型は存在した筈ですが、江戸〜京都が東海道だと約五百km。中山道は少し遠回りだから四十kmほど長く、昔の人は十八日位で歩いた様。
中山道から少し東側に逸れ、仲宿のゴチャゴチャした裏通りを進むと突然広い森・・「東板橋公園」が。この公園は小動物が可愛い「こども動物園」が在りましたが、老朽化の為に来年夏まで建て替えしてます
つまり一日三十km。私メも気分の良い日はその位歩きますが、ソレを十八日連続・・とても無理。しかも碓氷峠や和田峠等の、トンでも無く険しい山越えが途中控えてる。ソコを学生達は歩いて行こうと言うのか!
実に若者らしくて宜しいですナ。夏以外なら「京都まで歩きます」と云う中高年のグループを拙宅前で見かけますが、暑い真夏に歩けるのは若者だけ。彼らは多分「暑熱順化」なんて言葉自体を知らないでしょうネ。
或いは京都以外の目的地を目指し、中山道や支道を歩くと云うグループも有り、ソレに感心してお供したいと思う私メ。歩くのは苦じゃ無いけれど、暑さで身体がキツいから無茶出来ぬ。声援だけにしときます。
中山道を軽井沢まで歩き、その先は北国街道を通って石川・加賀市まで行こうと云う「加州大聖寺藩参勤交代うぉーく」の面々も。加賀までの五百km以上を歩き通すのは流石に無理だから、宿場ごとに学生達がリレーして、十三泊十四日でこの幟を繋げるンだとか。板橋宿は大聖寺藩前田家十万石のご本家・金沢藩百万石の下屋敷の在った街ナンで、他所より応援したく成りますヨ。もちろん他の方々も応援してます
(参考リンク)
★「ぶらり板橋」板橋区観光協会HP
★「板橋をもっと楽しく!もっと便利に!」いたばしらいふHP
★「板橋区に関わりない人にはさっぱり面白くない情報を発信していくサイト」いたばしTIMESブログ
★「東京なのにどこかの観光地へ来たみたい!板橋区のおすすめ観光スポット5選!」RETRIP・HP
★「板橋の地名の由来−中山道板橋と橋の変遷」EDO→TOKYOブログ
★「江戸の範囲」ビバ!江戸HP
★「板橋区にある"板橋" 住む場所を考える」暮らしっく不動産ブログ
★「こうぶんしょ館電子展示室39号『中山道と板橋宿』」板橋区役所HP
★「中山道ウォーク−板橋宿はやたらに長い」『美味しい!』が好きブログ
★「こども動物園(東板橋公園内)が7月2日から長期休園。板橋区役所でいろいろ聞いてきた。」いたばしTIMESブログ
★「加州大聖寺藩参勤交代うぉーく2019」同HP
★「世界の美食を鳥新から」鳥新HP
★「仲宿の『鳥新』って思ってる以上に偉大かも・・・という話。」いたばしTIMESブログ
★「板橋グルメマニア第2回イベント 『オトナの社会科見学』 in鳥新 〜史上最強の立ち飲み屋編〜」note HP
(関連する記事)
★「149 【ご近所めぐり06】板橋宿の中心・・仲宿」
★「1305 【名物パン120】桜咲く板橋で『日本元祖のコッペパン』を」
★「1656 【スイーツ105】合格祈願の『大学いも』と四十五年ぶりの大雪・・板橋」
★「1713 【お肉料理50】『スタミナ焼き』と石神井川の桜・・板橋」
★「2081 【今川焼き23】『日本一の鯛焼き』と板橋駅百三十周年」
★「2119 【お肉料理70】昼の石神井川桜並木と『特盛唐揚げ弁当』・・板橋」
★「2120 【お肉料理71】夜の石神井川桜並木と『医学部の学食飯』・・板橋」
★「2175 【スナック55】水戸岡デザインの新・板橋区役所と『フルーツポテチ』」
★「2226 【お米料理184】縁切り榎と縁結びの『おむすび』・・板橋宿」
★「2384 【麺類色々206】変わり行く板橋駅で『オンノカスオエ』を」
★「2470 【スイーツ191】石神井川の桜とナゾのお菓子『リコリス』・・板橋」
★「2500 【今川焼き47】新緑の板橋平尾宿と『いちごクリーム鯛焼き』」
★「2668 【今川焼き55】史上初の積雪と『日本一分厚い鯛焼き』・・板橋宿」
★「2701 【お米料理254】手ぬぐい手ぬぐいあぁ手ぬぐい2016・・板橋本町」
★「2787 【麺類色々240】石神井川の桜2017と『白いカレースパ』・・板橋」
★「2993 【名物パン340】こども動物園と『日本元祖のとろ生コッペパン』・・板橋仲宿」
★「3017 【麺類色々278】大きく変わり始めたJR板橋駅と『珍郎』」
★「3101 【やきそば339】都内最長の桜並木と『チキンチャウメン』・・板橋」
★「3315 【麺類色々337】江戸最大の大名屋敷と『ラーチャン』・・板橋」
★「3317 【お肉料理128】平成最後の新年は「四川の辛い角煮」から・・板橋」
★「3362 【お肉料理129】百三十四年目の大変貌!板橋駅と『もと栄児の麻婆豆腐』」
★「3386 【呑みモン112】都内最長の桜並木2019と『電気ブラン・ハイボール』・・板橋」
(鯉風のお仕事)
★「日本全国へ、『出前講談』にお伺い致します」
★「『フルオーダー講談』を作ってみませんか?」
(京都ばかり考えてましたが、石川県までの北国街道も面白そうです)
空襲で殆ど焼けてしまった板橋宿にゃ、昔のモノが殆ど残ってないのが残念ですが、結構な老舗が残ってますヨ。ソレが一番上の画像の「旧中山道」と云う看板に隠れてしまってる「鳥新 本店小売部」。鳥新は明治二十八年(1895)に商売を始めた、現存する都内じゃ最古級の鶏肉問屋で、仲宿のお店は一見街の鶏肉屋さんですが・・仙台・新潟・大阪にも営業所を構える年商五十億円のスゴイ会社。都内の高級ホテルや料亭等に鶏肉を納めるのが本業で、鳥と名前の付く肉なら世界中から珍しいモノをドンドン輸入してますンで、小売部の冷蔵ケースにゃナゾの鶏肉が一杯!その小売部は地元への奉仕と、世間のニーズを把握する為に敢えてやってるトコで、他所で買ったらエライ値段に成る筈の銘柄鶏で焼き鳥なんかも売ってますナ。そして時折ナゾの商品も生み出してますが、先日から始めたのが鶏肉だらけの「スーパーハイカロリー弁当」で、巨大なチキンカツに唐揚げ・鳥コロッケと揚げ物だらけ。確かにハイカロリーだと呆れますが、老舗らしいのは「熱々で食べて」と注文してから揚げるンで時間の掛かるコト。でもソコは板橋、誰も怒らず気にせずにノンビリと待ってます